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記者会見

谷垣禎一総裁ぶら下がり会見

平成22年1月6日(水)
於:党本部4Fエレベーターホール

質疑応答

Q
藤井裕久財務大臣が体調悪化を理由に辞意を表明したと報道されていますが、総裁の受け止めをお聞かせください。
A
藤井財務大臣は体調を崩されて、辞意を表明されたと聞いております。予算を組まれた財務大臣が予算審議を前に交代されることは、私の記憶する限り、ないことですので、1日も早く後任をしっかりお選びになることだと思います。体調ということですから、その限りにおいてはやむを得ないことだろうと思いますが、党内の軋轢等が原因だったとすれば、これは1つ問題ではあるのですが、ということだと思います。
Q
献金問題などの追及逃れとの懸念もありますが、自民党は政治と金の問題を追及していく方針ということから、辞任したとしても藤井財務大臣に、その事情・説明を聞くことはお考えですか。
A
政治と金の問題もいろいろありますから、やはりきちんと追及していかないといけないと思います。
Q
場合によっては、藤井財務大臣から直接お話を聞く姿勢でしょうか。
A
それは、これからの組み立てですが、まず我々が主としてやらなければならないのは、鳩山総理と小沢幹事長です。
Q
ご高齢ということは最初からわかっていたことですが、鳩山総理の任命責任については、どのようにお考えですか。
A
体調を崩されたということならば、必ずしも任命責任の問題ではないのではないかと思います。先程も少し申し上げましたが、いろいろな党内の軋轢が問題等々が原因であるとするならば、調整役の問題も出てまいりますが、健康を害されたとの理解を前提とすれば、私の申し上げたことでしょう。
Q
先程、山崎拓元副総裁とお会いになりましたが、山崎元副総裁は次期参議院選挙の公認申請をしています。お会いになって、公認するかどうかの結論について、どのようにお考えですか。
A
今日は、山崎元副総裁のお考えを承ったということが中心です。山崎元副総裁がおっしゃったことは、1つは早く結論を出してほしいということでした。もう1つは、選挙対策としては、大勢の候補者をできるだけ擁立するべきであるという主張でした。2つとも我々はそうだと思いますので、結論を急ぎたいと思います。
Q
現状では、公認する方向で検討されているのですか。
A
これはまだ結論を出していません。
Q
若手は前回の衆議院選挙で落選したベテランが参議院に回ることに抵抗感があるようですが、この公認問題は、いつ頃までに結論を出したいとお考えですか。
A
党大会もありますし、通常国会が始まります。だからその前に作業できるものは、きちっと作業して、詰めておかないといけないということではないのでしょうか。
Q
現段階では、山崎元副総裁を公認する可能性は総裁の中では五分五分ということですか。
A
まだ決めていません。
Q
比例代表候補の70歳定年制について、その基準を総裁はどのようにお考えになっていますか。
A
これは去年の6月に基本的にその基準で行こうと決めたものですから、それはそれで生きています。
Q
今回の参院選でもそれを適用していくのですか。
A
今回の参院選に向けて、去年の6月に決めたものですから。
Q
山崎元副総裁はその基準を上回ってしまいますが。
A
まだこれから詰めなければいけないということです。
Q
山崎元副総裁の説明によりますと、総裁、幹事長から衆参ダブル選挙の可能性を示されて、公認には慎重な姿勢だったとの趣旨の説明があったと思いますが、執行部側からそのような発言をされたということですか。
A
私が申し上げたのは、多くの方が衆院選挙は去年の8月から起算しまして4年間ないのではないかという前提で物事を考えておられる方が多いようだけれども、そういうものではないのではないかと。我々も今の状況を見ると、衆参同時等々に追い込む必要があるし、そのときに衆院候補者として立っていただきたい方が、それまで待てないということで参院に回られた場合には、衆院の候補者の準備が足らなくなって困るということもある。衆院で戦っていただくべき方は、戦っていただかなければならないと、私は考えています。
Q
通常国会前か党大会前に結論を出すとのことでしたが、定年の例外措置以外の他の選挙区候補や比例候補を決めたうえで判断するということですか。
A
これは具体的な、いつもは大島幹事長がやっていますので、その他の県は大島幹事長の整理があると思います。
Q
山崎元副総裁の説明では、大島幹事長から定年制について、新しい基準に関して言及されたと発言されていましたが、この事実関係をお聞かせください。また、新しい基準というのはどのようなものでしょうか。
A
これは大島幹事長に聞いていただいた方が良いのですが、大島幹事長のご発言は、元々は党名を書く選挙でした。順位の拘束があって、今は非拘束になりました。そうなったときに、いろいろな選考基準というのは、本来、新しい基準を作っても良いはずだ、そういう議論があるんだ。大島幹事長は、自分にもそういう思いがあるとおっしゃった。ただ、去年の6月に決めたときに、まだその議論は当面、まだ動かすわけにはいかなくて、従来の基準で行こうと。つまり今年の参院選に向けて、それで行こうと6月に決めた経緯がある。こういうことを大島幹事長はおっしゃいました。
Q
基本的には、去年の6月に決めた基準を守っていくということですか。
A
そういう基準の前提で作業を進めると。生きているわけです。
Q
山崎元副総裁は、自民党の公認を得られなくても、あくまでも参院選に出たいという考えを示しましたが、比例代表でどこかの党から出ることを視野に入れているようですが、そうなった場合でも原則を貫くべきだとお考えですか。
A
そういうお話は聞いていません。承っていません。
Q
山崎元副総裁がどうしても参院選を戦いたいということであれば、そういう事情も判断の基準に含まれたうえで、考慮されるということになるのでしょうか。
A
副総裁までされた大先輩ですから。
Q
山崎元副総裁は、老壮青のバランスのとれた政党にするためにも、自分が立候補するのでは良いのではないかというお話をされていました。一方、若手議員からは生まれ変わったような候補者、斬新な候補者で国民の理解を得る方が今の自民党には大切だとのお話もありますが、総裁のお考えをお聞かせください。
A
問題はひとりひとりです。それから全体のバランスです。