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記者会見

二階幹事長ぶら下がり(組織犯罪処罰法改正案成立を受けて)

平成29年6月15日(木)16:24~16:30
於:党本部4Fエレベーターホール前

質疑応答

Question
フジテレビの門脇です。本日朝、テロ等準備罪を盛り込んだ組織犯罪処罰法改正案が成立しました。受け止めをお願いいたします。
Answer
まず、皆さんもご苦労様であったと思います。しかし成立できたということは大変よかったことだ。参議院の議員の皆さん、あるいはその関係の皆さん方、そして国対関係の皆さんは今朝まで頑張っていただき、ご苦労であったと思っております。テロや組織的な犯罪に対し世界各国と連携していくために不可欠な法案であると思っておりますので、これが通過・成立できたことは、先も申し上げましたが、大変よかったことだと思っています。限られた会期のなかでこれを議論し、国会のルールに基づいて会期末が迫っている今日、採決ができたということを、改めて関係者の皆様に感謝をしたいと思っております。今後、政府は運用面について、法の趣旨に則り、国民の理解が得られるような対応をしっかりやっていくべきだと考えています。
文科省の文書の存在についても併せて申し上げます。徹底した調査で文書が見つかった。文科大臣は真摯に対応し、陳謝をしたようであります。内閣府でもこれに対応し、調査すると聞いております。明日の参議院予算委員会で集中審議が行われる。政府は追加調査の結果をしっかりと説明することが必要である。プロセスや行政の過程が捻じ曲げられたとは考えておりません。しかし、こうしたことが再々起こったのでは、国会としての信用もありますから、説明の足りないところは政府としても積極的に説明して理解をいただけるように平時からやっぱり努力すべきだと思います。
Question
フジテレビの門脇です。テロ等準備罪をめぐっては、中間報告という形になりました。この点についてはどのようにお考えですか。
Answer
それも国会で認められているルールですから、特別のことで強行したと言いたい人もあるでしょうが、強行でもなんでもありません。朝までかかってやったんだけれど、時間が足りなかったからその昼からずっとやればいいんですから。強行とは思っておりません。
Question
フジテレビの門脇です。文科省の再調査の件で、会期延長をにらんで明日の集中審議以外で何か対応を検討することはお考えでしょうか。
Answer
これから成り行きを見ながら考えていきます。
Question
フジテレビの門脇です。現段階では会期延長について考えていないということですか。
Answer
今のところは考えておりません。
Question
読売新聞の小田倉です。今回の採決を巡る対応や文科省の追加調査結果などが都議選にどのような影響があるとお考えですか。
Answer
国会のことですから、都議選は都議会の件ですから。それを割り切ってというか、考えるくらいのことはちゃんと了解されていると思っています。
Question
朝日新聞の山岸です。今回の文科省の文書を巡る官邸の対応のあり方についてはどのようにお考えですか。
Answer
官邸は官邸として毎日、一生懸命仕事にいそしんでいるんですから、私はその片言節句をとらえて官邸の発言がどうだこうだと言うつもりはありません。ですから、事態を正確に認識して、国民の皆さんに分かりやすい政治を行っていこうということが大事なことだと思っています。