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総裁記者会見

野党党首会談後 谷垣禎一総裁記者会見

平成23年6月1日(木)17:20~17:35
於:院内第24控室

冒頭発言

谷垣禎一総裁

【谷垣禎一総裁発言】

今日3時から党首討論が行われまして、私の方から「菅さんは総理をお辞めになるべきである」。その理由は、4つの不信という表現をいたしましたが、国内・海外あるいは、行政機関それから与党・野党含めて、特に与党の中で、菅さん、信頼がないではないか。そういうことでは、こういう非常時に、危機を国民の心を一つにして乗り切ることができない。政治空白の恐れと言われていますが、そのことが衆議院で300議席を超える与党をまとめることができないことが、空白の最たる原因であるということを申し上げ、震災・原発対応の不手際、被災者を十分念頭に置いていない政治対応、政策対応に加えて、国民との契約とも言われたマニフェストの基本構造を取り崩してしまっている。それをどう国民に説明していくのか。それは、3つの大罪という名前で申し上げたわけです。要するに、信なくば立たずという昔からの言葉がありますが、特にこういう災害を乗り越え、国民の心を一つにするためには、どうしてもそれが必要ではないかということを申し上げ、菅さんの存在が妨げになっていると申し上げたわけです。
そして、それと共に菅さんがお辞めになれば、各会派の違いを乗り越えて、この復旧復興のためどのように政治が力を結集していくか。いろいろなやり方が出てくるだろうということも申し上げたわけです。こういう討論を通じまして、私は、菅内閣は退陣すべきだという理由をほぼ明確にすることができたと思っています。また、公明党の山口代表も非常に気迫に満ちた質問をしていただきました。自公で力を合わせまして、そういう姿を浮き彫りにすることができました。
それを受けまして、党首討論の後、山口代表と自公党首会談を開きまして、今日、6時に不信任案を提出するという合意をしました。その後、5時から各野党に呼び掛けまして、ご参集いただいたのは、自公のほか、たちあがれ日本、共産党、社民党で、ご協力を要請しました。たちあがれ日本の平沼代表からは、一緒に不信任案を提出して、一緒に行動するというご返事を頂きました。共産党と社民党に関しては、いろいろ政策的な違いもあるし、ご一緒に共同提案するわけにはいかないというご返事でした。

質疑応答

Q
菅総理のいない民主党との連立の可能性について、総裁のお考えをお聞かせください。
A

先程、最大の空白要因は菅さんの存在と申し上げましたが、私どもは第二党で100議席ちょっとしかありません。衆議院で300議席を超える民主党が、本来であればその後の体制をどうしていくかということを総選挙の有権者の意思からも当然それを担わなければならないと思います。
もしそれがうまくいかない。菅さんの時にも連立の誘いがありました。そのようなことも、結局は復旧復興するために、政党は成り立ちも違うし、政策も一致するわけではありません。もし今のような場合に、党派の違いを乗り越えるとすれば、復旧復興に焦点をあてて、どのような連携ができるか、これはいろいろ議論していかなければならないと思います。

Q
与党内から菅総理にノーを突きつけているのは小沢元代表ですが、彼らの主張は自民党の考え方とかなり隔たりがあります。それでも、復旧・復興では、協力していけるとお考えですか。
A
それはこれからの問題です。どういう方とやるのは、いろいろな可能性がありますので、まだそこのところはこれからの展望です。ということは、成功してからの展望ですので、まだ何とも申し上げる段階ではありません。
Q
自民党・公明党・たちあがれ日本で不信任案を提出することと呼応して、小沢氏を中心とするグループが同調する動きを見せており、国民の目から見れば、結果として、その勢力と連携しているように見えると思いますが、その点について、総裁はどのように反論されますか。
A
それは違います。野党は野党、与党は与党で、私どもは野党の責任として、菅さんの退陣を迫らなければならないということでやっています。党首討論の中でも申し上げたように、菅さんが自分の党内をまとめ切れないという非常に大きな政治の不安定、復興復旧がスムーズに進まない所以だということを申し上げ、そのように考えているところです。ですから、あそこの党の中で、どのような動きがあるかということは、全く別です。
Q
今日、不信任案提出に至った理由をお聞かせください。
A
十分、その機が盛り上がってきたと考えたからです。
Q
それは党首討論があったことも関係がありますか。
A

党首討論もあります。やはり、何度も申し上げますが、なかなか復旧復興対策の進捗が遅いのではないか。皆、それではうまくないなと思っている人はたくさんいるわけですが、皆、どうしたら首に鈴が付けられるかといって、右往左往ばかりしているのが政治ではないだろうと。やはりそういう行動を起こすのが野党ではないか。荏苒(じんぜん)と日を送るのは良いわけではないという判断です。

Q
党首討論の中で、菅総理は、民主党・自民党の若手への呼び掛けもあって、会期延長を考えていると申し上げましたが、総裁のご所見をお聞かせください。
A
これはお互いの信頼感の問題かもしれませんが、苦しくなるといろいろなカードを切ってくるという手法が、今までは菅さんが本当に判断されていたのかわかりませんが、会期6月22日で閉じるかの如き、いろいろな風説と言いますか、情報があり、苦しくなると会期延長だというところに、どこまで信を置くべきかということもあります。 それから、もう一つありますのは、延長したからそれでいいわけではないのです。今日、私が指摘したように、問題はいろいろな復旧復興対策の遅れというものに対して、どういう対応をするのかと問いには、全くお答えがありませんでした。
Q
自民党議員からも、震災を盾に延命を図っているのが菅さんだと言われていますが、菅さんの震災復興についての取り組みについて、どのようにお考えですか。
A
それは今日の党首討論でも申し上げましたが、率直に申し上げて、原発に頭が取られ過ぎていたところが今まであったと思います。原発はもちろん大事です。原発問題の対応全体をご覧になるより、局部をご覧になって対応をされる印象を持っておりまして、全体的な対策に乏しいという気持ちを持っていました。他の震災についても、心が十分入っていないのではないかという印象を持っています。
Q
不信任案を提出することで、国民からそのようなことをしている暇はないと批判が出てきて、政府与党も谷垣総裁の今回の判断をそのように批判すると思われますが、そういった批判に対して、どのように反論されますか。
A

これも党首討論で申し上げましたが、復旧復興をきちっと進めて行くことになると、皆の気持ちが一つになるようなことができなければいけません。皆の気持ちが一つになることは、なかなか大変なことですが、トップリーダーの役割は、基本的にそういうところにあると思います。今のような危機の時はなおさらそうです。それで、私が最初に信なくば立たずと言って、各方面からの不信任と言いますか、信頼のない状況を申し上げたのは、そういう状況では、人の気持ちが結集できない。そして、あの中でも申し上げましたが、何よりも2年前の選挙で300議席を超える圧倒的な議席を得た与党が結束すれば、いくらねじれと言っても、相当なことができるのです。それが全くできない体制になっている。それは、菅さんのリーダーシップの問題だと思います。だからそれが空白の最たるものだと思います。

Q
つまり菅さんの存在自体が政治空白であるという認識を総裁がお持ちになっているということですか。
A
存在自体が政治空白と言うのは、存在自体と言うと哲学的な響きもありますが、菅さんの政治手法が問題の具体的な進展にあたっては、まさに空白状態を作り出していると、少し表現を変えました。
Q
菅さん抜きの新しい体制という話ですが、民主党政権が継続するということを認めるということなのか、自民党に政権を禅譲しろということなのでしょうか。
A
選挙結果というものを前提とすれば、彼らは300議席を持っている。私どもは100ちょっとの議席しかないわけですから、それだけを考えますと、俺たちに政権をよこせということは、通常では言いにくいことです。ですから、民主党がどうするかということに責任があるでしょう。しかし、できないのであれば、「なんだ、君たちできないのか」とばかり我々が言うわけにいきません。やはり、その空白を埋める何かを考えなければなりません。それは当然我々の責務であり、今日申し上げたことも、そういう党派を超えた復旧復興を実質的にどのようにやっていけるかという体制を作っていく責任は当然、我々も担っていかなければならないということです。
Q
仮に不信任案が可決された場合、菅総理以外の人とは大連立などで協力する余地があるとお考えですか。
A
そこまでクリアカットに申し上げられませんが、いろいろなことを考えなければならないということだと思います。
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