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記者会見

谷垣幹事長ぶら下がり (平成28年熊本地震を受けて)

平成28年4月16日(土) 8:35~8:40
於:党本部4Fエレベーターホール前

冒頭発言

本日未明、午前1時25分に、非常に大きな地震がありまして、私も夜、現地におられる園田団長と電話をしたり、あるいは高見澤内閣官房副長官補と連絡を取り合ったりしたのですが、暗いうちはなかなかそうは言っても分からないというので、本日、在京の私、それから二階総務会長、稲田政調会長の3名が集まりまして、党から派遣した職員の報告、それから高見澤内閣官房副長官補から今の政府側の状況の報告を聞きました。そのほかにも、それぞれ現地にいる松本副大臣や、あるいは園田団長や団員の方々にもいろいろ電話でお話を聞きました。
その結果、今、気象庁も、14日(木)に起きたのは本日の地震の前震である、むしろ本日あった方が本震であるというような認識をされているようですが、今、その説明を伺い、現地の話も聞いてみますと、いろいろな被害が出てくる地域も3倍か4倍に膨れ上がったし、避難要請というか救助要請なども急に増えてきた。それから、だいぶ位置も少し動いていますが、予断を許さないような状況ではないかと思います。特にこれから雨が非常に降ってまいりますので、風速も35メートルくらいになるのではないかという予想があるようです。
現地での話を聞きますと、結局、家の中にいると、あれだけいろいろと、はじめは震度7というのが、震度6強がしょっちゅう起こるわけですね。そうすると、家のなかに怖くていられないという心理、それで外へ出てこられる。外へ出てこられると、今までは外で何とかしのげたが、それだけ大雨が降るとなかなか外でしのぐというわけにはいかない。だから当面はそれをどうするかという問題があって、例えばテントであるとか、しかるべく夜もそこで過ごせるという場も確保しなければならない。それから、ビニールシートが非常に重要だというお話でした。つまり、雨がザーザー猛烈に降ってくると、水がしみ込んでいなければ何とかなるものが、家屋にせよあるいは土砂崩れみたいなところにせよ、やはりブルーシートを早くやって水がしみ込まないようにしないと被害が拡大するというようなことがある。それから、だいぶライフラインというか、水道なども、私はよく分かりませんが、水が濁っているとかいうような話もあるようでして、それから家屋が、皆、非常に不安に思っているのですね。その不安感を解消していくためには、早く家屋の安全等をチェックするというようなことをしなければならない。それはだいぶ準備していたようですが、本日の地震でまたちょっと状況が変わってきたなど、いろいろな問題があるようです。ですから、そういう辺り、本日、政府の方でも全力を挙げて対応される。今朝の菅官房長官のご発言でも、当座、やはり自衛隊やあるいは警察を入れて人命救助や何かの態勢は飛躍的に今、拡充しようということをやっておられる。現地からもそういう要請があるようです。熊本県知事も、3日間、72時間はとにかく、いろいろなことがあるが、まず人命救助などに専心しよう。そのほかの問題は後にして、まずとにかく人命救助を、という態勢ができるように今のような警察ないし自衛隊の人員も拡充するというようなことをやる。そういう政府の方針はもっともなことだと思います。我々としてもそれをバックアップできるよう全力でやっていきたいということですね。

質疑応答

なし