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記者会見

谷垣禎一総裁 ぶら下がり会見

平成24年2月21日(火)17:30~17:38
於:党本部4階エレベーターホール
谷垣禎一総裁

質疑応答

Q
先程、政権構想会議の顧問会議が行われましたが、どのようなお話がありましたか。
A

これから、公約作りもいよいよ大詰めに入りますので、我々野党になった時に、新しい綱領を作りまして、わが党の一番の基本はそこで固めましたが、もう少し砕いたものと言うか、演説に使うと言っては何ですが、我が自由民主党の政治の基本姿勢、むしろ私が総裁をやっている間の基本的政治の取り組み方をまとめてみようかと思いまして、顧問会議でご議論いただいたということです。

Q
首相経験者の2人が出席されていましたが、具体的にはどのようなお話がありましたか。
A

綱領に書いてあることは、一つは自助、共助、公助というものの仕分けが大事だと、やはり自助、自立する者、できるように持っていく、それを大事にしていくということをめぐって議論しました。

Q
安倍元総理や麻生元総理からは、どのような意見がありましたか。
A

個別の議論はしない、言わないことになっています。

Q
党運営に関するアドバイスのようなものはありましたか。
A

よもやまの話がありましたか。フランクな議論するということは、一端は言わないということです。

Q
伊吹文明政権構想会議座長は、先日の志帥会の会合で、総裁が党本部にいることに対して批判されましたが。
A

派閥は派閥、政権構想会議は政権構想会議ということです。

Q
いつ頃をメドにまとめようとお考えですか。
A

来週までにまとめたいと思います。

Q
本日、特例公債法案が国会で審議入りしましたが、これに対する自民党としての姿勢をお聞かせください。
A

特例公債法ですが、これはもう少し議論していかなければいけません。昨年と事情が違うところもありますし、同時に今度は交付国債みたいなものをやっていくという、大変、筋の通らないことをやっていたり、いろいろなことがありますので、その辺をよく分析したいと思います。

Q
選挙制度や郵政の協議が行われていますが、自公で若干、意見の違いが生じていますが、総裁はどのようにお考えですか。
A

若干違いがありますが、また自公でよく協議していこうということです。

Q
来年度予算に対する対応をお聞かせください。
A

それは今、政調で議論してもらっていまして、明日、多分、そのことで林芳正さんが相談に来られると思います。

Q
森・元総理など、派閥の領袖から執行部批判が出ていたと思いますが、本日の会合によりそれが解消されるとお考えでしょうか。
A

かねがね私の標語は、どんなときでも口笛を吹いて行こうと思っていますが、まさに今がその時だと思っています。

Q
基本的な考えをまとめるとのことですが、内政、外交も含まれますか。
A

一番の基本は、綱領に書いてあります。それをもう少し船中八策ではありませんが、何項目かに書くとどうなるかなということです。

Q
マニフェストに反映されていくものですか。
A

今まで進めているものとは、ほぼ方向性は同じですが、マニフェストと言うと細かくなるので、大骨みたいなものは、演説など要るのではないかと、それの方がわかりやすいと思います。

Q
郵政については、公明党から積極的に取り組むべきとの声がありますが。
A

自民党も積極的に取り組んでいますが、今日は石原幹事長がおっしゃったと思いますが、民営化の基本はそう簡単に譲れないところがありまして、これで選挙をやって、あのとき小泉政権で勝ったわけです。だからいろいろな問題点を見直すのは良いのですが、民営化の基本は譲れないということです。

Q
関連で、株については、すべて売却可能にするということですか。
A

そこらは、基本はそういうことではないでしょうか。今の段階で、制度設計もよくできていないし、経済の不況の折に、冷やし玉がいくらまわるのが、簡単に売れるとは思っていませんが、やはりそういうことと、民営化を目指すという方向性は、自ずと別の話です。

Q
その基本的な考え方は、政権構想会議として発表する形になりますか。
A

そういうことに恐らくなると思いますが、まだ発表の仕方は考えていませんが、基本のものを作るわけですから、政権構想会議として発表することになると思いますが、まだ詰めていません。

Q
ポスターは話題になりましたか。
A

今朝、役員会で甘利さんが、「今日はポスターの話はありません」ということをおっしゃいました。

Q
ドクトリンは、マニフェストよりも先に発表されますか。
A

もう来週くらいに発表できると思います。まだ完全に鉛筆をなめ終わったわけではありません。

Q
政権奪還のための骨太の方針を示すということですか。
A

そうですね。基本的な姿勢、要するに世の中でよく民主党との対立軸は何だというものがありますが、これはとんでもない話で、民主党が自民党の軸に近づいてきたので、そこで譲ってはいけない軸は何なのかということを、はっきりさせようということです。