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記者会見

二階幹事長 ぶら下がり (天皇陛下のお気持ち表明を受けて)

平成28年8月8日(月) 14:30~14:35
於:党本部4Fエレベーターホール前
二階俊博幹事長

質疑応答

question
(代表質問)フジテレビの弓です。天皇陛下がお気持ちを表明されました。これについての受け止めと、生前退位について自民党としてどのように対応していくお考えか、お願いいたします。
answer
皆さんもテレビ等で受け止められたことと思いますが、天皇陛下が即位されてから28年。日本国民の統合の象徴として、伝統の継承者として、大変大きな責任を全うされるとともに、日頃、我々の知る範囲でも、ご公務に対して大変なご努力をなされている。深く感謝を申し上げるとともに、陛下が我々日本国民の安寧と幸せを思うお気持ちが一言一言にそのことがメッセージとして広く国民の皆様に伝わったことだと思います。私どももそのことを受け止めて、日本国と日本国民の安全に対して陛下がお感じになっておられるそのお気持ちに対して、いつの時代にも国民と共にあり、国民に寄り沿うという陛下のあの厳粛な真剣なお気持ちに対して、我々は一国民としてというだけではなくて政府及び自由民主党はしっかりした対応、お答えをしていかなくてはならない。天皇陛下というお立場もご考慮のうえ、個人としてのお気持ちを強く表明されたものであると感じております。今後、党としてどういうことかというご質問になろうかと思いますが、これは安倍総理を中心に官邸側がどういう判断をなさるかということが第一義的に重要でありますが、陛下のご年齢、体力的なこと等にもお触れになられましたので、我々もこれを重く受け止めて真剣な対応をしなければならないと思います。我々は国民の世論および広くわが党の党員の皆さん等のご意見、それをよく耳を傾けながら党としても真剣なご相談をこれからしていかなければならないと思いますが、いずれにしても厳粛な思いで天皇陛下の日頃のご労苦、お気持ち、我々も心から真剣にこのお言葉を受け止めていかなくてはならない。厳粛な思いで今の陛下のお言葉を拝聴した次第であります。今後、党内よく相談して慎重に対応していきたいと思っています。
question
朝日新聞の山岸です。天皇陛下は慎重な言い回しながらも生前退位のご意向が強く読み取れるような内容だったかと思いますが、幹事長は生前退位の部分、天皇陛下のご意思の部分に対してどのようにご理解されていますか。
answer
天皇陛下のご発言でございますから、我々の側からその言葉に対して評価をしたり意見を差し述べたりするということは適切でないかもしれませんが、とにかく陛下がそこまで心情を吐露されたわけでございますから、我々広く多くの国民がそのことに真剣に陛下のお言葉に寄り添うようなことをこれから考えていかなければいけない、そういう思いです。