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記者会見

鹿児島3区補選 宮路和明氏当選確実の報をうけて
安倍晋三総裁記者会見

平成24年10月28日(日)22:00~22:10
於:党本部平河クラブ会見場

冒頭発言

(役員会の内容説明)
安倍晋三総裁

鹿児島3区による補欠選挙において、わが党の宮路和明候補が当選確実となりました。このわが党の勝利、そして公明党推薦によるわが候補の勝利は、約束を果たそうとしない不誠実な野田・民主党政権に対して、はっきりと国民が「ノー」という意思表示を示したものであります。「解散総選挙によって国民に信を問え」との国民の声を、野田総理は真摯に受け止めるべきであります。

質疑応答

Q
共同通信の鈴木です。今回の補選は衆院選の前哨戦と位置付けていたが、政党支持率に比して思わぬ苦戦であった。これは鹿児島3区独自の事情によるものとお考えか。
A
選挙ですから、色々なことがあります。投票箱が閉まるまで、選挙というのは身を引き締めていかなければならないという教訓としていきたいと思います。
Q
NHKの内田です。今回の選挙を受けて、明日から臨時国会が開会になるが、国会への対応は選挙結果を受けてどうなっていくのか。野田さんに対して「約束を果たせ」とのことだが、解散の時期について、総裁は年内とお考えだが、その時期も変わっていくのか。
A

今回の選挙結果は、野田政権が国民から信頼を完全に失った結果であります。総理大臣であるのだから、約束はきっちりと果たしていかなければならない。先の総選挙におけるマニフェストもそうでありますが、先般の自民党・公明党・民主党の三党合意、そして先の三党党首会談における総理の対応、これら全てに対して国民が審判を下したわけであります。我々はその上に立って、国会でさらに総理に対して約束を守るように国民との約束を守り、国民の信を問うべきであるという主張を堂々としてまいります。

Q
NHKの内田です。明日からの臨時国会における所信表明について、参院側はやらないとのことだが、衆院側での対応は。
A

参院側においては、全野党一致して問責を決議した中において、その問責決議を受けた総理がこれから未来に向けて何をやる、それを述べる所信を聞くことはできない、つまり聞くに値しないという判断を下したわけです。それは当然の判断だと思います。衆議院においては、我々はどう対応すべきか、これから公明党はじめ野党とも相談していきたいと思っています。

Q
時事通信の近藤です。鹿児島補選について、総裁も応援に入るなど自民党も総力戦で臨んだが、これほど接戦になった理由についてはいかがお考えか。
A
これからよく分析をしてみる必要があります。選挙というのは、選挙戦を戦っていくにおいて状況は日々変化していくわけであって、気が緩んだ方が負けると言われているわけであります。そういうことを含めて、我々は反省すべき点は反省し、来るべき総選挙に備えていきたいと思っております。
Q
毎日新聞の佐藤です。今回民主党が負けたということで、解散に踏み切る意識が下がると思うが、その辺の影響についてはどうお考えか。
A

当然、この結果をどう受け止めるかということについては、総理は、今までの総理の姿勢が間違っていたと反省すべきなんですね。国民との約束である「国民に信を問う」という総理の約束を果たさない姿勢について、国民はノーを突き付けたわけであって、政治への信頼、また総理自身への信頼を取り戻すのであれば、その約束を実行すべきであろうと思います。この結果に恐れをなして、その約束を反故にしようとするのであれば、これは言語道断です。さらに総理自身、政治自体に対して、国民は信頼を失っていく結果になっていくだろうと思います。

Q
朝日新聞の小野です。今回の選挙区は原発立地の地域だった。原発の是非も問われた選挙だと思うが、今回の結果はどのような影響があるとお考えか。
A
原発については、私も現地に入って演説をしたわけでありますし、現地に入って様々な方とお話をしたわけでありますが、この原発自体にはあまり大きな争点になっていなかったという認識を持っております。
Q
毎日の佐藤です。今日、幹部の方々がお入りになったのは選挙の対応もあるとは思うが、明日以降の日程に関する姿勢のすり合わせについては。
A
明日以降の我々の対応については、すでに自民党執行部あるいは参議院側も含めて自民党執行部において対応を協議してきております。当然、友党の公明党とも協議を進めてきておりますが、当然明日の本会議までには決定をしていきたいと考えています。
Q
毎日の佐藤です。今日までに決定したことは何か。
A
今日の段階で完全な決定ということではありません。