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記者会見

役員連絡会後 二階幹事長記者会見

2018年9月18日(火)10:48~10:58
於:党本部平河クラブ会見場

二階俊博幹事長

冒頭発言(小泉筆頭副幹事長)

本日の役員連絡会の概要を報告いたします。
まず高村副総裁からは、明後日は総裁選の開票である。新総裁選出後、ノーサイドということで党は結束し、公約したことを実現するにふさわしい適材適所の人事が行われると確信しているというご発言がございました。
森山国対委員長からは先週14日に、維新を除く野党を代表し立憲の辻元国対委員長から、日露首脳会談におけるプーチン大統領の平和条約締結発言や文科省の幹部が逮捕された問題、経産省の文書問題、北海道電力のブラックアウト問題、厚労省の障害者雇用問題などを議論するため、予算委員会の閉会中審査を行うよう申し入れがあった。また、補正予算の早期編成についても再度、要請があったほか、災害特の閉会中審査を開くよう申し入れがあった。これに対し私からは、プーチン大統領の発言については慎重に見極める必要があることや、厚労省や経産省の問題については理事懇や野党のヒアリングが行われていることから予算委員会については、難しい旨回答したという報告がございました。
橋本参議院議員会長からは北海道は一時ブラックアウトし、北電が復旧に一カ月かかると言っていたが、計画停電をすることもなく火力発電所も一部が間もなく稼働することができる。今後最大の課題はごみ問題で、雪が来る前に処理しなければならないという報告がございました。
塩谷選対委員長そして竹下総務会長からは沖縄県知事選についてのご報告がありました。

以上です。

冒頭発言(二階幹事長)

一昨日、私は災害対策本部の役員6名で、北海道の厚真町、札幌市清田区、東区へお伺いをしました。土砂災害や液状化など、被害状況は聞きしに勝る現状で、一層スピードを上げて、北海道の経済再生、生活再建に党は全力投球する必要があると判断をいたしております。ご協力をお願い致します。
関西の方では、本日から関空への鉄道運行が再開したという報告を受けておりますが、復旧が着実に進んでいるという感じであります。
本日16時から、これらの件につきまして対策本部会議を701で開催する予定でおりますので、宜しくお願い申し上げます。

以上です。

質疑応答

Question
朝日新聞です。役員会の冒頭で、高村さんからは総裁選後はノーサイドで結束し、という発言があったということ。今回、総裁選を巡っては石破派所属の齋藤健農水相が、安倍応援団の一人に、石破さんを応援するなら辞表を書いてからやれと言われたと明らかになさっています。この問題について幹事長はどのようにお考えでしょうか。
Answer
選挙というと、どんな大きい選挙も小さい選挙もだんだん日を追うにしたがって過熱して来るわけですから。そういう中での発言だろうと思いますから、党として改めて取り上げる必要は無いと思っております。
Question
時事通信です。関連して、だいぶ総裁選が、一対一の一騎打ちということもあり加熱もして来ております。高村副総裁が言われた通りに、選挙後はノーサイドと言いますか、わだかまり無く一致結束してというのを、幹事長としては実現できるとお考えでしょうか。
Answer
それが自民党なんです。ご理解いただきたい。
Question
北海道新聞です。対ロシア外交についてお伺いいたします。12日にロシアのウラジオストックで開かれた東方経済フォーラムで、プーチン大統領は日露間の平和条約を無条件で締結するということを安倍首相に提案をいたしました。日本政府の方針はこれまで、北方四島の帰属問題を解決して平和条約を締結するとしており、この方針に反するものです。プーチン大統領の真意はまだ不透明な部分がありますけれども、領土問題の棚上げを意味するとすれば、日本政府としては受け入れられないかもしれません。このプーチン大統領の提案への受け止めと、日本政府に対して幹事長としてはどのようなことを求めていくか。
Answer
内容の如何に関わらず、このテーマでそういう発言があったということは、段々そういうことを繰り返していくうちに妥協点を見出すということもありうるかもしれない。したがって、これは粘り強くチャンスを逃さずしっかりやっていくことが大事だと思っています。
Question
日本テレビです。昨日日本テレビが、自民党の党員・党友の方を対象に行った調査において、安倍氏の支持が51%、石破氏の支持が41%という結果になりました。後半になって石破氏の追い上げが激しくなっているとも受け取れますけれども、こうした動きの背景にはどういった理由があるというふうにご覧になっておりますか。
Answer
両陣営が懸命に努力をしておるという結果だと思います。われわれは執行部としては静かに見守っていきたいと思っております。
Question
NHKです。総裁選挙ですけれども、ここまでのところの安倍総裁と石破元幹事長の論戦を、幹事長としては改めてどう見ていらっしゃいますか。感じられるところがあれば。
Answer
片や総裁であり、片や幹事長として党を支えて来られた方々が、この度の戦いにおいて相対して一騎打ちを演じることになったわけですが、それはそれで甲乙付け難い中でやる選挙ですから、段々日を追うにしたがって激しさが増してくるのは、これは当然のことだと思いますが、自民党の良識に従って熱心な選挙戦を展開のうえ、きれいな形で甲乙を、国民の皆さんがあるいは党員の皆さんがそれをお付けになるということを信じておりますから。選挙が円満な形で終わることを願っています。
Question
NHKです。外交関係ですが、テレビなどでやっていますが南北の首脳会談が今日、ピョンヤンに文在寅大統領が訪れる形で行われております。米朝の首脳会談以来の、こう着状態と言いますかなかなか進まない中でのこの南北の動きでございます。幹事長としてどう見ているか。また期待や考えを教えていただければ。
Answer
私は南北で話し合いの場を持てるということ、そしてこれからいろんな状況が出てきますから、あらゆる方向に向かって話し合いの場を広げていくということの努力、これはわれわれもしなければなりませんが、政府もこのことに十分留意をして対応していくということが今後大事だというふうに思っております。