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記者会見

代表質問後 谷垣禎一総裁ぶら下がり会見

平成22年2月1日(月)
於:院内第24控室

質疑応答

Q
代表質問が終わりました。「『小沢独裁』と徹底して対峙していく」とのことですが、鳩山首相の答えはどのようにお感じになりましたか。
A
野次が激しいものですから、よく聞き取れないのです。後で議事録をよく読みたいと思いますが、聞こえたところは、なかなか正面からあまりお答えいただいていないなという施政方針演説のときに感じたことと同じことを感じました。
Q
鳩山首相からの答えとして、「健全な党内民主主義を貫いている」「幹事長の支配は一切ない」と、谷垣総裁の質問を真っ向から否定していますが、この答弁についてどのように思いますか。
A
そういう白々しい居直りみたいな答弁はずいぶんあったように思います。
Q
「具体的に財政をここまで厳しくしたのはどなたかと申し上げないが」との答弁もありましたが。
A
いつも苦しくなるとそういう答弁を、鳩山首相はじめ閣僚みんなそうですね。要するに、どういう財政規律を目標としてやっていくか、それからマニフェストの基本構造が壊れているのではないかということを問うているわけですが、それに対して真っ当な答弁は一切ないということです。
Q
全体論になりますが、谷垣総裁の質問に対して、鳩山首相はきちっとお答えているとの印象をお持ちですか。
A
すれ違いと言うとちょっと少し美しく答え過ぎだと思います。まともに答える気持ちがおありなのかという思いで聞いていました。
Q
今日、「社会保障円卓会議」を提案されていましたが、野党時代の民主党は、与野党協議を拒否していましたが、今回野党の立場から呼び掛けた真意と、それに対して「まず国会でやりたい」という鳩山首相の答弁に対する感想をお聞かせください。
A
野党になってから、私だけでなく、前回大島幹事長が質問された中で、同じような問いを行っています。与党時代に、我々が呼びかけても応えられなかったということがありますが、その前に、呼びかけて向こうが応じたこともありました。ところが真っ当な対応ができなかったものですから、逃げだしたのが実態です。
呼びかけた真意は、やはり社会保障の基本構造は、政権が代わる度に右往左往するようでは国民の皆さまも安心できないし、基本的なところは共通の認識を持たないと政権交代にならないと思います。年金とか、年金を支える基本財政の構造は何かというと、広く国会でもだいたい共通の認識を持つような努力をしないといけないんじゃないかと与党時代からそう考えていました。野党になっても、私のその思いは変わりません。ですから、こういう提案をさせていただいたわけです。
Q
鳩山首相の答弁については、どのように評価しますか。
A
鳩山首相は「俺達でやるから」ということでしょう。
Q
石原伸晃組織運動本部長も代表質問に立たれましたが、全体として自民党の積極姿勢を示せたとお考えになりますか。
A
こういうのは、1回の質問で全部終わるということではなくて、粘り強く、コツコツと、一歩一歩進んでいくしかないと思っています。