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記者会見

大島理森副総裁ぶら下がり会見

平成24年1月17日(火)10:35~10:42
於:党本部4階エレベーターホール
大島理森副総裁

質疑応答

Q
昨日の民主党大会で、野田総理は、消費税増税について「この法案をつぶしたらどうなるか」と発言し、自公を強く牽制しましたが、大島副総裁の受け止めをお聞かせください。
A

法案もまだ提出していない段階で、このような他の政党、あるいは国民に向かって恫喝する発言は、許せないことではないでしょうか。その理由の一つは、協議をしようとこのように申し上げている、その内容は、まったく反故にしてもいいというふうにしか聞こえません。
また、閣議決定をして法案を提出していないのに、法案が通らなかったら云々という話は、政治のイロハがおわかりにならない、まさに憲政の常道に違反し、我々の言うことをみんな聞け、国会の議論はいらない、何でも私の話を聞けという、憲政の大道でもなければ、大局でもなければ、常道でもない。何をそんなに強気な、恫喝的なお話をされるのか。それはむしろ党内向けに発言しているのではないかという感じがしました。
我々は、あくまでも、憲政の常道、正道に立って、この重要な国民の皆様方の税をいただく大事な法案、議論ですから、マニフェストにないことをおやりになるのであれば、もう一度、それを作り直して、国民の皆さんに信を問う。さもなくば、堂々と国会に法案を提出して、そこで議論して、そしてそのうえに立って、どういう対応をするかということが生まれてくると思います。冒頭から、私たちの言うことを聞け、さもなくば、解散だと言うなら、堂々とその解散をおやりになればいいのではないでしょうか。いささかどころではない、国会軽視、憲政の常道を無視、恫喝する行動は野田さん、あなたには相応しくないと申し上げたいと思います。

Q
野田総理は、野党を強くけん制する発言をする一方で、与野党協議を呼び掛けていますが。
A

底が見えたという感じです。

Q
普天間移設問題について、田中防衛大臣が自らの「年内着工」発言を撤回しましたが、大島副総裁の受け止めをお聞かせください。
A

沖縄県民の皆様方が、この2年間、今の政権に振り回されっぱなしで、県民の本当に日々、悩んでいる姿に、この民主党政権は一体、まじめに、真剣に取り組もうとしているのか。先般の防衛大臣も不適格、新任の防衛大臣も最も大事な沖縄県民との信頼を、このようにまた傷つける。そういう姿に、野田総理の任命責任が問われる状況ではないかと思います。野田総理の頭には、消費税増税しかなく、あとの国策に関する基本的な問題は、どうでもいいという人事だったということが明確になったと言わざるを得ません。我々は、そういうことを基本にして、通常国会において、経済、外交・防衛、国際金融、社会保障のあり様を徹底的に議論していかなければならない。その大きなポイントのひとつだと思います。

Q
たちあがれ日本が参議院において、自民党の会派に合流する意向のようですが。
A

たちあがれ日本の皆さま方が、そのような方向であるということを伺っていますが、志を同じくする方々が一人でも、それは多い方が良いわけですから、しかと受け止めてまいりたいと思っています。