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記者会見

役員連絡会後 二階俊博幹事長記者会見

平成29年9月19日(火)11:03~11:18
於:党本部平河クラブ会見場

二階俊博幹事長

冒頭発言(小泉筆頭副幹事長)

本日の役員連絡会ですが、森山国対委員長からは第194回臨時国会は28日に召集される見込み。現在、調整中ですが21日の議運理事会に官房長官から正式に伝達する予定であります。先週15日に与野党幹事長・国対委員長会談を開き、臨時国会冒頭に北朝鮮の暴挙に対する本会議決議を行い、院としての意思を示すことで合意した。また先週発覚した年金支給漏れ問題について、明日20日午前中に厚生労働委員会の閉会中審査を開く予定でありますので、本日の理事懇で協議する。安全保障委員会は本日午後、理事会を開いて北朝鮮の弾道ミサイル発射問題などについて、政府から説明を聴取する。なお衆議院においては、明日の厚生労働委員会の閉会中審査を含めると8回の閉中審査を開くことになります。
関口参院国対委員長からは本日11時の与野党国対委員長会談で、委員長人事について協議するという報告がありました。北朝鮮抗議決議については、衆院と連携し対処していく。参院は閉会中審査を7回開催しているということです。
塩谷選対委員長からは、仮に総選挙勝利となれば勝利に向けて態勢をしっかりと構築していく。堺市長選と岡山市長選への支援もお願いしたいという発言がありました。
岸田政調会長からは総選挙となれば公約作成の準備に入らなければならない。遺漏なきを期していく。

以上です。

冒頭発言(二階幹事長)

昨日安倍総理の私邸において、総理から、次の様な話があった。これから国連総会に行くが、北海道はじめ台風被害の対応を万全にお願いしたい。特に今は早期解散を検討している。時期については国連総会から帰国してから決めるので、宜しくお願いしたい。「日・EU等経済協定対策本部」の名称を「TPP・日EU等経済協定対策本部」に変更したいという御話がありましたことをご報告申し上げておきます。ご質問があればどうぞ。

以上です。

質疑応答

Question
NHKです。衆議院の解散につきまして、早期解散についてはどう受け止めておいででしょうか。
Answer
再々申しておりますが解散は内閣総理大臣の専権事項でありますから。解散の判断は、総理が思惟の情勢を勘案して高度な政治判断をなさる訳であります。このことについて私の方からコメントをするのは差し控えたいと思います。いずれにしても我々の最も信頼する安倍内閣総理大臣からそういう方向がお示しになられたので、我々としては責任を持って対応をする。来るべき選挙に自民党が全員当選できるような気概を持って戦いに臨んでいく。これに尽きると思いますのでご協力をよろしくお願いします。
Question
朝日新聞です。野党からは大義が無いと批判を受けておりますが、党としては何を掲げて戦うのでしょうか。
Answer
国民の皆さんに対して、自民党と特に安倍政権が今日まで政党を引っ張ってきた訳でありますから、このことに対して国民の皆様から色んなご意見やご批判があろうかと思います。それを承る一つの絶好の機会だと思っております。
Question
日本テレビです。安倍総理は選挙の争点について、消費税を10%に引き上げ、その財源を教育・子育て支援に回すことを公約に入れて争点とする方針でございますけれども、それについて幹事長はどうお考えでしょうか。
Answer
大変重要な視点をついておられると思います。このことに関して、これから政調会を中心にして党内で色々と議論をして政策の中身を固めて国民の皆様からご意見を仰ぐという姿勢で臨んでいくことは当然だと思います。
Question
東京新聞です。党内では憲法改正に関する議論が行われておりますが、衆議院が早期解散をした場合にそのスケジュールにも影響が出ると思います。今の憲法改正案を解散までに間に合わせるべきか先送りをするべきか。幹事長はどうお考えでしょうか。
Answer
憲法の様な重要な問題を、いつまでにと日を区切って結論を出すということ自体が難しい問題であります。これからの選挙の日程はまだ決まった訳ではありませんが、ほぼ新聞等に示されておるわけでありますから、間近に迫っているのは事実であります。その中でどこまで出来るかを考えれば、私は急ぐ必要ないと考えております。急ぐことよりも慎重にやることの方が大事だと考えております。
Question
共同通信です。選挙日程について決まったわけでは無いということですが、10月22日に投開票という報道も出ております。自民党としてはこのスケジュールを念頭にこれから準備をしていくつもりでしょうか。
Answer
私どもは常時、選挙ということが頭から離れたことはありません。今の日程がマスコミ等通じて示されても、特にそのことで驚くことは無くて、与えられた日程で全力を尽くして国民の皆さんの信頼に応え得るかどうかが一番重要だと考えております。
Question
テレビ東京です。野党は今回の解散について、森友・加計問題隠しだと批判をしておりますが、幹事長はいかがお考えでしょうか。
Answer
そういうことを仰るのは野党の自由でございますから結構ですけれども、我々はそういう問題を隠したりということは考えておりません。
Question
時事通信です。内閣改造の際に、総理は結果本位の仕事人内閣であると言いました。その中で仕事人達の実力が試される臨時国会の冒頭で解散するということに批判があったりもしております。この点をどうお考えでしょうか。
Answer
今度の解散に至るまでの期間を考えてみれば、相当の日数を経過しているわけでありますから。この程度の日数においての解散についは、総理のお考えは十分に理解出来るという気持ちであります。
Question
読売です。埼玉4区の他にも、自民党の候補者がいない空白区がいくつかあると思います。選挙に向けての擁立の動きについて、いかがお考えでしょうか。
Answer
政権政党としての自民党が選挙になって候補者がいないということはありません。今日、選挙が始まっている訳ではありませんからご心配はいりません。十分に立派な候補者を立てるつもりですからご安心ください。
Question
読売です。関連しまして、小泉龍司さんと長崎幸太郎さんの選挙区がありますが、例えば現職の支部長を交代するという様なこともあるのでしょうか。
Answer
どういう風に持って行くかは各支部のご意見も聞きますが、後は幹事長の責任で判断をします。
Question
新潟日報です。新潟5区の対応についてお聞きしたいと思いますが、自民党から出馬意向を表明した泉田前知事は、地元の自民党内でも反発がありまして、県連の会合でも推薦が決まらなかったということがあります。今日も県連会長が党本部にこういう状況を報告に来ておりますが、幹事長はどうお考えでしょうか。
Answer
今言われた様に党本部へ報告に来ておりまして、それを担当者が聞いておりますから。それらを聞いた上で判断をしたいと思います。
Question
テレビ東京です。今回の選挙について、現時点での手ごたえや勝敗の見通しや勝敗ラインについてはどの様にお考えでしょうか。
Answer
なかなかしっかりとした良い質問ですが、まだ解散もしていない訳でありまして、選挙に誰が立候補するかも決まっていない時ですから。勝敗ラインについては、いつもマスコミの皆さんが大体この程度だろうと先に色々と発表するでしょう。それは結構ですけれども、我々の立場からそのラインを発表するのはもう少し慎重でありたいと思っております。
Question
フジテレビです。フジテレビが週末に行った世論調査では、内閣支持率が三カ月ぶりに5割を回復しました。解散総選挙に向けて内閣支持率が回復していることへの受け止めをお聞かせください。
Answer
内閣支持率が回復しているということは大変結構なことでありますし、我々にとっては意外だというよりも、その様なご支持を頂戴しているかということを冷静に受け止めたいと思っております。国民の多くの皆様からその様な支持をいただいているんだという実感が得られるように、選挙戦において全力を尽くしたいと思います。