平成27年11月18日(水)9:58~10:03
於:院内常任委員長室前
於:院内常任委員長室前
冒頭発言
【谷垣禎一幹事長発言】
今、与野党幹事長・書記局長会談、野党のご要請で行いました。野党のご主張はとにかく臨時国会を開くべきであるということでございました。しかし我々としては、特に外交日程等これからもいろいろあり、特にCOP21がパリでございますが、そういうものを含めて今のいろいろな国際情勢を踏まえると非常にこれは重要になってきて、そういう外交日程等を総合的に判断すると、現実には年内に臨時国会を持つことは極めて困難である。したがいまして、極めて異例ではあるが、1月4日から通常国会を開いて、そこでまた今各党が問題に思っていることをご議論いただきたい。それに加えて、閉中審査等についても、「短かった」などといったご意見も野党からございましたので、これについては委員会でそれぞれ決めることではございますが、我々も積極的に応じたいので、国対委員長間、国対間で是非調整をしていただきたいということを申し上げました。野党はいろいろご異論もあったようですが、とりあえずそういうことで終わらせていただいたということです。
【井上公明党幹事長】
今、お話があったとおりです。来年、わが国でサミットがございますし、その意味で一連の外交日程、国際会議は極めて重要でありますので、時間的・技術的に臨時国会を開くのは困難であるという判断はやむを得ないのではないか。ただ、野党から国政上の課題を様々指摘されておりますので、そうした課題については当面、各委員会の閉中審査で積極的に議論していただくということがいいのではないかということを申し上げました。
質疑応答
- NHKの瀧川です。会談では冒頭、野党側から改めて臨時国会を求められたということですか。
- (谷垣幹事長):そうですね。
- NHKの瀧川です。それに対して幹事長から先ほど言われたような説明をされたということですか。
- (谷垣幹事長):はい。そういうことです。
- NHKの瀧川です。それに対して野党側はどのような反応をされたのでしょうか。
- (谷垣幹事長):野党側は「納得できない」ということで、越年でもなんでも今から開いてやるべきではないか、それが憲法上の要請ではないか、少数意見の尊重という趣旨があるのではないか、こういうことであったと思います。
- NHKの瀧川です。それはどの党からのご意見でしょうか。
- (谷垣幹事長):各党大体そういうご意見、お考えだと思います。
- NHKの瀧川です。憲法上の要請だと野党は求めたということですが、それに対して幹事長から何かお伝えになったことはありますか。
- (谷垣幹事長):通常国会は例年、1月の末に開いているわけです。1月4日というのは確かに異例なのですが、またこれを臨時国会として開くということも、表面上そうするということもないわけではないと思うのですが、しかしそれはまた開会式を繰り返すなど、あまり細かい議論をする気はないのですが、確かに臨時国会と通常国会は違うけれども、やはり国会を開いてそこで議論をしていただくということは可及的速やかに行うべきだという観点からこのようにした。だからご理解いただきたいと申し上げたわけです。