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記者会見

谷垣禎一幹事長記者会見(役員連絡会後)

平成27年9月15日(火) 10:30~10:37
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

谷垣 禎一幹事長

本日の役員連絡会ですが、高村副総裁からのご挨拶で、平和安全法制の修正協議について、今朝、維新の党と協議した。理解は進んだが越えられない一線もあって、午前中には維新の党からその回答が来る。夕方には3党との協議を行う。まだ一致していない点が残っているが、全体の審議に資するような合意を得たいということでした。
私(谷垣幹事長)からは、栃木・茨城・宮城を中心とする豪雨被害、12日(土)には安倍総理にも視察に行っていただきました。また、稲田政調会長を本部長とする対策本部を作り、会議を開きました。政府と連携して救命救助活動に全力を尽くすとともに、今後、復旧や被災者支援にも万全を期していきたい。それから、阿蘇山の噴火等々いろいろ自然災害も多くございますので、政府には監視・警戒態勢の強化に引き続き努めてもらいたい。
また、参議院におきましては、本日も中央公聴会でございますが、平和安全法制審議が大詰めを迎えています。16日(水)の地方公聴会日程も決定しておりまして、採決に向けた環境も整いつつあるわけで、ここまで参議院の皆様のご努力に大変感謝をしたい。高村副総裁ご報告のように、修正協議も行われているが、今週の採決・成立に向けて、いよいよ大詰めですので、政府・与党結束して緊張感を持って臨んでいきたいと申しました。
それから山形市長選挙について、与党推薦の佐藤孝弘候補が接戦を制して勝利をしたわけです。野党推薦候補の掲げた「平和安全法制の阻止・廃案」ということよりも、佐藤候補が掲げた「市政の転換」という主張に市民が期待感を示した結果と考えております。半世紀ぶりの自民系市長の誕生でありますが、大変関係各方面のご尽力に感謝申し上げたいと思います。この結果を大事に受け止めまして、今後の政権運営、選挙対策等に活かしていきたいと申しました。
佐藤国対委員長からは、参議院の状況を見つつ、どのような事態にも対応できるように準備をしたい。また、災害対策特別委員会を開く方向で調整中である。それから本日、与野党国対委員長会談を開くというお話でした。
吉田参議院国対委員長からは、平和安全特別委員会や各委員会の日程についてお話がありました。
中川参議院議運委員長からは、全力を挙げてやるというお話でした。
溝手参議院議員会長、伊達参議院幹事長からは、いよいよ大詰めで、全力でしっかりやっていきたいというお話がありました。
茂木選対委員長からは、山形市長選の結果、これを今後の選挙につなげていきたいという点と、高知県知事選で現職の尾崎正直知事を推薦したということであります。 稲田政務調査会長からは、災害対策本部会議の開催、あるいは阿蘇山の噴火と併せて政府・与党万全の対応をしていきたいということでした。
二階総務会長からは、国土強靭化委員会を今朝、開いたが、災害に対して迅速に対応していくことが必要であるというご発言でした。
馳広報本部長からは、最近の世論調査の結果についてご報告がありました。
以上です。

質疑応答

テレビ朝日の植村です。今朝も高村副総裁が維新の党と修正協議をされていて、夕方にも3党との協議があるということで、高村副総裁はいろいろな形式を模索されているようですが、最後の最後まで与党単独ではなくどこかの政党に理解を得るということを模索していきたいとお考えですか。
そういう構えで今、努力をされていると思います。
テレビ朝日の植村です。最後までいろいろな政党に理解を得るという意味というか思いはどういうところにあるのでしょうか。
国会議論というのはもちろん、対立して問題点を明らかにしていくということももちろん必要ですが、同時にそれぞれの主張・対話のなかから何か合意点・接点が認められるならば、それを見つけていくという努力も必要ですので、そういう意味というと結局そういうことで、これだけ国民の関心あるものに関してそれぞれの一致点ができるならば、それを探していこうというのは当然の姿勢だと思います。