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総裁記者会見

谷垣禎一総裁記者会見(臨時役員連絡会後)

平成22年2月25日(木)
於:党本部平河クラブ会見場

冒頭発言

【谷垣禎一総裁発言】

只今、臨時役員連絡会を開き、横路孝弘衆議院議長不信任決議案、松本剛明衆議院議運委員長解任決議案を提出して、わが党の意思を明確にすることを決定しました。国民の皆さまが、鳩山首相、小沢幹事長に係る政治とカネの問題について、「十分説明責任が果たされていないではないか。道義的な責任はどうなんだ」という厳しいお声があるわけです。それを受け止めまして、私どもは国会の場で、民主党の石川知裕衆議院議員の議員辞職勧告決議案、鳩山首相の関係者、小沢幹事長の証人喚問をはじめとして、箇所付け漏洩問題の精査結果の公表、関係者の処分を強く求めてきたところです。
しかしながら、与党民主党は、我々の要求に対し、国対委員長会談も拒否する。また予算関連法案である子ども手当支給法案、高校授業料無償化法案という鳩山政権が1丁目1番地と言ってきた最重要法案について、従来、我々の与党時代に野党の主張を受け入れて重要広範議案というルールを作ってきたが、1丁目1番地と言われている法律にそのようなルールを適用しない、ルールを捻じ曲げて、本予算審議中に、趣旨説明、質疑を行うという数は力という横暴な論理の下で、強行されたということです。こういう与党民主党の独裁的な手法が国会審議を捻じ曲げている現状があります。
我々は、横路議長に国会の正常化を図るために与野党の国対委員長会談とか与野党の協議のあっせんするというリーダーシップを何度も要請してきたところですが、議長からそのような御沙汰がまったくなく、与党の国会運営をそのまま是認している、丸のみしているという現状です。衆議院の代表であり、議会制民主主義の要に立たれる議長が、これまで議会が積み上げてきたルールや慣例を無視して、はばかるところのない与党の国会運営をそのまま是認する。与野党の合意形成に努力することもない。これでは議会制民主主義が築いたものが崩壊してしまう。我々も方針を転換しなければならないということで、横路議長の不信任決議案、松本議運委員長の解任決議案を上程することになったわけです。こういうことをいたしますが、引き続き政治とカネの問題、国会審議のあり方について、私どもは徹底的に主張し、戦っていくことに変わりありません。

質疑応答

Q
この2つの決議案が採決された後は、国会審議に戻るということでしょうか。
A
不信任案を出して、結論が出れば、その結論に従ってやっていくということです。これをやれば、戦いの場は、今度は院内での議論に移るということです。
Q
そうすると審議拒否に入るときには、6項目の要求を出したにもかかわらず、その1つも得られないまま審議に戻ったら、この数日間は何だったんだという声が出ると思いますが、その声にはどのように答えられますか。
A
6項目に対し、何も答えていないのは、甚だ遺憾です。だからこそ、議長不信任案等を出していくということです。
Q
もし2つの決議案が与党の多数で否決された場合、本会議の趣旨説明にも出席されると思いますが、そういう国会のルールを自民党が是認したと取られかねないとの見方もあります。総裁のご所見をお聞かせください。
A
国会は、残念なことですが、最後は院内の多数決で決めていく。我々もそれを無視するわけにはまいりません。我々に許されている手段はどういうものがあるか、さらに幅広く検討しなければなりませんが、議長不信任案を出す、あるいは議運委員長解任決議案を出す、これは我々に許されている手段の中で極めて重要なものです。つまり、それを上程するということは、それぞれの議員に対して、これに対してどう考えるかという答えをしっかり出して、国民に問いかけていくという責任も問うているわけです。ですから、私どもとしては、こういうことで物事の判断を今度は国民に問うていくということになると思います。
今後の国会の中で、私どもは今の景気の現状、経済の現状についても、深刻に憂慮しています。我々だったらこうしていくという予算の組み替え動議も出していき、その中で国民生活の明るい明日というものに対して展望を開いていく議論もしていきたいと考えています。
Q
審議拒否をするにあたって申し入れた6項目について、今までの民主党の対応からすると、要求を受け入れることは、ほぼないという予想だったと思います。長崎県知事選挙で大勝した次の日から、国会の場に出て、長崎県民が示した民意についてどう思うのかと民主党に問いただし、政治とカネの問題について追及する戦い方もあったと思いますが、総裁のお考えをお聞かせください。
A
戦い方はいろいろあるだろうと思います。私どもも街頭に出まして、国会以外のところですが、国民の皆さまにお訴えさせていただきまして、一定の理解と頑張れという反応を頂いたと思っています。戦い方はいろいろあります。そういう試みも1つの試みであったと思います。
Q
戦う姿勢を示すのであれば、閣僚にも不信任案を突き付けて、徹底抗戦するやり方もあったと思いますが、2つの決議案に絞った理由をお聞かせください。
A
まだ、今おっしゃったことをどうするかという議論はしていませんし、決めてもいません。国会というのは、150日間ありますから、1回1回の戦闘ですべてが決まるわけではなくて、全体の組み立ての中でどう考えていくかということも必要だろうと思います。そういう中で、今のような問題点をどう整理していくのかこれは今度の課題です。
Q
審議拒否について、古い野党のやり方と同じではないかという意見があったと思います。他方、党内にはもっと強行に出るべきだとの声もありましたが、この間、谷垣総裁はどのようにお考えになっていましたか。
A
どのような行動をとるときも、我々は国民のために政治を行う、政治は国民のためにあるものであると常々申し上げてきました。有権者が我々の行動をどのような目で見ておられるか。我々の意図に沿った結論、結果が出ているかどうかということをこの間、ずっと見てきました。先ほど申し上げましたように、一定の効果はあったと思います。
しかし、率直に申し上げて、それと同時に院内で国民生活をどうしていくかという議論をもっとやってほしいという意見もあったのは事実です。手続きということは、実は国民の皆様には分かりにくいところがあるのは事実ですが、国会における議会制民主主義を支えているものは、手続きの公正さ、手続きの積み重ねによる公正さというものが極めて大事です。我々は、この点は重視しなければいけないということで、この際は閣僚というよりも、国会審議のルールという点をここで争点に出して、解任決議案、あるいは不信任案を問うていこうと考えたわけです。
Q
審議拒否に公明党などが同調しませんでしたが、それが審議に応じるという判断にも影響したのですか。
A
その辺は確かに、我々は決して院内で多数を持っているわけではありませんから、できるだけ幅広く勢力を結集していく努力は、これからも行わなければならない課題の1つです。
Q
今回の審議拒否という手段をどのように総括されていますか。
A
まず審議をしていくということが、基本の基本であることは間違いありません。やはり国会という場も少数派があって成り立つ。少数派に目配りをすることが大事と、我々が与党の時代はそういうことを学んできました。私も議運や国対で、いろいろな議長に接したり、お仕えしましたが、例えば社民党から出られた土井たか子衆議院議長は、「国会は少数派のためにある」とおっしゃっていました。私も議運委員長をやらせていただいたことがありますが、先輩達から、まず議運委員長は座席の座り方から考えろと言われました。つまり与党の方を向いて座らないで、正面よりも若干、野党寄りを向いて座れということまで教わってきました。そういうことも必要だと私は思います。それがまったく無視されたような場合に、いろいろな手段を考えなければならないことも、私は事実だと思います。数がないわけですから。だから今後も、いろいろな手段を頭に巡らせながら対応していくということになると思います。
Q
今回の2つの決議案を提出する結論に至った手続として役員連絡会が行われましたが、幹事長との間で、どのように協議し、決断されたのですか。
A
今日の役員連絡会では、今までの経緯、特に昨日の国会内における議長や与党国対委員長、他の野党とのいろいろな協議等の報告を受け、役員連絡会のメンバーにそれぞれ意見を言っていただいて、最終的に私が手続き面を重視して、議長の不信任案、議運委員長の解任決議案を提出しようと。このことは同時に、今後は、国会の中に入って行って議論することになるけれども、全力を挙げて、今までの政治とカネの問題であったり、経済の厳しい中での展望を開いていくために、それぞれご努力していただきたいと申し上げたわけです。
Q
役員連絡会では、賛否様々な意見があったと思いますが、賛否両方でどのような意見があったのですか。
A
皆さんの意見を聞いて、この案を出すというのは、私の判断で決めて、議会制民主主義の危機に対して、我々の意思をはっきり表明しようという判断を示しました。それで終わったということです。私のこの結論に関しては、取り立てて賛否を諮ったわけではありません。
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