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記者会見

谷垣禎一幹事長記者会見(役員会後)

平成27年10月20日(火) 10:00~10:09
於:党本部平河クラブ会見場

冒頭発言

谷垣 禎一幹事長

本日の役員会ですが、安倍総裁からは昨日、福島県を訪問してきた。総理としては11回目の訪問である。復興が着実に進んでいることを実感した。地元の思いに応えるためにも一層努力していきたいということをおっしゃいました。また、今週は中央アジア訪問をはじめ外交日程が続いていくわけですが、国益の増進のためプレゼンスを発揮していきたい。それから、経済運営などあらゆる課題に対して緊張感を持ってあたっていきたいということでございました。
高村副総裁からは、国会開会中に手が回らなかったことを閉会中にしっかり党としてもやっていきたいというお話でした。
私(谷垣幹事長)からは、一つは党役員人事でございますが、23日(金)に総務会を立てていただくことになっておりまして、そこで人事案件を諮る方向で準備・調整を進めていきたいのでよろしくお願いしたいということでした。また、野党の申し入れによりまして与野党幹事長・書記局長会談を開催するが、野党の考えを聞いて政府・与党としてもこれからの国会対応を考えていきたいということを申しました。それから現在、宮城県議選が行われております。役員にも応援に入っていただいておりますが、来月にかけてはさらに福島県議選、高知県知事選、大阪府知事選、大阪市長選と、今朝、推薦状をお渡ししたところですが、そのように選挙戦が続いてまいります。勝利を目指してやっていくのでよろしくということを申しました。
佐藤国対委員長からは、予算委員会の閉会中審査については、予算委員会の現場で協議をしているというご報告がありました。
吉田参議院国対委員長からは、全体の動きを見ながら対応していきたいということでした。
溝手参議院議員会長からは、参議院の人事について、基本的な人事は留任であるということでございました。
伊達参議院幹事長からは、引き続き頑張っていきたいということでした。
茂木選対委員長からは、宮城県議選の状況について、また高知県知事選、大阪府知事選、大阪市長選の候補者に推薦証を交付したということ、また、参議院選挙のネット公募についてもご報告がありました。
稲田政務調査会長からは、宮城県議選の応援報告と、政務調査会人事等々、総務会を目指して今、調整を進めているというご報告がありました。
二階総務会長からは、総務の選任作業も今、進めているところであるということでした。

以上です。

質疑応答

日本テレビの加藤です。役員会の前に推薦証の交付がありました。日本テレビ系列と読売新聞の情勢調査を行ったところ、現在、市長選についてはかなり競っているが知事選については維新の党のリードを許しているという状況です。この現状の受け止めと今後の戦い方についてお伺いします。
確かに知事選は現職が相手でもあります。これは相当気合いを入れてやらなければいけないのだろうと思います。それから市長選につきましてはなかなかいい戦いができるのかなとは思っておりますが、いずれにせよ知事選と市長選をうまく連携させてというかコラボレートさせて必勝を目指していきたいと思っております。
TBSの加納です。臨時国会について、これから野党と会談を行うということで反応を聞いてからということですが、野党側は憲法の規定を根拠に臨時国会の召集を求めていく考えです。幹事長はこれについてどのようにお考えですか。
私も持てるならば臨時国会を開いて、来国会はなかなか延長もできないし荷が重たい国会であることは間違いありませんので、決して開かないというような気持ちでいるわけではないのですが、現実に安倍総理の外交日程等々かなりのものがございます。もちろんこれからいらっしゃる中央アジア等々もございますし、例えばインドなどについても、中国の古典にも「礼は往来を尊ぶ」とございまして、向こうがお見えになったら今度はいつまでもこちらは行かないというのでは失礼にあたるというようなこともいろいろありまして、今まで長期間の国会でありましたのでかなりそういうのがタイトになっていることも事実で、野党のご主張もよく伺って対応したいと思っております。
TBSの加納です。先日官邸で安倍総理と幹事長が協議をされたときに、幹事長からは臨時国会は開いてもいいのではないかというような趣旨の発言はされたのでしょうか。
否定する必要はないとは私は思っているのですが、なかなか現実にはタイトだなというのは私の正直なところです。
NHKの瀧川です。人事について、23日(金)までにどのくらいまで、あるいは最後はどのくらいに全体がまとまるというスケジュール感でいらっしゃいますか。
まだ全部どこまで整理できるか分かりませんが、できるだけ23日(金)には出せるようにとは思っております。
日本テレビの加藤です。小渕衆議院議員の件について、昨日、第三者委員会の報告があって、法的な問題はないというのが一つの結論として出ました。本日、ご本人が夕方に会見を開くという方針ですが、幹事長は法的な問題がないという第三者委員会の報告は一つの区切りと考えるのか、それとも小渕衆議院議員自身がこれからどのように説明されるのがよいとお考えでしょうか。
私も眼光紙背に徹するというようなことであの報告書を読んでいるわけでありませんので十分な考え方かどうか分かりませんが、一つやはりそれなり解明をする努力はされたということでしょうね。ただあとは、本日記者会見をされるということです。私自身も法的責任がないというのは多分そうなのではないか、そうだろうなという感じは持っております。ただあとどのようにいろいろな問題を説明されるかということはありますね。
産経新聞の豊田です。この問題が今後の政権運営や参議院選挙に与える影響についてはどうご覧になっていますか。
そういうことがマイナスにならないように緊張感を持った党運営というか政権運営を進めていかなければならないということに尽きますね。