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記者会見

役員連絡会後 萩生田幹事長代行記者会見

2018年7月17日(火)9:59~10:06
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言(柴山筆頭副幹事長)

本日の役員連絡会の概要報告を行います。
まず高村副総裁からでありますが、災害対応は非常に大事であるが、会期末に向け立法府としての責任もしっかりと果たしてもらいたいというお話がありました。
森山国対委員長からは、公選法は、本日午前中に倫選特で採決する方針。本日の本会議に緊急上程することを調整している。残された「IR整備法」などの成立に向け、参議院と連携しながら緊張感を持って臨みたいという発言がありました。
関口参院国対委員長からは、衆院倫選特では衆院の皆様に大変お世話になっている。公選法の成立に向けて、何卒宜しくお願いしたいというお話がありました。
橋本参議院議員会長からは災害対応は一致結束して、復旧・復興に全力をあげたいというご発言がありました。
岸田政調会長からは15,16日に岡山と広島に入った。広範囲で同時多発的に災害が起きたのが今回の特徴だ。地域によって状況や課題が様々で、丁寧な対応が必要だ。時間が経過し、人命救助から、インフラ整備、生活再建、なりわい再建などにシフトしているので、優先順位をつけて対応していくという決意表明がありました。
竹下総務会長からは15日に京都に入った。一番安全安心な高速道路が豪雨で一番先に止めさせられるのはどういうことかという意見が地元で出ていたというご紹介がありました。

以上です。

冒頭発言(萩生田幹事長代行)

二階幹事長は、先週12日に豪雨で被害を受けた高知県に入り、高速道路の橋梁崩落現場を視察しました。また、3連休を活用して竹下総務会長、岸田政調会長も手分けして京都や広島、岡山に入って頂いた旨を報告しました。本日15時に災害対策本部を開催し、今後の方針を決めていきたいと思います。今週で国会は閉幕になるが、党は一致団結して行動し、なお一層、気を引き締めて行きたい旨代わって報告したところでございます。

質疑応答

Question
朝日新聞です。弊社の記事で、古屋議運委員長がパーティー券の収入について、事実と異なる記載を、政治資金収支報告書に記載したという報道をしておりますが、受け止めをお願いします。
Answer
報道は承知しております。この時間までに、ご本人から間接的になんですが、説明を記者会見前にお聞きしましたところ、あのメモについては購入依頼のメモであって購入結果のメモのではないということなので、本人は問題は無いという説明がございました。本人が説明責任を果たすべきだと思いますので、今後明らかになって来るのではないかと思っております。
Question
時事通信です。今日の公選法の関係について森山国対委員長からもありましたが、採決と緊急上程というふうに調整されているということですが、一応野党の中には反発の激しい法案ではあります。野党の反発が激しい中で成立を目指す意義をご説明いただきたい。
Answer
国会の会期が22日までですから、その間に議論で一定の結論が出たものについてはきちんと結果を出していくというのはわが党の基本的な方針であって。この法律だからということではなくて、あらゆる法律をきちんと会期内に成立させていきたいと思いますので、それに全力を挙げていきたいと思っています。
Question
北海道新聞です。IR整備法案について、こちらも今日総理質疑があって、いわゆる採決に向けて大詰めの段階だと思うんですけれども、各種世論調査を見るとこの法案については国民の理解があまり広がっていないような状況です。このことについての受け止めと、会期内での成立を目指す意義について改めてお願いいたします。
Answer
各社の世論調査の質問はですね、カジノ法案の成立に賛成か反対か、急ぐ必要があるか否かという聞き方をしておりますから。これに対して多くの国民の皆さんがネガティブなお答えをするのは、私も感情的には分かります。もし私が、これがカジノ法案で日本中にカジノが出来ることを前提とした法案だとすれば、決して進めるべき内容ではないと思っております。IR法案は国内3か所に限定された、しかも統合型リゾートという一定の条件を満たした組織や施設の中で一部分がカジノに対応されるという極めて限定的な法律です。残念ですけれども、この仕組みが国民の皆さんにはまだ十分理解をされていないんだと思います。ですから、IRというものがなんなのかということが理解をされれば、政府が目指す観光立国としての大きなツールになるということは追々ご理解をいただけるのではないかと思っております。ちょうど先進国になりますけれども、シンガポールがですね、このIRの2か所を解禁するときには、まさに国民が賛成と反対の真っ二つに分かれて、シンガポールの国会でも大変大きな議論がなされました。その時にリー首相は、私がやろうとしているのはカジノではなくてIRだと、いつの日かこのIRが出来た時に国民の皆さんの理解をいただけるはずだと、こういう演説をして国会で成立した経緯があります。既にオープンして約10年が経ちますけれども、シンガポールは見事に観光立国としてのツールを活用して、様々な国際会議や国際展示場の誘致を日本以上に成果を上げている、またそのことによってシンガポールでの滞在日数も増えているなど、大きな利点があると思います。われわれももちろん心配な部分、国民の皆さんが心配される部分はございますから、ギャンブル依存症を含めて、あるいは治安の影響ですとか青少年への影響ですとか、あらゆるマイナス要素についてはきちんと対応策を打ちながら、IRが出来上がった時に、なるほど政府が考えていたIR法案というものはこういうものなんだと、国民の皆さんから逆に納得をしてもらって、その時に初めて評価をしていただければよろしいのかなと思っております。