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記者会見

民主党小沢元代表裁判の控訴決定をうけて大島理森副総裁ぶら下がり会見

平成24年5月9日(水)14:43~14:50
於:党本部4階エレベーターホール
大島理森副総裁

質疑応答

Q
民主党の小沢元代表の裁判で、検察役の指定弁護士が控訴することを決めました。副総裁の受け止めをお聞かせください。
A

第1審の判決文を読めば、限りなく言わば「クロ」に近い内容であったことは、客観的な事実だろうと思います。したがって、そういうことからして、控訴し、高裁のご判断を仰ぐことになったと思います。
私は、昨日の国会での質問で申し上げたように、政治の場で、民主党の倫理責任、総理の倫理観の問題、小沢元代表の国会での説明責任は、ますますもって必要になってきたと思います。
党員資格停止処分が解除されるお話ですが、それは民主党内のご判断でしょうが、むしろ控訴した状況を踏まえながらも、判断を下すならば、より一層民主党の倫理に対する責任を果たしてもらわなければなりません。小沢元代表の説明責任を、党としても容認し、また、民主党の全体が国民の皆さんから倫理感についての信頼を失っているわけですから、関係ないと言われるかもしれませんが、問責を受けた2大臣の処遇についても早く結論を出さないと、野田総理が政治生命を賭けると言ったこの問題で、充実した議論をする大きな障害になってくるのではないか。ましてや、増税という問題を国民にお願いしなければならない立場からすると、この問題を契機に、倫理観の信頼回復について、今、野田政権、与党に改めて大きな課題が生まれたと言って良いのではないでしょうか。

Q
説明責任を果たすべきとのことですが、自民党はこれまで、小沢元代表の証人喚問を求めて来ました。今日の控訴を受けて、どのように対応されますか。
A

当然に、改めてこのことは求めなければなりません。それも強く求めていかなければならないと思っています。

Q
小沢元代表の党員資格停止の解除が、昨日決定されたばかりで、今日控訴されたということで、何故一日待てなかったのかという声が、与野党問わず上がっているのですが、大島副総裁としては、どのように見てらっしゃいますか。
A

ですから、民主党の倫理観が問われていますよということを申し上げているのです。他党の党内手続きに関して、あまりあれこれ申し上げたくはありませんが、やはり今日の判断を見てから、こういう重要案件で政治生命を懸けるという時ですから、そういうものが進んでいく環境を作るところから、野田さんは政治生命を賭けなければいけないと昨日強く申し上げたわけです。ですから、民主党の倫理観を国民の皆さんが厳しく見ていますよ、と昨日申し上げた。そのことがますますもってそのような状況になってしまった。控訴するかしないかも最終判断をした上で、そういう総合的な判断をした方が良いだろうと思いますけど、既に行ってしまった。その後、どうするのか、私はわかりません。繰り返すようですが、この大変大事な論戦をしなければならないときに、改めて、野田総理、総合的な民主党と今の政府の、そしてリーダーの倫理観が問われています。政治生命を懸けて、この問題に決着しなさい。あるいは2大臣の問題についても、政治生命を懸けて決着したら良いじゃないですか。このまま放っておくと、政治生命そのものがあらゆる障害を生み出す可能性がありますよということを強く申し上げておきたいと思います。

Q
輿石幹事長が党員資格停止解除したことは変わりない、そのままにすると表明されましたが、副総裁のご所見をお聞かせください。
A

だとすれば、ますますもって民主党全体として小沢元代表に証人喚問に出て、堂々と説明してくださいと言うことが義務じゃないでしょうか。責務じゃないでしょうか。そういうものを含めて、民主党全体の倫理観責任が問われていますよということを申し上げています。