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記者会見

政府与党協議会後 二階俊博幹事長記者会見

平成29年6月19日(月)12:50~13:02
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

二階俊博幹事長

本日の政府与党協議会ですが、まず菅官房長官からは、連日熱心な議論をいただき心より感謝する。天皇退位特例法、テロ等準備罪、区割り法、民泊法など95.5%の成立率だった。特に海外でテロが頻発している状況から、安全に万全を期していく方針だ。また、骨太方針など着実に進めていく。よろしくお願いするということでした。
私(二階幹事長)からは、国会が閉会した。150日間の会期の中で、補正予算、本予算、税をはじめ多くの重要法案が成立した。自公で連携協力し、多くの成果があった。感謝申し上げる。今後とも謙虚に、安定的に国政を進めてまいりたい。よろしくお願いするということを申し上げました。
井上公明党幹事長からは、大きな成果があった国会だった。世論調査を見ると、できるだけ丁寧に説明し、理解を得るということが必要だというご発言でした。
竹下国対委員長からは、野党が政局最優先で攻撃してきた国会だったが、衆参国対で緊密に連携・協力した結果、うまくいくことができたというご発言がありました。
大口公明党国対委員長からは、衆参国対は信頼関係のもと、いい仕事をすることができた。QT(党首討論)ができなかったことは残念だということでした。
松山参議院国対委員長からは、公明党国対、衆院国対には大変お世話になり、感謝申し上げるというご発言でした。
橋本参議院議員会長からは、民法、刑法など、120年、110年ぶりに改正できた法案もある。成果があったということでした。
魚住公明党参議院議員会長からは、野党がスキャンダルに一点集中し、審議拒否に徹するという姿勢だった。本当にこれでいいのかという思いを持ったということでした。
吉田参議院幹事長からは、テロ等準備罪法案は、国会のルールに則って行った。今後はしっかりと説明していきたいというご発言がありました。
また、菅官房長官から本日のご意見は真摯に受け止め、国民の皆様に丁寧に説明させていただくというご発言がありました。

以上です。

質疑応答

Question
朝日新聞の山岸です。吉田参議院幹事長の「国会のルールに則って行った」という発言は、終盤国会における中間報告など一連の対応を含んだものなのでしょうか。
Answer
そうですね。
Question
朝日新聞の山岸です。吉田参議院幹事長以外からは国会運営に関するご発言はありましたか。
Answer
ありませんでした。
Question
時事通信の水谷です。きょうの会議で都議選に関するご発言はありましたか。
Answer
特にありません。私どもは、基本はやっぱり都議選は都議選。ほかの人には投票権はないわけですからね。だから都議選は東京都の国会議員や都議会議員候補者等がしっかり戦っていただくものであって、我々は皆、援護射撃というか、周辺から心を込めて勝利を願う。こういうことです。
Question
読売新聞の小田倉です。各社世論調査で内閣支持率が急落していますが、受け止めをお願いいたします。
Answer
こうした調査は上がったり下がったりするものですから、今度のこの調査を見て、大いに反省をして気合をかけ直して反転攻勢に取り組んでいくということが大事だろうと思います。厳しく受け止めております。
Question
読売新聞の小田倉です。国民への説明が不十分だという声が大きく出ていますが、どのように対応していくお考えですか。
Answer
法案とか審議の内容そのものが国民の皆さんの日常生活とはちょっとかけ離れた問題ですから、慣れないというかそういうこともあったでしょうから、説明不足を言われた場合は、それはやむをえないと。ですから、これからしっかり全ての選挙を活用しながら、国民の皆さんにご説明をして、ご理解を得る懸命な努力が必要だということが、宿題として残った。こう思っています。
Question
時事通信の水谷です。内閣改造や党役員人事の実施について幹事長の見方を伺います。
Answer
人事はわが党の場合は、総理大臣、総裁に一任しているわけで、当然ですが何ら特別の感想もありません。これから熟慮して、お決めになるだろうと。それに対して、党は一体となってそれを支持していく。その環境を作っていくことがわれわれの仕事だろうと思っています。
Question
朝日新聞の山岸です。野党は閉中審査を求めていますが、どのように対応されるお考えですか。
Answer
その後の野党の都議選やいろいろな場所で活躍の場面があるんですから、その活躍の状況を見て、また相談していったらいいだろうと思っています。
Question
共同通信の原口です。「反転攻勢」ということですが、内閣改造や党役員人事などがそのきっかけになるとお考えですか。
Answer
それもまあ、一つの気分転換にはなるでしょうが、とにかくこの厳しい事態を受けて、我々はしっかりと踏ん張って、やっていかなきゃならんということです。
Question
テレビ東京の篠原です。加計学園問題への当初の政府対応に問題があったと幹事長もお考えですか。
Answer
政府も政府として一生懸命答弁していたんでしょうが、やっぱりもっとスピーディーに対応していくということが必要であったという指摘があれば、それもそうかなと思います。
Question
朝日新聞の山岸です。これまで安倍政権では何度か支持率下落の時期がありましたが、今回は今までと違うのか、それとも同じなのか。この辺りはいかがでしょうか。
Answer
これは結果を見なきゃ分かりませんが、回復していくだろうと思っています。党は全力を挙げて、その方向へこれから対処していきたいと思っています。
Question
読売新聞の小田倉です。今回の世論調査の結果が都議選に与える影響について幹事長はどのようにお考えですか。
Answer
何かことがあると、都議選、都議選と言われるんですが、私は都議選は都議選。国政は国政と思っているんです。東京の人ばっかりが日本国中の政治を左右するわけではないはずです。ですから、都議選との関係は、参考にはしますが、特にそれじゃ今度、東京都議選で圧勝、自民党が仮にしたとしますと、その勢いで衆議院選挙もそういくかというと、そんなことに対して因果関係はありませんよ。やっぱり都議選は都議選。国政は国政。しっかり対応していきたいと思っています。こういう厳しい結果が今、出たことは私どもにとってはむしろ、早いうちに、こういう結果が出たということはこれからまだ挽回、回復のチャンスはいっぱいあるわけですから。自信を持って、追いつき、追い越していくというような気持ちを持ってやっていきたいと思います。