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幹事長記者会見

谷垣幹事長ぶら下がり (代表質問を終えて)

平成28年1月26日(火)16:17~16:26
於:院内第14控室

質疑応答

(代表質問)NHKの瀧川です。代表質問の一日目が終わりましたが、幹事長はどのように評価されていますか。
私の場合は、一つはやはり、一番最後に申し上げましたが、一億総活躍、経済、国民の暮らしに目を向けたことで国民共通の目標を作っていくべきではないかというようなことで、アベノミクスのいろいろな手法というか、そういうものを伺った。比較的TPP等々あるいはイノベーションの持ついろいろな、通常言われていることだけではなく地方創生等々にどういう意味を持つかということに少し焦点を当てて、これは皆、安倍総理の問題意識と共通のことを申し上げたわけですね。外交面ではやはりかなり安倍政権としては成果を挙げているところですが、特に本年は、いろいろな意味で外交的なイニシアティブを日本が取っていかなければならないので、そういうことを中心に質問を組み立てまして、安倍総理もかなり意欲に満ちたことをご答弁いただいたのではないかなと思っています。
(代表質問)幹事長は経済の先行き不透明感ということをかねて気にされていたと思いますが、そういった経済的な部分について、安倍総理の答弁や姿勢をどのようにお感じになりましたか。
不透明感というのは、大きく言えば、特に世界で一番大きな経済大国であるアメリカが金融緩和から次の局面に移っていくときに、やはり世界経済の弱い部分にいろいろな問題が発生してくる。これは今までもあったことです。それから、そういう引き締めに向かってのいわば疑心暗鬼というようなものも生じてくる。そこにたまたま新興国の伸びがやや弱くなった現象が重なったところがあります。ですから、日本経済そのものの問題というわけでは必ずしもないので、日本だけでできることは限られていると思うのですが、やはりそこをよく注意していかなければいけないということで、これは安倍総理自身も、今の日本の実体経済と違ってかなりそこのところは意識して世界各国の経済情勢、国際経済の情勢をよく注視していこうというのは、安倍総理自身も元々問題意識をお持ちだった点だと思います。
毎日新聞の佐藤です。岡田民主党代表の質問について、「私の考え方を明らかにして、提案して、そのうえで安倍総理に質問する」というような提案型のスタイルでした。岡田民主党代表のこのようなスタイルについての評価をお願いします。
提案型というのは決して悪い発想ではないとは思うのですね。ただ全体的に、ある意味で、政権交代可能な政治ということでやってきたわけですが、今の政治のかなりの部分、他党にそういうことを言っては失礼ですが、野党第一党である民主党の方向感というか、もう少し言えばアイデンティティーということかもしれませんが、そういうものが少し希薄である、希薄になってしまったと言うべきかもしれません、そこに一つの問題点があるので、本日のお話を伺うと、そこのところが岡田民主党代表もかなり危機感を持っておられるのではないかと思います。ですから、それを何とか提案をして克服していこうという感じは見えないわけではありません。ただ私の懸念は、やや全体を左に振ったような印象を強く受けました。そうすると、かつての社会民主党ならそれでいけたかもしれませんが、今の民主党全体の力をそういう方向で出していくことができるのかどうか、そこは聞いていて若干、疑問に思いました。他党の中まで与党が論評するのはやや失礼かと思いますが、そういう懸念を抱きながら伺っていたということです。
毎日新聞の佐藤です。岡田民主党代表がこのようなスタイルを取られるのは、安倍総理が従前から「民主党も対案を」と繰り返していることに呼応しているものと思われますが、一方で安倍総理の言う対案というのは、民主党がうまく合意形成を必ずしも円滑に進められていないことも念頭に置いて安倍総理は発言されているのだと思いますが、そういう状況のなかで岡田民主党代表が「党としての提案」という表現ではなくて「私の考え方」というような表現を使われて提案されたことに関して何かお感じになることはありますか。
そこはよく分かりませんが、安倍総理がどういうことをお考えになって提案型ということをおっしゃったのか分かりませんが、私の問題意識は、私自身の経験とも重ね合わせると、与党を経験した党が野党としてどのように与党と対峙し、ある場合は協力すべきかというのは、私の関心はそこでございます。なかなか与党を経験し現実の政治の難しさなど、そういうものがよく理解できている党にとっては、野党として徹底的にアンチテーゼを張るということはなかなか難しくなってくる。そこがほとんど政権を期待していない野党との違いだろうと思います。ですから、与党の経験をどう活かしていくかというのがまさに野党第一党としての民主党に問われているところ、我々も野党の時に与党を経験した者としてどのように対峙しどのように与党に協力すべきものは協力していくかというのが私の問題意識でした。なかなか簡単ではありません。全部協力していたらなかなか野党にはなれませんし、全部反対ばかりしていたら与党を経験したというその経験の蓄積が活きないことになる、そこが非常に難しいところだと思います。そこの苦しみを岡田民主党代表もなさっている。そういう意味では、私のかつての立場と同じような立場で岡田民主党代表が苦労されているのはよく分かるのですが、やや全体にそういうなかでは、政権交代可能というのはお互いに徹底的にイデオロギー的に対立していたら政権交代なんてあり得るはずがありませんから、政権交代可能な、いわば東西冷戦が終わったなかでの与野党関係を我々も長い間かかって模索しつつあるわけですが、ややそれは左に振り過ぎているのではないかなという気が私はします。しかしこれは保守政党のなかで生きてきた私の感じで、また違う党で生きて来られた方は違うかもしれません。私は、自民党という党のなかで生きてきた者としてはやや左に振り過ぎで、それでもって民主党がまとまっていけるのかなという感じを私自身は持ちます。しかしこれは私の感じで、ほかの方々がどう受け止めになったかは別のことです。
日本経済新聞の田島です。憲法改正に関する安倍総理の答弁について、「与党のみならず多くの党の支持をいただくのは必要不可欠だ」と発言をされまして、以前「改憲勢力で3分の2を構成したい」と発言したときに比べてより幅広い合意を目指そうとしているようにも見えるのですが、幹事長はどのように受け止められましたか。
私は、憲法改正というのはいろいろなものがありますから、全部全員一致でやるなどということは不可能ですね。しかし、やはり今まであまり我々は経験したことがないですから、できれば野党第一党の協力を得ながら、70年にわたる今の日本国憲法のなかでここはやはり新しくしなければいけないというのは、野党第一党と協力をしながら進められるというのは望ましい姿だと思います。ただ反面、ちょっと私が残念なのは、安倍総理の下ではそういうようなことはもうできるはずがないというようなことを岡田民主党代表は言っておられるわけですね。表現としては「立憲主義に理解のない」というような表現で言っておられますが、もし本当に全くそこが協力できないなら別の方との協力を模索しなければならなくなるというのは、それはある意味で当然のことですね。ですから、その辺のいろいろな思いが安倍総理にもおありではないかと思います。

 

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