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記者会見

谷垣禎一総裁ぶら下がり会見

平成22年9月29日(水)
於:党本部4階エレベーターホール

質疑応答

Q
今日、総裁経験者を訪問された受け止めをお聞かせください。
A
今日は、河野洋平前衆議院議長、森喜朗元総理、小泉純一郎元総理にお目にかかってきました。河野前議長、森元総理から、「参議院で野党が多数になった。これが大事だから、参議院のわが党の結束も、ものすごく大事であるし、衆議院はとかく参議院のことはわからないところがあるから、参議院とよく連携を取ってやってほしい」とか、「その中で野党共闘が必要だ」とか、そういうことについて、今お気づきの点をご指導いただきました。また、小泉元総理からは、日中交渉、尖閣も当時いろいろな問題があり、靖国の問題などいろいろありました。総理時代を思い出して、いろいろな経験をお話しいただいたというようなことでした。
Q
例えば、明日の衆議院予算委員会の集中審議などに向けての具体的なアドバイスはありましたか。
A
緊張感をもって臨めということだと思いますが、とりわけ具体的にこうだというわけことはありません。具体的にと言えば、参議院と連携を良くしろというのは、具体的と言えば具体的ですが。
Q
北尖閣の問題で、小泉元総理との話では、自分の時も同じような件があって、どのような事情があって、このような対応をしたというような話はされたのですか。
A
これはちょっと小泉元総理からお話を聞いたら良いと思います。私から話しにくいこともあります。
Q
小泉元総理からは、それ以外にねじれ国会についてのお話はありましたか。
A
やはりそれは参議院が大事だねといった話がありました。
Q
宮崎県の東国原知事が次回の宮崎県知事選挙に出馬しないとのことですが、総裁の所見をお聞かせください。
A
1期おやりになって、いろいろご判断されたと思いますが。どういうことでそういう判断をされたのか。特別な情報もありませんし、よくわかりません。
Q
今日の午前に、町村信孝元官房長官が辞職願と提出され、総裁から公認証も渡されました。改めて、自民党にとっての衆議院北海道5区補欠選挙の位置付けや勝利に向けての体制づくりなど、総裁のご所見をお聞かせください。
A
これは、参議院選挙で道半ばという表現をしましたが、一応今回の改選に関する限り、第1党という成果は得られました。それはさらに衆議院選挙に向けて、失速しないようにしなければいけないのですが、それに向けて、極めて大きなステップだと思います。特に北海道は、政治とカネの問題に関しては、民主党はいろいろな問題を抱えてきた。特に、今度の補選も、小林千代美前衆議院議員のそういう案件があって、議員辞職をされたのを受けての補欠選挙ですから、負けるわけにはいかない。特に町村さんは、わが党のビッグネームですから、ここで落とすわけにはいかないということだと思います。
どうやって勝ちに結び付けていくかというのは、選挙は地道にやるしかありませんので、地道にわが党の勢力を結集していく。協力できる方々にできるだけお願いすることだと思いますが、要するに、どういうメッセージを出していくかということがあると思います。ですから、1つは、今申し上げたような政治とカネの問題をどう乗り越えていくか。批判も含めてどのように乗り越えていくかということもあります。だけど、それだけではなくて、短期的にもそうですが、中長期に見て、日本をどのような方向に持っていこうとするのか、今の政権は、いろいろ外交関係のハンドリングにせよ、あるいは経済関係のハンドリングにせよ、かなりいろいろな問題点があるわけですので、それに対して、自民党がどのような日本を作ろうとしているのかというメッセージをしっかり出していくことではないかと思います。
Q
今日予定された、補正予算の政策責任者レベルの協議の延期を申し入れたとのことですが。
A
これは、我々の考え方自体は、既にペーパーにしてお渡していますから、それを見ていただければ、我々の考えはわかります。特に、今の尖閣の問題をめぐって、国会をどうしていくかということで、前裁きをやっている中で、今、政策協議で一緒にやっているとか、政策協議を前倒してやっていくことは、与野党間のそれぞれ果たすべき職務がありますから、そこがあいまいになってしまうのではないかということですか。
Q
延期ということでしょうか。
A
延期なのか、どうなのかそこは、当面はそういうことをやる段階ではないということです。