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幹事長記者会見

谷垣禎一幹事長記者会見(役員連絡会後)

平成28年3月4日(金)10:30~10:50
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

谷垣 禎一幹事長

本日の役員連絡会ですが、高村副総裁からのご挨拶で、選挙制度改革は基本方針をまとめてもらったが、与党が同じ考えで進んでいくことが大事であるので関係者はよろしくお願いするということでした。
私(谷垣幹事長)からは、予算は参院に送付することができまして、今、参議院で鋭意審議を進めていただいているが、よろしくお願いしたい。それから、高村副総裁からもありましたが、選挙制度改革については昨日、選挙制度改革問題統括本部・選挙制度調査会合同会議を開いて、簡易国勢調査の速報値を反映した具体的な資料に基づいて、意見交換をした。二度と違憲状態判決が出されないよう早急に対応することが必要であるから、そのことを踏まえて、ご了承いただいた基本方針案の方向でこれから協議にあたっていきたいということを申しました。それから、国連安保理において、昨日未明、北朝鮮への制裁を強化する決議が全会一致で採択されたことを高く評価するということを申しました。これは役員連絡会での私の発言では必ずしもありませんが、今朝の北朝鮮核実験・ミサイル問題対策本部・北朝鮮による拉致問題対策本部・外交部会合同会議でこの北朝鮮への安保理決議について議論をいたしたところであります。実効性のある制裁決議が国連で採択されたことを、解決に向けた一歩ということで評価するという内容でございます。決議は、北朝鮮が「国際社会が有する人道上の懸念」に対応する重要性を強調しております。そのほかに、新たに「北朝鮮の人々が受けている深刻な苦難に深い懸念」を表明するというような文言もございまして、北朝鮮の人権あるいは人道問題に関する言及を強めたものとなっております。また、安保理会合の場でパワー米国大使から北朝鮮の様々な人権・人道問題を挙げるなかで、近隣国民も含む強制失踪の問題に関して言及がございました。被害者の家族は、愛する家族の運命を知らずに苦しみ続けているというご発言もあった、とのご報告を受けております。安倍政権の最重要課題である拉致問題に対する国際社会の認識は確実に高まっている一つの証左として今の点もご紹介させていただきました。引き続き、拉致、核、ミサイルといった北朝鮮を巡る諸懸案の包括的解決に向けて努力してまいりたいと考えております。
佐藤国対委員長からは、次回の本会議日程について、それから各委員会の日程についてご報告がありました。
河村議運委員長からは、本日、大島衆議院議長の下に、幹事長と細田幹事長代行にお越しをいただく。選挙制度改革について意見交換を行うというお話がありました。
吉田参議院国対委員長からは、参議院予算委員会の日程、各委員会の日程について、日程は相当タイトだが衆議院と連携してやっていきたいというお話でありました。
溝手参議院議員会長、伊達参議院幹事長からは、今のところ参議院の予算審議は順調にいっている。しっかりやっていこうということでした。伊達参議院幹事長からは、北海道5区補選についてもお話がありました。
稲田政務調査会長からは参議院選挙に向けた公約づくりをしっかりやっていこうというご発言がありました。

以上です。

質疑応答

NHKの瀧川です。役員連絡会のなかで、山東党紀委員長から安倍総理の「在任中に憲法改正を」という発言について言及があったとお聞きしていますが、これに関してどういうやり取りがあったのでしょうか。
山東党紀委員長から若干、おそらくご趣旨は、経済問題等々にやはり焦点を当てていくべきだという、特にそういうご言及があったわけではないのですが、おそらくそういうことを下敷きにご発言があったのだろうと思います。ただ、わが党は今までの選挙で常に憲法改正を公約に掲げておりますし、それから安倍総理もいろいろ、私が申し上げたのは、いろいろな野党の発言や出方というようなものをかなり意識していろいろな球を投げておられるということもあるので、その辺はよろしくというようなことを申し上げました。
NHKの瀧川です。幹事長から山東党紀委員長の意見を伝えるなどといったことはおっしゃったのですか。
山東党紀委員長のご発言は頭にとどめるが、安倍総理もそういうようないろいろなことを考えながらボールを投げておられるのではないかと申し上げたところです。
NHKの瀧川です。参議院選挙を前に憲法改正については党内でかなりセンシティブになっていると思いますが、この状況について幹事長はどう対処していくお考えですか。
先ほど申し上げたとおり、今まで憲法改正というのはずっと公約に掲げているわけです。ですから、その点は今度も変わらないと思います。それから、今までも掲げてきたということを基本に、立党以来、自主憲法の制定というのがわが党の基本的な考え方ですし、立党したときにいろいろ提言したことがおおむね大体実現できていると私は思っておりますが、憲法改正だけはまだ緒についていない。そういう旗をきちんと掲げるというのは、自民党としては当然のことだろうと思います。それからもう一つは、やはり昨年の平和安全法制が終わりましたときに、安倍総理が「これからは経済を中心にやっていく」とおっしゃいまして、そのことは現在も変更はないのだろうと私は思っております。そういう基本的な考え方のなかで、今後、いろいろ具体的な政策づくりもあるでしょうし、あるいは、こういう話は安倍総理も度々おっしゃっているように、自民党だけでできますというものではありませんので、他党の協力を求めながらやっていくということでありますので、どういうことをやっていくかというのはおのずからそういうなかで方向が出てくるのではないかと思っています。
共同通信の小笠原です。安倍総理の憲法改正に関する発言で、公明党の漆原衆議院議員が「野党に結集軸を与えることになりはしないか」と懸念を示されていますが、連立与党からそのような声が出ていることについてどのようにお考えですか。
ですから安倍総理もいろいろなことを考えながら球を投げておられるので、結集軸と言えば、それは漆原衆議院議員のご懸念も分からないではないのですが、逆に言えば、私もあまり言葉が走ってはいけないのですが、共産党も一緒に入ったなかで統一候補を作ってやっていかれるというのはどういうことかなというのもありますよね。
共同通信の小笠原です。参議院選挙での公明党との選挙協力について、推薦を出すか出さないかという話し合いが続いていると思いますが、いつくらいまでに結論を出される予定ですか。
それは茂木選対委員長に、一義的にまず努力をして苦労されている茂木選対委員長に聞いていただきたいと思います。若干、今、苦労があることは事実ですので、鋭意努力するということだろうと思います。
時事通信の越後です。先日、安倍総理が「参議院選挙は『自公対民共』の対決になっていくのではないか」とおっしゃって、民主党は「レッテル貼りだ」と批判していますが、これについて幹事長はどのようにお考えですか。
レッテル貼りと言いましても、向こうもレッテルをお貼りになるのがお好きですからね。そうおっしゃるなら、「人の振り見てわが振り直せ」ということわざがありますので、ぜひそのことわざ辺りを玩味していただければありがたいなと思います。
時事通信の越後です。「自公対民共」の対決ということについては、幹事長はどのようにお考えですか。
これは再三、言っておりますので、あまり「レッテル貼りだ」と言われないように申し上げなければならないのですが、共産党まで加えて統一候補などというのをおつくりになるというのは、要するに日本の将来をどのように担っていこうとされているのか。極めて左に振った形で理解されているのか、そういう形できちんと政策の基本点は合っているよということであるのか、それともそこらは全然ないのだが単なる野合なのか、そこらは私も、あまりレッテルを貼ってはいけないのですが、そう思っています。
日本経済新聞の田島です。本日、大島衆議院議長に報告されるということですが、どのような内容を報告し、またどのような議論を大島衆議院議長とされるのでしょうか。
報告する前に「こういうことを報告する」というのは大島衆議院議長に礼を欠くことになると思いますが、今まで自民党の選挙制度改革問題統括本部・選挙制度調査会合同会議で議論してきて、集約点、基本方針を大体承認していただいたわけですから、それをきちんとご報告するということだろうと思います。
日本経済新聞の田島です。本日の役員連絡会で、高村副総裁が「与党で同じ考えを持つのがふさわしい」という趣旨のご発言がありましたが、幹事長としてもまずは自公で協議をしていくとお考えですか。
連立を組んでおりますので、全然両方があさっての方向を向いているというのは望ましくないと思います。ただ、公明党もやはり各党協議というか、そういうことを重んずるということも言っておられますので、その辺をどのようにして接点を求めていくのかというのは、細田幹事長代行にお願いをしております。
東京新聞の木谷です。本日の大島衆議院議長との面談のなかで、今後の与党協議あるいは各党協議も含めた話し合いの進め方についても議論されるお考えですか。
その辺は、一義的には「自民党さん、今までどういうご議論ですか」という、大島衆議院議長のお問いかけはそういうことだと思いますので、ただ大島衆議院議長はやはり非常に、この問題は大島衆議院議長の責任ということを重く考えておられますので、今後の議論の進め方について何らかのご指導なりご示唆があるかもしれませんね。
朝日新聞の笹川です。安倍総理の憲法改正に関する発言について、幹事長のお考えとしては、安倍総理がそのような意向を示された以上は、在任中に憲法改正を成し遂げたいという安倍総理を支えたいというお考え、同じお考えなのでしょうか。
自主憲法制定という以上、マンマンデー(ゆっくり)で進めていくというわけにはいかないでしょう。やはり前へ前へと進むということではないでしょうか。
TBSの加納です。今、憲法審査会で、参議院の憲法審査会は開かれましたが、議論の場として安倍総理も期待している衆議院の憲法審査会の議論がまったく進んでいない状況で、これで参議院選挙に突入するということも考えられるのですが、これに関して幹事長は自民党として民主党に積極的に求めていくお考えなのでしょうか。
これは先ほど、安倍総理もいろいろなことを考えながら球を投げておられると申しました。本日、私どもの歴史を学び未来を考える本部会議で、国際日本文化研究センターの瀧井先生においでをいただきまして、この方は明治の立憲制度研究の第一人者という方でいらっしゃいますが、明治憲法と現行憲法はまったく違うとも言えるが、極めて共通のところもあるというお話がありまして、それに対して自民党議員から「ちょっと違うのではないか」という声もありましたが、一方で明治憲法は欽定憲法であった。そして、今の憲法は押しつけ憲法だという議論がありますねと。そういったことが、逆に言えば不磨の大典であるとか、イデオロギー的な憲法 を守れという議論に結びついている面がある。しかし、どちらもやはりある意味で国民の声が背景にあったことも間違いないと。そういう押しつけ性、欽定性と、国民からのものだという二つの側面は、明治憲法にも現行憲法にも絡まり合っているということがあって、今後の憲法議論については、やはり日本国憲法の議論にはそういう議論がずっと明治以来、続いているので、やはり国民投票をしていくというのが、そういうことを乗り越えていく一つの道ではないかという、ちょっと私の読み方というか受け止め方があるかもしれませんが、そういうご議論でした。ですから、岡田民主党代表は、「安倍総理とは立憲主義に対する考え方が違うから議論しない」と前々からおっしゃっていますが、私に言わせると、非常に硬直した姿勢ですね。やはりそういう、憲法というのも完成しているわけではありませんから、憲法動態というのは動いていくわけですので、そういうことを考えますと、大変、そういう姿勢は残念に思います。ただ、保岡衆議院議員がいつも強調されますように、中山太郎先生が、この憲法審査会の議論は各会派、数の多い党であろうと少数の党であろうと必ず発言時間は対等にした。それから、発言者も自分の名札を立てた者から順番に発言を、時間はそれぞれ何分というのはそれぞれあるのでしょうが、共通にしてやってきた。そういう長い議論を積み重ねてきた。そういう積み重ねが背景にあるということは、私どもはもう少し意識してもいいことかなと思っています。

 

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