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総裁記者会見

谷垣禎一総裁 定例記者会見

平成22年2月4日(木)
於:党本部平河クラブ会見場

冒頭発言

【谷垣禎一総裁発言】

事態が現職国会議員の起訴というところまで発展したわけですが、その中で民主党の小沢幹事長、鳩山首相の政治資金問題はますます不透明になり、まさに灰色ということではないでしょうか。鳩山首相の2人の公設秘書、実質、民主党を牛耳る小沢幹事長の現職国会議員を含む、3人の秘書ないし元秘書が次々と起訴、逮捕される。政権のトップ2の周囲で5人の方が、逮捕、起訴されるという極めて異様な、深刻な事態になっています。これはお2人の監督責任、それから説明責任、そして道義的責任が厳しく問われる事態ではないかと考えます。
今回の小沢幹事長の不起訴処分、これは告発のあった土地購入代金4億円の不記載問題に限定して、嫌疑不十分ということで不起訴になったと理解しています。小沢幹事長自身が銀行からの借り入れに署名をしている。また、その収支報告の概要の報告も受けていたということであれば、灰色といっても限りなくクロに近い灰色だという印象を持たざるを得ないわけです。これはしかし、小沢幹事長をめぐる大きな疑惑の一部分にしか過ぎないわけでして、10数億円に及ぶと言われる資金の不記載の疑惑、ゼネコンからの裏金による脱税疑惑といったことが連日報道されていまして、この点については、検察は今後も事態の解明をするための捜査を続けていくものと考えています。
こうした刑事責任とは別に、政治責任、道義的責任の問題が厳しく問われなければならないわけで、国会においてこの解明が進められなければなりません。世論調査の結果を見ても、国民の約9割の方々が説明責任を小沢幹事長が果たしていないと考えていまして、わが党としては早急な集中審議を求めていかなければならないわけです。小沢幹事長は土地購入代金の原資についても、政治資金である、銀行借り入れである、たんす預金であるというように説明が二転三転していまして、それから不動産所有に関する確認書の偽装もあったという報道もあります。したがって、小沢幹事長自身の証人喚問を視野に入れていかなければならないだろうと考えています。
起訴された民主党の石川知裕議員に関しては、まずは石川議員ご自身がきちんと進退をお考えになるべきものだと考えます。それができないのであれば、過去の例にならって議員辞職勧告決議案ということをきちっとやらなければならないのではないかと考えます。
鳩山首相や小沢幹事長は、今まで検察が捜査中ということで、説明責任を逃げてこられたわけですが、こうなりますと、もうそういう理由は成り立たないわけでして、鳩山首相が、今為すべきことは、小沢幹事長に対して国会で説明責任を果たせと促すことではないかと考えます。残念ながら民主党の議員は沈黙を守っていたり、逆に石川議員を擁護する動きがある中で、自浄能力がまったく発揮できていない。それどころか自浄能力に逆行する動きがあります。きちっと国会による事態の解明という点について、鳩山首相のリーダーシップが問われなければならないと考えています。
この問題とは別ですが、先日、民主党において予算審議に入っていないにもかかわらず、公共事業予算の個所付けが発表されたとの報道がありました。これについて、民主党は軽く考えているようですが、国の財政を処分、処理する権限は国会の議決に基づかなければならない、これは憲法83条・86条の要請ですので、今度の民主党の個所付け発表の問題は、憲法上の大きな疑義がある。これでは予算編成の政治主導というどころか、予算編成の政治利用であると申し上げざるを得ないと思います。その他にも、幾人もの国会議員OBを総務省の顧問に就任させる等々、権力の私物化ということが目に余る。このことを強く申し上げなければならないと思います。

質疑応答

Q
小沢氏が不起訴になりましたが、過去の事例を見ますと、自民党では加藤紘一元幹事長の元秘書が逮捕されたときには、民主党から辞職を求められて、実際に加藤氏は議員辞職に追い込まれました。一方、小沢幹事長は、幹事長を続投する意欲を見せていまして、このような事実を考えると、民主党は身内に甘いという印象を受けるのですが、谷垣総裁のお考えをお聞かせください。
A
私もそのように考えます。まずしっかり説明責任を果たした上で、続投する、しないをそれがされないうえでの続投というのは、極めて奇異に感じます。
Q
甘い対応だと思いますか。
A
極めて甘い対応です。
Q
横綱の朝青龍関が引退を表明しましたが、谷垣総裁の受け止めをお聞かせください。またトップである横綱が暴行事件を起こし、示談にはなりましたが、これをきっかけに引退。一方、小沢幹事長は不起訴にはなりましたが、道義的責任を追及していくうえで、この同じトップの方の対応の違いについて、谷垣総裁のお考えをお聞かせください。
A
この朝青龍関の進退を政治上の事態を結び付けて判断するのは置いておいて、私は朝青龍関の相撲をもう少し見ていたかったという気持ちはあります。ただ横綱という相撲界で最高の地位をはっている方ですから、今までいろいろな問題があったわけですが、それに対して高い地位に付いている方の責任を果たそうとされたのだと思います。
Q
先ほど谷垣総裁は、小沢幹事長に証人喚問を求めるというお話がありましたが、その場として具体的には、これから予想される政治とカネの集中審議の場になるのですか。証人喚問を求める時期についてお聞かせください。
A
具体的には、国会対策の現場で判断されるべきことだと思いますが、やはり我々は集中審議を求めていかなければならないわけですし、集中審議の場かどうかは別ですが、証人喚問ということになると、必ずしも、その場と同じかどうかということはあると思います。
Q
先ほど、谷垣総裁は「限りなくクロに近い印象」と言われましたが、検察がこのような結論を出した中で、この問題を国会で問い続けることに対して、党内からこればかり行っても支持率は上がらないとの声が挙がっていますが、谷垣総裁のお考えをお聞かせください。
A
そういう議論があるのも分からないわけではありません。こういう経済の時期だし、外交にも問題がある。我々は野党として、そういう全体の構造を考えるのは、まずは与党にやってもらわないといけない。しっかり予算審議に入れる条件を作るのは政権与党の責任である。それを全部、野党がしょい込むと、問題点を何も追及できない野党になると思います。
Q
集中審議への対応によって、国会対応で予算審議に入る、入らないというところで、駆け引きがありますが、これで審議に出ないということもあるということですか。
A
それは相手の出方がいろいろありますから、それから駆け引きもありますから、今、私がとうとうと述べる場ではないと思います。
Q
長崎県知事選挙が告示になりましたが、この選挙の位置づけについてお聞かせください。
A
自民党から出た金子知事の後任ということですから、金子知事の後継の方、中村ほうどう氏を是が非でも当選していただきたいと思っています。我々としてもできることは全力で行っていかなければならないと考えています。
Q
関連で、民主党のめぐる問題で、長崎県知事選挙への影響をどのように考えますか。
A
まだ良く分かりませんが、しかし、多くの方が説明責任を果たしていないと思っているので、まったく影響がないとは考えにくいです。
Q
民主党の石川議員に関しては、議員辞職勧告決議案を考えるとのことでしたが、小沢幹事長の議員としての身分についてはいかがお考えですか。
A
まず、いろいろな説明責任を果たしていただくということではないでしょうか。
Q
山崎拓氏への処遇について、いつごろ、どのようなポストにとお考えになっていますか。
A
これは今、大島幹事長がいろいろ整理していますので、大島幹事長に具体的な展望、日時はお任せしています。
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