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記者会見

谷垣禎一総裁ぶら下がり会見

平成23年2月10日(木)
於:党本部4階エレベーターホール

質疑応答

Q
菅総理と小沢元代表が会談を行い、総理から「しばらく裁判の間、党を離れてくれないか」と話され、これを小沢氏が拒否し、現状のままでということになりました。こうした民主党のあり方をどのように思われますか。
A
党の組織としての成熟の問題かもしれません。自民党時代ですと、こういう問題があった時に、党に迷惑をかけられないという形で、自発的に離党される場合が大部分であったのではないかと、全部を記憶しているわけではありませんが、そのように思います。
それと同時に党首がそういう動きを見せた、事実上の離党勧告をしているのに応じない。これは総理と言いますか、党首としてのリーダーシップが如何なるものなのかということも感じます。ただこれは民主党の内部の問題です。我々としては、事ここに至った以上、我々が求めているのは、証人喚問ですから、説明責任をはっきりさせる上では、民主党も国会の証人喚問を決意して、その議決をされることしかないのではないかと感じています。
Q
今回の処分の問題も、ある意味民主党の自浄能力に関わってくると思いますが、その点どのように思われますか。
A
それはおっしゃるとおりでしょう。ですから、そういう意味も含めて、党の成熟度というものが足らないのではないかと思います。
Q
期限付きに党を離れてほしいと、自発的な離党を促していますが、だんだん処分が軽くなっているように思われます。総裁のご所見をお聞かせください。
A
その辺は、党のことですが、党首が離党勧告をしているのに応じないのがよくわかりません。ですから、それが小沢さん側の問題なのか、党首の力量の問題なのかということです。
Q
この問題は長く続いて来ていますが、1つのけじめがつくとお考えですか。
A
それは感じられません。1つページをめくらなければならない、私も昨日の党首討論で菅さんにそれを求めたわけですが、これからどうされるのか、私どもはあくまで証人喚問を求めていく以外ないと思っています。
Q
昨日の党首討論では、谷垣総裁の問いに対して、菅総理は、小沢さんは国会に出るべきだと発言しましたが、その通りになりそうにありません。このことは、今後の国会審議にどのような影響が出るとお考えですか。
A
我々としては、あくまでも(証人喚問を)求めていかないといけないので、ページをめくる必要があると思います。国会で議論していくために、のどに刺さったとげのようなものを取り除かなければならない。その努力をさらに与党にも求めていかなければなりませんので、どういう手立てをそのために講じるか、これはいろいろ考えていかないといけないと思います。