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記者会見

政府与党連絡会議後 二階俊博幹事長記者会見

平成28年11月7日(月)12:50~12:58
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

二階俊博幹事長

本日の政府与党連絡会議ですが、安倍総理からは、国会においては丁寧な説明を積み重ねていくことが何よりも大切だ。緊張感を持っていきたい。年金法案も一層気を引き締めて議論に当たりたい。また、相対的貧困率は2%減少した。3年のアベノミクスの成果でいい結果が出ている。子供の貧困の問題は最優先課題だ。それから、先月、訪日外国人が2000万人を超えた。しかしそれは通過点だ。2020年の4000万人に向けてできることはすべてやるという気持ちで対応したい。また、11月中旬、諸般の事情が許せばペルーでのAPECに参加するつもりだということでした。
私(二階幹事長)からは、国会はTPP法案採決を巡っていよいよ大詰めに来ていることはご承知のとおりだ。今週はいよいよヤマ場となるので、政府・与党一体となってあらゆる事態に対応できるようにしっかり頑張っていかなければならない。また、世界津波の日(11月5日)はおかげさまで国内外で成功を収めたということだが、これは一回だけやっておいたらいいというものではなくて、毎年毎年続けて、世界中の人々が津波のことを忘れないようにしていただくというのが趣旨でありますから、今回どのような状況で、国外ではどうだったか、あるいは国内ではどの県がどういうことをやったかという調査をして、いずれまとまったらまた皆さんにもご報告したいと考えていると申し上げました。
山口公明党代表からは、政府・与党一致結束して緊張感を持っていきたい。また、世界津波の日と高知県黒潮町で行われる高校生サミットについて、政府はあらゆる支援、防災教育にも力を入れてほしいというお話がありました。

以上です。

質疑応答

Question
時事通信の水谷です。TPP審議について、野党は委員会への法案の差し戻しも要求していますが、政府・与党としては明日の衆議院通過を目指すとのお考えですか。
Answer
私が確かめてきたわけではありませんが、大体そういう向きのように受け止めております。
Question
朝日新聞の山岸です。本日、山本農水大臣が欠席されていましたが、その理由について何か説明はありましたか。
Answer
最初私は出席していると聞いていたから、出席をしているのではないかと思ったくらいです。それで、「皆言いにくいこともはっきり言うな。それでは出席していないのだろうか」と思ったくらいですから、今日は出席してもまだまだ議論が広がっていくかもしれないから、今日は出席していない方がよかったのではないですか。
Question
朝日新聞の山岸です。山本農水大臣の発言については本日の会議では話題になりましたか。
Answer
これは大臣の発言から端を発したわけですが、そのことをもう一度説明をしてどうだというのだが、この場で武士の情けなんて言うと危ないから、ある程度のことは新聞やテレビですっかり余すところなく伝えられているわけですから、繰り返し説明する必要があったかなと思ったところです。
Question
TBSの室井です。幹事長ご自身としては山本農水大臣の大臣としての資質についてどのようにお考えですか。
Answer
これは総理が信頼してこの人ということで選ばれたのでしょうから、われわれ党としては、安倍内閣を支えるということで、チーム、メンバーとしてはしっかり支えていきたいと思っています。大臣の資質は、あの発言だけで資質を判断するのはちょっと早すぎるのではないですか。
Question
NHKの田尻です。国会審議がヤマ場ということですが、幹事長としてはこのヤマ場にどのように臨まれますか。
Answer
よく事が起きたら緊張感を持てということを言われるが、国会そのものに対する閣僚や党幹部の態度は常に緊張感を持って、真剣な対応が必要なのですよね。問題が起きたから緊張感を持つのではなくて、問題が起きないうちから緊張感を持って国会に臨むというのは当たり前のことだと思います。今後、それをしっかりやっていこうというのが政府および自民党の考え方でありますということです。
Question
共同通信の池田です。TPPについては、8日(火)に衆議院通過を目指すということを確認されたのですか。
Answer
私は直接聞いておりませんが、これらのことはもう国対が一生懸命やっているわけですから、おそらく土日なく昼夜分かたず皆頑張っていると思います。だからそれらの方々の見識にお任せしたいと思います。
Question
朝日新聞の山岸です。4日(金)の委員会採決を巡っては、国対と議運、委員会の現場で齟齬があったようですが、衆議院通過に向けて不安はないのでしょうか。
Answer
不安はありませんが、うまくいかなかったのだから、今言われるようなことがあったかもしれませんが、私の方は特に指摘するほどのことはありません。