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記者会見

役員連絡会後 二階幹事長記者会見

平成30年1月16日(火)10:44~10:57
於:党本部平河クラブ会見場

二階俊博幹事長

冒頭発言(柴山筆頭副幹事長)

役員連絡会について報告をさせて頂きます。
冒頭、高村副総裁からは通常国会は補正予算、本予算をしっかり審議し、補正は可及的速やかに通す。本予算は慎重審議の上、年度内に通す。当たり前のことを当たり前にやることが最大の景気対策だというご挨拶がありました。
森山国対委員長からは通常国会は12時の本会議では議席の指定、特別委員会の設置を行う。13時から開会式、14時から政府4演説。24、25両日で代表質問を行う。衆参の代表質問が終われば、直ちに予算委員会を開き、29年度補正予算の審議に入る。補正予算は「防災・減災事業対策」など、地方自治体の3月議会とも密接に関連することから速やか成立するよう努力したい。そして安保委員会で沖縄への委員派遣を19日に行う方向で調整しているというご報告もありました。
関口参議院国対委員長からは19日に民進との国対委員長会談、22日は全党で国対委員長会談を行うというお話がございました。
橋本参議院会長からは本日13時半から参議院の比例議員を集め、名護市長選挙対策会議を行う。一つ一つの選挙を勝ち抜いていくことが来年の参議院選につながるということでしっかり取り組みたいというお話がございました。
吉田参議院幹事長からは名護市長選は参議院としても最大の戦いだという決意表明がございました。
塩谷選対委員長からは1月18日告示、2月4日投票で山口県と長崎県の知事選が行われる。わが党は現職を推薦して戦う。また塩谷委員長からも沖縄の選挙を勝ち抜いていくことが今年最大の課題だというお話がございました。
田村政調会長代理からは25日に政審を開催する。
また山口総務会長代理からは19日に総務会を開催すると、それぞれ日程のご報告がございました。

以上です。

冒頭発言(二階幹事長)

来週から通常国会であります。これについて私どもは党を挙げて全力を尽くして頑張って参りたいと思っております。補正予算、本予算の早期成立が最優先であることは申すまでもありませんが、このことを最重要視して考えて参ります。私は18日から21日の間にジャカルタを訪問し、日本とインドネシア国交樹立60周年の記念式典に総理特使としてお伺いすることになっておりますので、その間ご迷惑をお掛けしますが宜しくお願いを申し上げます。

以上です。

質疑応答

Question
時事通信の水谷です。国会審議とも係わりますが、昨日総理が外遊中に同行記者団と懇談をされまして、その際に韓国で行われる平昌五輪への出席について、国会日程を見ながら検討をしたい、一日も早い予算の成立こそ最大の経済対策であると、どちらかというと国会審議を優先されるような言い方をしておりますが、幹事長としては総理の平昌五輪への出席についてどの様にご対応をされると思いますか。
Answer
総理の出席については詳しい内容は聞いておりませんが、両方とも大変重要な政治課題でありますから。両方が上手く調整の上に実現出来る様に努力をしたいと思います。
Question
NHKの田尻です。関連して、韓国との間、慰安婦の合意などをめぐってここのところ議論が続いているわけですけれども、その中でも平昌五輪に総理が出席をされるべきか、そうでないのか、その辺のお考えを幹事長としてお持ちでしょうか。
Answer
慰安婦の問題がある事はご承知の通りでありますが、私たちとしては両方とも大事な事でありますから、しっかりした対応をしていきたいと思っております。
Question
朝日新聞の明楽です。国会についてなんですが、森山国対委員長が先日、今度の通常国会でも与野党の質問時間の配分の見直しについて言及をされておりますが、幹事長ご自身はどの様にお考えでいらっしゃいますでしょうか。
Answer
これはもう現場で当事者がしっかり話し合って頂くこと。これは国会と言わず国民と言わず、このことに重要な関心を寄せていただいている方皆がよく話し合えということを考えておられるわけなんですから。それに合致する様にしっかりした話し合いをしてもらいたいと思っております。
Question
朝日新聞の明楽です。野党からは質問時間が減ってしまうことへの反発が出ると思いますが、そのことについてはいかがでしょうか。
Answer
これはやはり立場を変えてお考え頂ければ誰でもわかることでして、やはり国会というのはそれぞれ国民の皆さんから選ばれた議員が出て来ている訳ですから。数に応じて対応しようというのはどこの世界でもみんなが考えていることなんです。ですが、多い方が多少譲るというのは前々からずっと慣例で進んで来ておりますから。私はそれで良いと思いますが、少ない方が頑張っちゃって多い方が譲ることが当然のようになっているのは、これはおかしいと思います。だから今それを修正しようとしていることは、結構な事だと思っております。少数派を尊重しなければいけないことは、これはもう言わずもがなで大変なこと、それをしなければ民主主義は成り立たないわけですから。私は、それはそれでしっかりやれば良いと、修正すべき所は修正していく、柔軟であります。
Question
NHKの田尻です。関連をして、民進党と希望の党が統一会派、昨日の会見でもお聞きしたところですけれども、両党とも党内に反発があってなかなかスムーズにいくかどうか見通せない状況。統一会派という動きについて改めてどうお考えか。
Answer
野党の動きに対して私の方から論評を加えることは適当では無い、流れを見守っていこうと思っておりますが、もう国会もいよいよ始まる訳ですから、出来るだけ早い機会に良い方向に落着して頂くことを期待しております。
Question
読売新聞の工藤です。18日からインドネシアを訪問されますけれども、要人等の会談も想定されますが、幹事長としては津波とか観光とかどの様な案件について話し合いを行って行きたいか。
Answer
津波や災害対策については私どもが前々からいろんな場面で主張して参りましたが、これに対してインドネシアは自らの経験も踏まえて大変理解を示してくださっておるので、腹を割ったというか現実的にどうすれば良いかということについては意見が交わせれば良いなと思っております。
Question
時事通信の水谷です。総理が、昨日の同行記者との懇談の時に総裁選に関して、閣内であろうが閣外であろうが我こそはと思う方は手を挙げてほしいという様な形で発言をしておられます。総理のこのような姿勢というか、総裁選に積極的な立候補を認めるというか促すような発言について、幹事長はどの様に受け止められておりますか。
Answer
結構じゃないかと。自信を持っている証拠ですよね。別に特に意見を差し挟む余地は無いと思います。
Question
NHKの田尻です。関連して、幹事長はかねてから総裁選挙について安定した政権で信を得られていれば選挙が行われる行われないは問題視するものではないのではないかとの見解を示されております。こうした総理の発言を受けて、総裁選が行われるかどうか、政策論争があるべきかどうか、この辺について改めてお願いします。
Answer
ご意見があればどんどん出し合って頂くし、立候補する希望がある、そしてその立候補に相応しい人物であると自他共に認める場合は大いに出て頂いたら結構なんですが、あえて出るだけではしょうがないですからね。そこは皆が見識を持って見守っておるという状況じゃないですかね。