ニュースのカテゴリを選択する

記者会見

役員連絡会後 二階俊博幹事長記者会見

平成29年5月9日(火)10:39~10:54
於:院内平河クラブ会見場
二階俊博幹事長

冒頭発言

本日の役員連絡会ですが、高村副総裁からのご挨拶で、総裁の憲法発言について党内議論を充実させていかなくてはならないということでした。
私(二階幹事長)からは、中国政府からの招待に応じ、5月14日(日)~15日(月)まで北京で開催される「一帯一路」国際協力ハイレベルフォーラムに出席する予定だ。留守とするが、何卒よろしくお願いしたいということを申しました。
竹下国対委員長からは、本日の本会議は18時から、鈴木法務委員長解任決議案の処理を行う。起立採決であるが禁足とさせていただくというご報告がありました。
茂木政務調査会長からは、区割り法案は本日15時から部会、11日(木)政審、12日(金)総務会となる。また、受動喫煙防止対策について、昨日、党として合意を見出すことができた。厚労省に党の考えを伝えたい。政府側の責任ある対応を期待したいということでした。
山東党紀委員長からは、与謝野馨 元衆議院議員の復党について、党紀委員会において審査をした結果、4月30日付で了承されたというご報告がありました。
山口組織運動本部長からは、一生懸命取り組んでおられる党員1000人未達成のペナルティは、いろいろ細かく規定して今、各議員に連絡しておりますが、なおこれからは個別に面談をして、党勢拡大の協力を依頼するということでありました。全会一致でそういう方向でやりましょうということになりました。

以上です。

質疑応答

Question
訪中について、AIIBへの参加の可能性や日本の関わり方などについて幹事長のお考えをお聞かせください。
Answer
今回の中国訪問の趣旨は、一帯一路の国際協力のハイレベルフォーラムということでありますから、そういうところまで議論が進展していくかどうか分かりませんが、今のところそういうことを予定しているわけではありません。
Question
AIIBへの日本の参加の可能性や見通しについてはいかがですか。
Answer
これは中国と日本との間の関係だけではなくて、参加国全体の考え方、ご意見にもよってきますから、そこらはよく慎重に、各国のご意見等を承って判断していきたいと思っています。
Question
テロ等準備罪について、会期内の成立を危ぶむ声も出ていますが、今後どのように審議を進めていくお考えですか。
Answer
国対にお任せしておりますが、さらに努力をするということだと思います。それに尽きると思います。
Question
一部では会期を大幅に延長して法案を通すべきだとの意見もありますが、会期延長については現時点でどのようにお考えですか。
Answer
法案を通すべきだというところには同調しますが、会期延長ということは、まだこの段階では、東京都議選ももちろんありますし、いろいろな予定も皆組んでおりますから、私は安易に会期延長ということには今、誰からの相談も受けていないし、そういうことは考えておりません。きょう現在ね。
Question
憲法改正を巡る総理の発言を受けて、党内議論を加速するためにどのように進めていくお考えですか。
Answer
これは自民党としては長年の懸案中の懸案でありますから、これを処理するためには全党挙げて取り組んでいくということが大事ですから、憲法審査会、党の関係者の今日までのご努力に対してはできるだけ多としていきたいと思いますが、さらにもっと全党挙げての取り組みにしていきたいと思っています。
Question
総理は自民党草案にはこだわらない姿勢を示していますが、新たに草案を作り直すなどといったお考えはあるのでしょうか。
Answer
時間的な問題もありますし、どういうスケジュール感を持ってそういう発言をされたのか知りませんが、われわれはこれから党内各方面のご意見を聞きながら円満に進めていきたい。こう思っておりますから、その進み具合によってどういう方法にするかというのはまた考えがあってもいいと思っています。
Question
具体的には憲法改正推進本部で議論を進めるのが望ましいとお考えですか。
Answer
いや必ずしもそうではなくて、そういうことを今まで長い長い時間をかけてやってきたわけです。これは円満な、あるいは党内のご意見をまとめていくという手法としてはある程度時間をかけるのはいいですが、時間がかかり過ぎてもしょうがないですからね。だからここはこれからの審議というか、党内のご意見に耳を傾けながら取り組んでいく。こういうことです。
Question
憲法改正を巡る自身の発言に対して昨日、総理は「読売新聞を熟読してほしい」と答弁されました。これについて幹事長はどのようにお感じですか。
Answer
今のご質問やこの間からのお話を聞いていると、もっと一から丁寧に終いまで説明しろと、こういうことだろうと思いますが、言われてることで意味は分かっているんだから。私もこういう話の仲間に入るつもりはありませんから、これ以上は申しませんが、とにかく片言節句を取り上げていちいちいろいろ言うというよりも、言われている方も言っている方も皆意味は分かっているんだから。そうでしょ。どうしても分からない人はこれからこの後聞きに来てもらってもいいですが、もう分かるでしょ。お分かりと思いますから、どうぞよろしくお願いします。
Question
党員獲得未達成のペナルティについて、具体的な内容を教えていただけますか。
Answer
これは山口組織運動本部長の方で党内、また各派にもいろいろ諮ったりして対応するわけですが、やはりきちっと党の決まりを実行している人と、それをなおざりというかいい加減に受け止めている人との間にちゃんとけじめをつけてやるのがいいのではないかというご意見ですが、党内大半の意向はそれで結構だということですから、その方向で取り組んでいくということでしたから、われわれはそれを了承したところです。
Question
具体的な中身についてはどのようなものなのでしょうか。
Answer
これから関係者がちゃんと協議してやっていくでしょう。
Question
受動喫煙防止法を巡って、塩崎厚労大臣がけさの閣議後の会見で「小さな飲食店において店頭への喫煙可否の表示を義務づけても受動喫煙は防げないのではないか」と自民党案に対して反発しているのですが、これについて受け止めをお願いいたします。
Answer
やってみたらいいじゃないですか。それで徹底しないようならさらにどうするということになるだろうと思っています。
Question
それは自民党案をやってみたらいいということですか。
Answer
それはそうですよ。