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記者会見

安倍晋三総裁 ぶら下がり会見

平成24年10月1日(月)16:37~16:45
於:党本部4Fエレベーターホール

質疑応答

Q
野田改造内閣の顔ぶれを見て、受け止めを。
A
外交・経済、国難ともいえる状況ですから、それぞれ適切に対応してもらいたいと願います。しかし、「近いうちに解散」という約束を総理がしておりますから、幕引き内閣ということなのだろうと思いますね。
Q
野田総理は党首会談において、赤字国債や選挙、国民会議について自公の考えを聞きたいと会見で述べているが、総裁はどのような考えで会談に臨むのか。
A

党首会談においてですね、当然議会政治ですから、与党と野党の第一党が話し合いをしていく、当たり前のことなんですが、この話し合いをしていう上において大切なことは信頼関係なんですね。約束をしてもそれを守らないというのであれば、話し合いをすること自体が虚しくなるわけです。谷垣総裁と野田総理は近いうちに解散と、8月8日に約束を交わしたんですね。まずその約束について確認をしたい。その上においてですね、これから処理すべき法律法案等について話し合いをして行きたいなと。

Q
その解散時期について、野田総理は言及しないと言っているが、総裁の考えは年内と言うことで良いか。
A

まずですね、近いうちに解散をするという約束が8月8日に交わされたと。この事実についてもう一度確認をすると。その中に置いてですね、常識で考えなければいけませんけれども、その常識についてですね、お互いに認識をともにしていきたいと思います。

Q
臨時国会の開催時期について、党首会談次第でいつ開くか検討すると言っているが、臨時国会の開催時期について総裁はどう考えているか。
A

それについてはですね、公明党の山口代表ともよく相談をしていきたいと思いますし、野党全体における考えも聞く必要があるでしょう。その上において、処理する法案も勘案をして、党首会談において話をして頂きたいと思います。

Q
オスプレイが今日、岩国基地から沖縄に向かったが、この間の政府の対応と、これから政府がとるべき対応についてお考えを。
A

当然政府として、オスプレイについて、安全性について当然地元の方々に説明していく責任がある。政府が国民から、あるいは地元の方々から信頼を失ってしまっている。説明の声が届かないという問題点があると思います。その中にあっても、説明をする責任から逃れることはできません。安全性について、そしてオスプレイの能力について、わが国の安全保障にどのように貢献するかについて、また、オスプレイが代替するヘリコプターとの安全性の比較について、政府がちゃんと、誠意を持って説明していく必要がある。政府はその努力が足りないのではないかという気がします。

Q
田中眞紀子さんについて、小泉政権時代に色々な問題があって更迭という事態になった。今回の人事をどう受け止めているか。
A
私も当時、官房副長官でありました。色々な思い出がありますね。しかし今日、大臣に就任されたばかりの方でありますから、コメントは述べるべきではないと思います。
Q
今回の内閣改造や民主党の人事を見ると、解散先送りの人事ではないかという懸念が高まっているが。
A

まず、「近いうち」という約束を果たさない、これは国民との約束ですから、解散します、信を問いますということですから、これを果たさなければ、内閣はもたないんだろうと思いますし、この新内閣のメンバーに対しましてもですね、わが党の論客の皆さんが手ぐすねひいて待っているという状況ですから、論戦を通じてですね、当然問題点も明らかになってくるんだろうと思いますが、そもそもですね、最初にまず、野田総理との会談、近いうちということについて確認を取り、常識の範囲内というのはどういうものなのかということについて、認識をともにしたいと思います。

Q
本日総裁経験者の方をまわって挨拶をされたが、具体的に示唆に富むアドバイスはあったか。
A

皆さまから三点、ご指摘をいただきました。まず第一点は総裁の役割は政権を取り返すことだと。そして二つ目に、政権を取り返して、外交安全保障、これを建て直していくことであると。そして三つ目は、健康管理をしなさいということでした。

Q
河野談話について、総裁選の中で見直しに言及していたが、今日の河野さんとの面会で話題に出たのか。
A
中国を含め、北東アジアとの関係は重要ですよというお話はいただきましたが、談話についてのお話はいただきませんでした。
Q
党の論客が手ぐすねひいて待っているとのことだったが、党首会談の内容次第だとは思うが、国会審議の拒否については慎重な考えなのか。
A

まず党首会談の上において、先程申し上げました最低限のお互いに守るべきことがありますね。お互いの信頼関係がなければ、党首会談をしても意味がないということになってしまいます。まずそのことをしっかりと確認しなければならないと思いますね。

Q
今回の野田改造内閣について、どういう点が国民から受け入れられないとお考えか。
A
私は受け入れられないとは一言も言っていません。
Q
総裁から見て、こういう点が国民から評価されないんだろうなという点はあるか。
A

最初に申し上げた通り、国難の時期ですから適切に対処していただきたいと思いますね。同時に、先程申し上げました通り、近いうちということでありますから、幕ひきということであろうと。それをそれぞれの方々が自ら幕をひく、これはこれからのことなんだろうと思います。

Q
森元総理と会った際、今後の党運営・派閥運営にはどのようなアドバイスがあったのか。
A
そういうような党の細々した話は一切ありませんでした。最初に申し上げましたように、総裁が中心になって、党が一致結束をして、そして総裁選挙が終わったんだから、森先生はラガーマンであられるので、ラガーマンらしくノーサイドで一致結束して、総選挙に勝利することが君の仕事だということでした。そして勿論、外交・安全保障を建て直していく必要があるということでした。