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記者会見

自公党首会談並びに問責提出について
谷垣禎一総裁ぶら下がり会見

平成24年8月28日(火)17:57~18:02
於:参議院3F参議院自民党議員会長室前

質疑応答

Q
党首会談の内容を。
A
自公で党首会談を開きまして、今日、問責決議案を自公両党で6時に提出しようということになりました。理由は、主旨は色々なことを書いておりますが、内政・外交両面に渡って、今の野田政権が事態を掌握して国政を進めていくのは限界に来ているということであります。そういうことを自公両党で合意致しました。
Q
野党の中にも「共同提案に乗れない」という党があったようですが、これからどのような働きかけをするのか。
A
これは脇国対委員長が今、七会派の国対委員長と折衝中です。脇さんにお任せしたいということです。
Q
問責が可決した場合、今後の国会の中で議員立法については審議を継続していくとのことだが、その辺りはどうか。
A
これは色々な性質のものがありますのでね、色々な性質に応じて考えていきたいと思います。
Q
総理問責というのは非常に重いものだと思うが、改めて谷垣総裁にとって、今回の総理問責はどのような意味合いがあるのか。
A

先程申し上げたことに尽きるんですね。内政面におきましても、上げればきりがありません。要するに、党として統一の意思の下に行動ができているのかどうか。国会運営なんかを見てもそうですね。そういうことでは、内閣としてこの法律を通してやっていこうというのに国会が機能していないことが多いですね。外交に関しましても、鳩山政権以来この問題が積み重なったことがありますが、全体の日本外交の骨組みと言いますか、基礎がガタガタになっているということではないかと思います。もう野田政権でこれを建て直すことは極めて難しい状況に来ていると見ておりますので、問責を出す機は十分に熟していると思います。

Q
問責が可決された場合、野田総理はどのような行動をとるべきだとお考えか。
A
それは野田総理がお考えになることですね。国会も色々案件がありますから、これを受けて、これを解決するためにはどうするべきか。ボールは野田さんの所に行っているのではないかと思います。
Q
今日の問責を「近いうちの解散」とどう結び付けるのか。解散戦略をどう練っているのか。
A
客観的に言えばですね、将棋に例えますともう詰んでいるんです、ほとんど。
Q
与党の中には、問責が可決されれば、党首会談で約束されたこと、「近いうち」ということも含めて「事実上なかったことになる」と主張されている方もいるが、これについては。
A

そうは考えません。要するにですね、今与党が一番分かっておりませんのは、例えばこの前の税と社会保障の一体改革でもですね、衆議院480議席ですね。241議席以上与党が持ってやられたのなら、それは我々特に何を言わんやです。しかし実際は218ですか。私ども自公両党が、要するにそれをサポートしたからできたんです。何も野党は私どもだけではありませんから、他の野党と協力することもあるでしょう。しかし今の内閣は、何かその道を真剣にお考えにならなければ、進んで行かない状況だと。その基本認識があるかどうかということでですね、全部それを壊すというお考えであれば、それは愚劣なお考えではないかと思いますね。

Q
当初29日、明日にも提出と言われていましたが、今日出すことになった理由は。
A
今晩、6時にということであります。
Q
前倒しについては、選挙制度改革法案の強行採決とは関係があるのか。
A
特にそういうことは考えておりません。
Q
不信任案についても一任を受けていたかと思うが、不信任の扱いについては。
A
今日はまだ協議しておりません。
Q
問責が可決されれば、参議院で特にそういう声があると思うが、「国会の会期が閉じて臨時国会になれば、野田総理をお迎えするわけにはいかない」という声があるが、その点についてはどのようにお考えか。
A
そういう考え方があるのは事実でありますし、これは無理からぬ考え方だと思います。