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記者会見

役員会・与党党首会談後 二階俊博幹事長記者会見

平成28年11月28日(月)17:01~17:12
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

二階俊博幹事長

先ほど自民党・公明党の党首会談が行われたことはご承知のとおりであります。安倍総裁からは、年金改革法案はどうしても今国会で成立させる必要がある。TPP関連法案も、日本の姿勢を示すためには同様の責任がある。会期は12月14日(水)までということでお願いしたい。大変熱のこもった総理の決意を述べられました。山口公明党代表からは、会期は12月14日(水)までと承った。TPP関連法案、年金改革法案はやり遂げたいということでした。私(二階幹事長)からは、先ほど与党衆参幹事長・国対委員長会談を開き、会期延長につき、重要法案の成立とその後の外交日程を考え、12月14日(水)までの14日間ということで合意したのでご報告申し上げるということを申しました。
本日の役員会ですが、安倍総裁からのご挨拶で、年金改革法案は先週、私も答弁に立ち、委員会で採決していただいた。また、会期延長については与党党首会談で決定したい。それから、メッセージ性のある税制改正・予算編成にしたいということでした。
高村副総裁からは、TPP関連法案、年金改革法案は、決めるときにはしっかり決めなければいけないということでした。
私(二階幹事長)からは、11月26日(土)、27日(日)と高知県黒潮町において「『世界津波の日』高校生サミットin黒潮」が開催され、世界30か国360名の高校生が集まり、津波防災に関する分科会、避難訓練などを行い、「黒潮宣言」という形で取りまとめられた。本年は「世界津波の日」が制定された元年であり、今後、若き津波防災大使を各国のご協力によって育て、防災・減災に対する認識を高める取り組みを続けていきたいということを申し上げました。
竹下国対委員長からは、会期延長については党首会談後、議長に申し入れを行う。また、次回の本会議は明日13時から行う。厚生労働委員長解任案、厚生労働大臣不信任案が出された場合は禁足とするというご報告がありました。
松山参議院国対委員長からは、限られた会期内に重要法案成立に向け努力したいというご発言がありました。

以上です。

質疑応答

Question
NHKの田尻です。14日(水)までの会期延長ということですが、その意味やこの間成し遂げたいことについてお願いいたします。
Answer
せっかく14日(水)までの延長ということで合意したのでありますから、この期間に懸命に研さんに励んでいただき、法案の成立に全力を傾けたいということであります。
Question
NHKの田尻です。14日間という期間を取った理由についてはいかがですか。
Answer
15日(木)からの外交日程がありますから、この際の決定としてはぎりぎりだろうと判断してそのようにしました。
Question
NHKの田尻です。TPP関連法案や年金改革法案、IR法案など個別の法案成立に向けてはいかがですか。
Answer
せっかく国会を延長して、こういう法案の成立に向けて努力するということを、自民党と公明党だけが話し合えばいいということではなくて、与野党のお話合いや、もっと大事なことは国民の皆様にこの日程の延長をお願いしたいということをお約束して、もしも了承を得られたとすれば、その期間内に約束した法案の成立に全力を注ぐことは当然のことでありますから、われわれはこの際、会期延長が目的ではありませんから、会期延長を了承していただいた場合には、しっかりした国会対応をしていきたいと思っております。
Question
読売新聞の天野です。14日以降の2回目の延長については現時点では考えていないということでよろしいですか。
Answer
これは、今のところは考えていないということになりますが、その後のことはまた相談して進めていきたいと思います。
Question
共同通信の池田です。IR法案について、今国会での成立を目指すということでよろしいですか。
Answer
今のところは、取り下げるという考えがない以上、今国会での成立を目指すということは当然のことだと思います。
Question
産経新聞の澤田です。本日朝、下村都連会長が都知事選で造反した区議らと面会され、区議らは党に残りたいとの考えを示しました。これについて幹事長はどのようにお考えですか。
Answer
私は何かがあったからといってぎすぎすと裁判所みたいに判断してこのことを決めるというのではなくて、反省して党を一本化してやっていこうという気持ちを持った人、これはもうできるだけ円満に扱いたいと当初から考えております。