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記者会見

谷垣幹事長ぶら下がり (甘利経済再生担当大臣辞任表明を受けて)

平成28年1月28日(木)19:22~19:27
於:党本部4Fエレベーターホール前

質疑応答

(代表質問)NHKの瀧川です。甘利大臣が辞任する形となりました。率直な受け止めをお願いします。
今まで甘利大臣はアベノミクスの推進役、そしてまたTPP交渉の担当者でもあられて、非常に大きな功績・実績を挙げてこられた方ですが、こういう形で大臣をお辞めになるのは誠に残念なことだと思っています。今一番大事なことは、甘利大臣がやってこられたそういう経済再生、あるいはTPP、TPPはもう大筋合意ができてこれから署名ですが、国民の理解を得ながらどう進めていくか、待ったなしですので、やはり態勢をもう一回政府はきちっと、進めていけるような態勢をきちっと立て直す、私どもも与党としてそれをしっかり支えていく、これが一番大事ではないかと思っています。
(代表質問) 後任の石原氏に期待することはありますか。
石原氏は幹事長をなさったり閣僚経験が豊富ですので、やはりそういう豊富な経験できちんと対応して下さると思っています。
(代表質問)今回の交代について、幹事長に安倍総理から説明はあったのですか。
お電話をいただきました。
(代表質問)いつ頃、どういったお話があったのでしょうか。
本日、甘利大臣がおっしゃったことを要約しておっしゃっていました。
(代表質問)今後について安倍総理は何かおっしゃっていましたか。
実際後任の人事は今、進んでいるところだと思いますが、とにかくしっかりあとやっていかなければいけないという趣旨であったと思います。
(代表質問)この交代が国会運営に与える影響も懸念されると思いますが、与党として今後、どのように対応されていくおつもりですか。
これは今、国対も一生懸命やっております。そういう重要案件がありますので、悪い影響が出ないようにしっかりと立て直していくというのが我々の務めだと思います。
時事通信の越後です。甘利大臣の辞任について安倍総理からお話を伺ったのは会見の前ということですか。
そういうことです。
東京新聞の木谷です。参院選で選挙権年齢を引き下げる前に政治とカネの問題で国民の政治不信が高まる可能性がありますが、その点についてはどのようにお考えでしょうか。
事実関係もまだ解明の途中であるわけですね。ですから、まずその事実関係が、甘利大臣もこれから説明責任を果たされるだろうと思います。そのうえで、そういう政治とカネ等の問題で若い人に政治不信を植えつけることのないよう、我々もまたしっかりやっていかなければいけないと思います。
北海道新聞の徳永です。安倍総理から甘利大臣が辞めるということを聞いての幹事長の率直な感想をお聞かせください。
私自身も、甘利大臣はこれからTPPの署名や閣僚会議等もございますので、こういうことはやはり今までの経緯というのが必要ですから、頑張っていただきたいと思っておりましたが、非常に残念だということに尽きますね。
北海道新聞の徳永です。予想はされていなかったということですか。
予想するとかしないとかという話とは私は違うと思います。
朝日新聞の笹川です。幹事長から安倍総理に対してはどのようなことをお伝えになられたのですか。
「なかなかこのご決断は安倍総理にとっても苦しい決断でしたね」と申し上げました。「しかし、何よりも大事なのは、非常に残念なことではあるが、あとしっかりいろいろな物事に遅滞が起きないようにしっかりやっていかなければなりませんね。私も幹事長の職責としてそれは全力を挙げてやります」と申し上げました。
時事通信の越後です。甘利大臣は国会への影響を考えてのこの時期の辞任だったと思いますが、タイミングについてはいかがお考えでしょうか。
タイミングのいいとか悪いとかは考えたことがありませんね。誠に残念であり、万やむを得ないことだと思いました。そういう万やむを得ないことが起こったのなら、幹事長としてしっかり与党の態勢を整え直して国会対応等もしっかりやっていこう、こう思ったということに尽きます。