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総裁記者会見

谷垣禎一総裁・大島理森副総裁・新3役共同記者会

平成22年9月9日(木)
於:党本部平河クラブ会見場

冒頭発言

【谷垣禎一総裁発言】

党役員の任期が9月末ということで、従前から9月に人事を行うと申し上げてきましたが、この度新しい執行部を任命させていただきました。私からご紹介申し上げますと、副総裁には大島理森氏にお引き受けいただきました。そして、幹事長には石原伸晃氏にお願い致しました。総務会長には小池百合子氏、女性のわが党3役は初めてということです。そして、政調会長には引き続き石破茂氏にお願いしたということです。このメンバーで、私どもは、これからの国民生活に安心をもたらすような政治を自民党として取り組んでいかなければなりません。今、民主党代表選挙が行われていますが、一方の候補は選挙で約束したことを破るのは嘘つきだとおっしゃった。もう一方の候補は政治とカネの問題で汚いことをしてはいけないとおっしゃっている。どちらも本当のことですから、これが終わった時に、どのような結果になるのか。果たして国民に、極めて不安な社会生活に安心を与える路線を政権がお取りになれるのか、大変疑問に思います。そういうことを考えますと、私どもはきちっとした展望を示しながら、国民生活の明日に道を切り開いてなければなりません。
このメンバーで必ず衆議院選挙に勝利する。そして、統一地方選挙も勝っていく。そして、国民に新しい明日を指し示していくということでなければならないと思います。そのためのベストなメンバー、自民党が政権を奪還した暁にも、必ず自民党を背負っていただける、明日の次世代のリーダーに、3役に入っていただいたということです。私どもは、この体制の下で、私も先頭に立って、一致団結して、目的完遂のために努力させていただくということです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

【大島理森副総裁】

まずこの1年、この場で幹事長として皆さまにお世話になりました。ありがとうございました。
この度、谷垣総裁の下で、新しい自民党のスタートを作るという意味で、副総裁をやりなさいというご指名とご下命を頂きました。私は、総裁を補佐し、党運営全体を見渡していく立場にあると思います。この1年間の党員、党友、そして各議員の皆さまのご議論、この1年間の歩みをしっかり踏まえつつ、今後において、まさに参議院選挙で示されたことですが、わが党の力を結集していくことが国民の期待に応えられる基本だということです。そのことをやらせていただくことが、私の使命だと思っています。石原幹事長、小池総務会長、石破政調会長が、谷垣総裁の下で思い切って仕事ができるように、その環境を作り、そのことに全力を尽くして、自民党が協同して、国民のために働く体制を作るのが私の責務だと思って、全力を尽くして、谷垣総裁の下で働かせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

【石原伸晃幹事長】

この度、谷垣総裁のご指名で、大島副総裁の後を受けまして、幹事長をさせていただく石原です。よろしくお願い致します。
先程もご挨拶で申し上げさせていただきましたが、私たち自民党の立党の原点を忘れてはいけないと思います。政治は誰のためなのか。政党のためではありません。国民の皆さんのためであります。国家のためであります。そういうものが失われつつある状況で、日本の社会で、一体何が起こっているのかということを強く思います。豊かな時代だと思いますが、この円高不況、円高が進むことによって、輸出企業の収益が落ちる。中小企業が苦しい経営になる。そのために株価が低迷を続ける。それに対して有効な手立てを行っているのでしょうか。一国で円を買い支えることはできません。まさに外交力、経済政策に外交力が伴って、言葉を換えるならば、政治力が伴って初めて、この状態に対応することができる。そういうことが行われていない現状を憂い、私たちは、谷垣総裁の下、若い執行部ではありますが、国家国民のためにに全力全精神を傾注して、一心一途、一人一人が一途になって努力すれば、必ず為し得るという思いで頑張らせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

【小池百合子総務会長】

この度、総務会長を拝命しました小池百合子です。党3役初の女性ということで、まさに自民党の多様性、大抜擢を体現する形で、党の最高意思決定機関である総務会の会長を務めさせていただくことになりました。この総務会は、長い歴史があります。総務会において党運営、国会運営、そしてまた各種法案に対しての党としての態度を決めるという会議です。決定までには、自由闊達な意見が行われるわけです。様々な意見を得て、全会一致を旨として、結論を得る。この機関があることによって、国民の負託を得て選ばれて国会にいる私どもの一人一人の議員の代表である総務会の方々の意見をそこで集約する。どこかの政党のように、突然消費税が飛び出したり、突然国民の総意を受けてのガソリン税の暫定税率の廃止の廃止など、そのようなことは総務会を経ることのある自民党とはかなり違ってくる。「総務会は自民党としてのアンカーである」と、先程、田野瀬前総務会長から引き継ぎを受けたところです。今、国民の皆さま方の迅速な要望にも応えられるように、公平、公正かつ円満な総務会の運営を目指して行ってまいりたいと思います。よろしくお願い致します。

【石破茂政調会長】

引き続き政務調査会長を拝命しました石破です。引き続きよろしくお願い申し上げます。
新しく作った綱領に基づき、いろいろな政策を立案してまいりました。それは今さえ良ければ良いのではないという考え方で、日本さえ良ければ良いのではないという考え方で、作ってまいりました。何が真実であるかということを見極める。そして、それを語る勇気を持ち、わかっていただける真心を持つことが必要なことだと考えています。今までもそのように心掛けてまいりましたが、全員が参加する政策づくりを心掛けたい。そして、丁寧な議論を行いたい。しかし、足して2で割るようなことをするつもりはありません。税制改革にいたしましても、あるいは外交安全保障政策につきましても、あるいは農林水産政策につきましても、こうあるべきだということを打ち出すのが我々の使命であります。もう一度、自民党に任せようと国民の皆さま方に思っていただくために、来る統一地方選挙、総選挙、今度は選挙公約ではなく、政権公約ということになります。その作業をしてまいりましたが、さらに加速して、国民の皆さま方からもう1回自民党に(政権を)預けてみようと思っていただくべく、総裁、副総裁、幹事長、総務会長にご指導を頂きながら、全力を尽くす所存です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

質疑応答

Q
谷垣総裁にお聞きします。民主党代表選が行われている中、また秋から始まる臨時国会はねじれ状態がスタートします。このような中、今回の新役員を選んだ人選の狙いをお聞かせください。
A
これから国会にどのように対応していくか。特に国民生活を睨んで、戦うべきところは当然に戦わないといけません。私たちは国民生活のために協力するところは、協力しなければなりません。国会運営もなかなか大変だと思います。
もう1つ、今のような与党の政策的にも練れていない、1つの党かと思える争いを見ますと、国民に信頼をしていただく、安心をしていただくために、我々はきちっとした政策を提示し、戦わないといけません。選挙にも勝たなければなりません。そういったことを清新なエネルギーで、国会論戦をきちっとやる。そして選挙を勝ち抜くという願いを込めて、今回の陣容を作らせていただいたということです。
Q
谷垣総裁にお聞きします。空席が続いていた副総裁に大島前幹事長が就任されましたが、その意味合いと、副総裁と幹事長の役割分担について、谷垣総裁のお考えをお聞かせください。
A
極めて明瞭でして、先ほど申し上げたような清新な力、石原さんは、私や大島副総裁に比べると、干支で一回りくらいお若いと思います。一回り若い清新な力で幹事長として前面に立っていただくのは当然のことです。しかし、いろいろなことがあると、大島さんの経験、こういうものに次元の高い立場から支えていただくことが必要だと思います。原理原則はこれに尽きると思います。
Q
具体的な役割分担はありますか。
A
それはありません。
Q
石破政調会長にお聞きします。たばこ税が大幅に増税されることになっています。これまで増税しても税収が思うような成果が上がっていないと思われますが、たばこ値上げが各方面に与える影響などについて政調会長のお考えをお聞かせください。
A
おっしゃる通り、見込んだような税収は得られていません。また、たばこ耕作者の方々、小売業の皆さま方、これはほとんどが専業です。規模拡大も一生懸命やってきました。そういった方に対する配慮を欠いたものだと思います。取れるところから取るという考え方で、税は組み立てるべきではありません。たばこですので、健康に対する影響も総合的に勘案したのだと思いますが、今回は取れるところから取るということを優先したような気がします。私ども耕作者、小売業の方々の意見を聴取して、健康に対する意見も勘案しながら、今回の値上げは決して適切なものではなかった。どこが本当に適切なものかということは、地方税収と併せて、私どもは早急に案を作っていかなければならないと思います。
Q
谷垣総裁にお聞きします。当初、自民党の役員人事は、民主党代表選が終わってからとの意向だったと思いますが、前倒しをされた理由について、総裁のお考えをお聞かせください。
A
私は始めから9月に人事をやると申し上げたのです。ただ、臨時国会の準備とか、いろいろなことがあるから、役員任期は9月末ですが、それはいろいろな準備を考えると、もう少し前倒しをしなければならないかもしれないということを終始一貫して申し上げてきて、その過程でいろいろな推移を見ながらやっていこうということですから、今おっしゃったように最初に言っていたというわけではありません。
Q
石原幹事長にお聞きします。民主党の山岡副代表は、代表選後の政界再編を睨んで、個別に自民党の議員に接触しているとの発言をしていますが、これにより政界再編が加速するとも言われていますが、受け止めをお聞かせください。
A
これは2つあると思います。菅さんがそのまま総理の場合、今言われた山岡さんたちが中心になって応援している小沢さんが勝利を収めた場合。この場合は首班指名があるので、国会を早期に召集せざるを得ません。そのような中、私たちは頻繁に連絡を取り合い、どちらのケースにも対応できるように、対応させていただこうと考えています。
今のところ、本当に各社の調査を聞かせていただいても、どちらが勝つかわからないというところなので、この2つのケースを両方見据えてやっていかなければならないと考えています。
Q
それは政界再編を加速させるようなということですか。
A
それは新執行部ができて、総裁がお話になられたように、私たちは政権を奪還する。これは決して自民党のためではありません。私どもの自民党の立党の原点、先程申し上げたように、政治の持つ意味に立ち返って、私たちは昨年審判を受けて、野に下ったわけですが、ちょっと見ていられない状態が続いています。円高不況の話をしましたが、デフレ対策も全く手が打たれていないことを見たときに、やはり私たちが頑張らないといけない。それは私たちのためではなくて、国家、国民のためだと思っています。
Q
石原幹事長にお聞きします。各社世論調査によると、自民党の支持率がなかなか上がらない状況が続いているように思うのですが、どのように対応していきますか。
A
参院選で改選第1党を頂戴しました。それはやはり国民の皆さま方が今の政治状況、民主党は政権を取るまでは、いろいろなことを言って、何かやるのではないかと期待を持たせたと思いますが、いざ政権を取ると、政権を取ることが目的化して、権力闘争に明け暮れている。そういうものに対して、私どもは石破政調会長を中心に、先ほどのタバコのこともありますし、政調会長が出張されていたのは赤潮の対応です。地道な努力によって信頼を回復するということに尽きるのではないでしょうか。
大島副総裁の下でふるさと対話を始めました。私も行かせていただきましたが、ちょうど行ったところが、大土石流が起きた山北町というところですが、そういうところで草の根の声を聞いていく努力をこれからも続けてまいります。地道な努力以外、一気に支持を回復するなんていう道はないと思います。地道な努力だと思います。
Q
谷垣総裁にお聞きします。これからの国会対応について、戦うべきところは戦う。国民生活のためには協力できるところは協力するような、是々非々で臨むということですか。
A
そうです。
Q
谷垣総裁にお聞きします。その基本方針と、早期の解散総選挙を求めることとの整合性をどのようにお考えになっていますか。
A
整合性をつけないといけないと申しますのは、私は何度も申し上げていますが、例えば、我々が向こうを解散に追い込むために、日銀総裁の人事なんて知ったことかという態度は取れないと思います。仮にそれが向こうの得点になったとしても、今のようなただでさえ円高のときに、日銀総裁の人事、俺たちは知らないというわけにはいかない。整合性と言いますが、そこは整合性も良識と常識を持ってやらないといけないということではないでしょうか。
Q
谷垣総裁にお聞きします。民主党の代表選をめぐる混乱を受けて、解散総選挙は近いとお考えになり、このような若い50代の党役員人事を行ったのですか。
A
いつ選挙があるかということは、解散権は内閣総理大臣が持っているわけですので、我々で左右するわけにはいきません。我々は、非常に迷走している民主党政権であると考えているので、1日も早い解散に追い込むことが国民生活にとってベターであると考えていますので、早期の解散に追い込んでいく。だから今度の新執行部の役割も、早期に解散に追い込んで、自分たちで選挙に勝つことだと考えています。
Q
石原幹事長にお聞きします。中堅若手の中には派閥の解消を求めることがありますが、この派閥に対する認識についてお聞かせください。
A
私は、政権構想会議の幹事をさせていただいています。この中でもひとつの大きなテーマです。なぜ大きなテーマかと申しますと、大島幹事長時代、副総裁のご尽力で、参院選は公募を行いました。全国で。現職を降ろして公募をやる。そういう人たちをこれまでならば、派閥がこうやって選挙をやりなさい。あるいはこういうことは言ってはいけませんなど、手取り足取り指導をしてきた。そういうものが今、党の正式な機関の中としてあると言えば、今は全部の都道府県にはありませんが、政経塾というものが、東京は5年目ですがやっています。このように政党が近代化していけば、派閥というものは自然になくなると思いますし、その過程の中で、現に無派閥の人が一番多いと思います。どこにも属さないという人たちが自民党の中でも多くなってきた。この過渡期をどのように乗り越えるかの裏返しだと思っています。これも宿題として組織を預かっていたので、政権構想会議の中で、いろいろと取りまとめていきたいと思っています。
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