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記者会見

臨時役員会・政府与党連絡会議後 二階俊博幹事長記者会見

平成29年7月3日(月)13:00~13:15
於:党本部平河クラブ会見場

冒頭発言

二階俊博幹事長

本日の臨時役員会ですが、安倍総裁からは、都民の皆さんの厳しい声を謙虚に受け止め、深く反省したい。信頼回復に向け襟を正さなければならない。国民の皆様から信頼される政党へと立て直しを進めたい。明後日から欧州を訪問する。ドイツのG20サミットでは積極的な首脳外交を展開したい。欧州とのEPA交渉も大詰めだ。成長の大きなチャンスであり、TPP同様、「国家百年の計」である。速やかな大枠合意を目指し、政府・与党一体となって取り組んでまいりたいということでした。
高村副総裁からは、都議選の結果を厳粛に受け止め襟を正す。しっかりとやるべきことをやって行くということでした。
私(二階幹事長)からは、都議選は大変厳しい結果となった。都民・国民の皆様の審判を率直に受け止め、反省すべき点は大いに反省し、安倍総裁のもと党内一致結束し、今後の党勢回復に全力を尽くしたい。今回の都議選はわが党を挙げて候補者を支援した。衆参の先生方、各県連、政策グループ、関係団体など応援いただいた全ての皆様に御礼申し上げるということを申し上げました。
竹下国対委員長からは、野党からいろいろ要求があるが、党役員と相談していきたいということでした。
橋本参議院議員会長からは、参議院としても連日支援したが、力不足だったというご発言でした。
吉田参議院幹事長からは、安倍総裁のもと、一致結束して行かなければならないということでした。
古屋選挙対策委員長からは、敗因を分析し、過去の教訓を踏まえ、「国民のための政治」に全力を尽くすというご発言がありました。
茂木政務調査会長からは、勝ったときは「謙虚に弛まず」、負けた時は「より謙虚に怯まず」だということでした。
細田総務会長からは、大敗の理由は常にある。一致結束して乗り越えていくということでした。
下村幹事長代行からは、党を挙げ支援していただいたにもかかわらず、厳しい結果となった。心からお詫び申し上げる。都連会長を辞任し、今後都民の皆様からの信頼が回復されるよう、汗をかいていく。党本部の取り組みに改めて感謝申し上げるというご発言がありました。
最後に、安倍総裁を中心に、党役員がしっかりと結束していくことを確認した。安倍総裁からは「党役員の皆様と心ひとつにして、乗り切っていきたい」ということでした。

以上です。

質疑応答

Question
時事通信です。都議選の敗因についてはどのように分析されていますか。
Answer
都民のための都政の選択という都議選本来の意味から、政治の現状に対する審判ということに結果的になりました。厳しい声を受け止め、反省すべきは大いに反省し、今後に活かしていきたいと思っております。
Question
朝日新聞です。「反省」ということですが、国民からは反省ということが見えにくいという面があります。今後具体的にどのような対応をしていくお考えですか。
Answer
政治家の反省ですから言動が問題だと思います。そのことに対していくつか指摘されたところがあったと思いますが、これらの点について十分、心して反省していきたい。こういうことです。
Question
日本放送です。都連会長が辞意を表明されましたが、その他で選挙戦を受けて役員人事等で処分等を考えることはありますか。
Answer
今のところは聞いておりません。
Question
NHKです。今後の国会対応について幹事長はどのようにお考えですか。
Answer
これは国会対策の委員長はじめ関係者がしっかり取り組んでいることですから、私からはどうこうという発言は控えておきますが、それらの人たちが皆で相談し、またわれわれのところにも相談が上がってくると思います。謙虚に対応していきたいと思っています。
Question
読売新聞です。公明党との関係について、選挙前には自力で戦ういい機会だと述べられていましたが、厳しい結果となりました。公明党なしでは選挙戦は難しいということが浮き彫りになったのではないかと思いますが、この辺りはいかがですか。
Answer
先ほど来、申し上げているように、しっかり反省して次なる戦いに備えます。
Question
読売新聞です。国政での公明党との関係についてはどのようにお考えですか。
Answer
これは一方的なものではなくて、双方がお互いに気持ちを寄せ合って、連立というものができているわけでありますから、その線に沿ってしっかりした対応をしていきたい。国政は国政だということもおっしゃっておられるわけですから、われわれもまた国政における対応をしっかり進めていきたいと思っています。
Question
NHKです。公明党の都議選の対応が国政における自公関係に影響はないとお考えですか。
Answer
あるのかないのか知らないが、特にあるわけではないのではないか。
Question
東京新聞です。自民党は秋の臨時国会への憲法改正案の提出を目指していますが、今後、こういったスケジュールに都議選の結果が何らかの影響を与えるとお考えですか。
Answer
これから検討課題です。
Question
朝日新聞です。幹事長はかねてから安倍総裁の三選を支持されてきましたが、今もそのお考えにお変わりありませんか。
Answer
気持ちには何ら寸分、変わりはありません。
Question
日本経済新聞です。きょう小池都知事が「都民ファーストならぬ国民ファーストをベースに考えていく」と述べられました。国政に意欲を示したとも取れる発言をしましたが、今後、小池都知事が国政に進出する可能性についてどのようにお考えですか。
Answer
それは、そういうことを聞いてきた人がお尋ねされればいいし、われわれはそんなことまだ聞いておりません。
Question
時事通信です。小池都知事は都民ファーストの会の代表を辞任される考えを示しました。二元代表制への懸念に配慮したということですが、この対応についてどのようにお考えですか。
Answer
それは知事の判断ですから。少し丁寧に言えばご随意にということであります。
Question
テレビ東京です。今回の大敗を受けて、早ければ7月中に内閣改造を行うべきだとの声も出ていますが、幹事長はこれについてどのようにお考えですか。
Answer
内閣改造は総理がご一存で決めることですから、この際、私がこういう場で考えを述べるのは適当ではないと思っています。総理にお任せをして、われわれは一致団結して、総理を支えていく。こういうことです。
Question
フジテレビです。党執行部として責任を取るお考えがありますか。
Answer
これから当然、議論していくことになるでしょう。
Question
時事通信です。小池、若狭両名の離党届の取扱いについてはどのようにされていくお考えですか。
Answer
当然、離党届の処置はわが党の中の党紀委員会で、いちいち審議して決めることになっておりますから、そういう手続きにおそらく一両日のうちに入っていくだろうと思っています。淡々とやりますから。
Question
朝日新聞です。幹事長ご自身の進退についてはどのようにお考えですか。
Answer
そんなこと今ここで答える必要はない。