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記者会見

政府与党協議会後 萩生田幹事長代行記者会見

2018年10月22日(月)12:29~12:39
於:院内平河クラブ会見場

萩生田幹事長代行

冒頭発言

本日の政府与党協議会について報告いたします。二階幹事長は同時刻に公務が重なりましたので、今日は初めての顔合わせという内容でございましたので、私からの報告でご了解いただきたいと思います。
まず始めに菅官房長官より、臨時国会が明後日召集されます。災害対応中心とする補正や出入国管理法等の重要法案が予定されているので、緊張感を持って臨んでいきたい。総理は25~27日の予定で訪中をいたします。7年ぶりとなる公式訪問で、5月の李首相に続く相互往来が実現をしました。地域の課題や北朝鮮問題などに率直な意見交換をさせていただく予定です。
次にわが党の二階幹事長より、自民党、公明党ともに新体制となり、初めての協議会と承知している。引き続き今国会の運営等について、ご協力のほど宜しくお願い申し上げる。政府は与党としっかり連携を取り、法案や懸案事項等の説明は、十分に行うようお願いしたい。
続きまして、後ほどの政府側の発言にも関連するので、公明党の斉藤幹事長の発言をちょっと報告させていただきます。補正は一日も早い成立が求められている。政府の迅速な対応には感謝をしたい。ブロック塀やエアコン設置は緊急性が高いので早急な対応が必要だ。また障害者雇用の問題、KYBの問題等、政府はしっかりと対応して欲しい旨発言がございました。
森山国対委員長より、第197回臨時国会は明後日24日召集。会期は12月10日までの48日間。本会議について予定の説明がございました。
次に橋本参院会長より、災害が頻繁に起きている。政府の迅速対応に感謝をしたい。被災者に寄り添う形での復旧に努めていきたい旨発言がございました。
次に関口参議院国対委員長より、12時をもって参議院会派の確定がなされた。藤末健三議員が入会をして、会派名を「自由民主党・国民の声」というふうに変更し、126名体制でスタートする旨発言がございました。なお、他の会派は立憲民主が24名、国民民主が23名ということで野党第一党は立憲民主党になった旨の報告がございました。
最後にその他で発言を求めましたところ、菅長官から障害者雇用の問題は、本日の答申を受け、明日の関係閣僚会議でしっかりと対応した。またKYBの問題についても国交省と緊密に連携して、実態把握を急ぎたい。今国会も引き続き丁寧な答弁を行うように心掛けていきたい旨発言があり、終了したところです。

以上です。

質疑応答

Question
時事通信です。明後日24日に臨時国会が召集となります。今日新体制で初めての政府与党協議会が行われました。改めて自公で協力しどのような形でこの臨時国会に臨んでいかれるお考えか。
Answer
両役員がややメンバーが変わりましたので、今日から連携をしっかり取って限られた日数でありますけれども重要案件がございます。特に出入国の問題やあるいは障害者雇用の問題については国民の皆様にしっかりと理解をしていただけるように説明をしていこうということで、いずれも丁寧な対応を心掛けようということをお互いに確認をしたところです。
Question
朝日新聞です。昨日の那覇市長選で、自公が推した候補者が負けましたが、受け止めをお願い致します。
Answer
わが党推薦の翁長候補は残念ながら破れました。現職の市長さんは、基地問題についてはわが党とは考え方が違う部分がありましたけれども、那覇市政そのものについては堅実な市政運営をしていたということについては、素直に認めていきたいと思っております。今後、沖縄県連を中心に党の組織の立て直しに全力を挙げてまいりたいと思いますし、また那覇市政につきましては市民の皆さんの声を受け止めてわが党としても協力できることはしっかりやっていく。そういう対応をしていきたいと思っております。
Question
朝日新聞です。川西市長選についても自民党が推した候補者が負けるという結果になっておりますが、こうした地方選での敗戦が国政に与える影響がありましたら教えていただけますか。
Answer
選挙はもちろん常勝が望ましいですけれども、地域地域の様々な事情がありますから。それぞれの地域の皆様の判断が地方選には反映されるんだと思います。結果を真摯に受け止めて、国政は国政でしっかり運営をしていきたいと思っております。
Question
朝日新聞です。新潟市長選も控えておりますが、これに向けて改めて態勢の立て直し等にどう取り組むかを教えていただけますでしょうか。
Answer
既に新潟市長選についてはしっかりとした対応をしているというふうに承知をしておりますので。別段態勢の立て直しということではなくて、新潟市の市民の皆さんにしっかり候補者が政策を訴えわが党もバックアップをしていくと、これに尽きます。
Question
NHKです。沖縄の選挙でここのところ負けが続いているわけでありますけれども、これに対する受け止めと今後どのように取り組むべきかをお願いします。
Answer
今、朝日新聞さんに答えた通りです。
Question
共同通信です。今日、障害者雇用の問題には検討委員会の報告がありましたが、障害者手帳を持っていない方が3400人以上いたということで由々しき事態であると検証委員会から厳しく指摘されております。与党としての受け止めをお願いします。
Answer
検討委員会の報告を重く受け止めて、きちんとした障害者雇用の在り方というものを確立していきたいと思っております。時代の変化の中で、何を持って障害者と認定するかということがあやふやな部分があったことは否めなかったと思います。今後は判定の基準というものを明確にして、目標の雇用人数をきちんとクリアしていく、そういう努力を政府一体でやっていきたいと思っております。
Question
毎日新聞です。沖縄の知事選を含めて3連敗しまして、千葉県の君津市長選挙も与党候補が負けまして、地方選で厳しい結果が相次いでいます。来年の統一地方選や参議院選に向けてどのように臨んでいかれますか。
Answer
まず地方の首長選挙は政党選挙ではございませんので、それぞれの地域事情に即してわが党の支部等が推薦あるいは支援を決めるという仕組みになっています。負けは負けで真摯に受け止めなくてはなりませんけれども、先ほども申し上げましたように様々な地域事情や価値観の違いもあるわけですから。党としてはその声をしっかり聴きながら、今後のそれぞれの自治体の市政運営に反映をしていっていただければよろしいんじゃないかと思います。統一地方選挙、参議院選挙と続きます。統一地方選挙はそれぞれの候補者の皆様のご努力が主な要素になると思いますけれども、国政選挙は政党として責任を持って運営をしなければならない選挙だと思いますので。今、候補者の選考も急いでいるところでございますし、それぞれの候補者の皆様方も、それぞれ独自の努力をしていただくことが大前提だと思いますので、このご指摘の3連敗を受けて、緊張感を持ってしっかりと対応をしていきたいと思っております。
Question
北海道新聞です。臨時国会に向けて参議院の会派構成が決まりました。通常国会と比べると、参議院では第一野党が国民から立憲になるということで、国民は通常国会では一定程度の与野党の対決色を薄めたような国会運営をしました。立憲になるとこれがより厳しいものになる可能性もありますが、これに関して代行のお考えをお願い致します。
Answer
良識の府と言われている参議院ですからね、どこの政党が第一党になっても良識ある運営をしていただけるものだと期待をしております。