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記者会見

谷垣禎一幹事長記者会見(役員連絡会後)

平成27年8月25日(火) 10:30~10:37
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

谷垣 禎一幹事長

本日の役員連絡会ですが、高村副総裁からのご挨拶で、平和安全法制について維新の党から対案が、それからほかの野党3党から修正案が出されているが、真摯に対応していくことが必要だ。しかし、維新の党の対案がまだ参議院で付託されていないということでなかなか協議に入れない状況という報告を聞いた。ほかの3党との修正等々とどういう態勢で協議に入れるか考えていきたいというご趣旨であったと思います。
私(谷垣幹事長)からは、連日、参議院で平和安全法制についてご努力をいただいている点についての感謝、本日も平和安全特別委員会の集中審議があるわけですが、よろしくお願いしたい。また安倍総理も連日、国会で長時間の答弁、ご苦労いただいているということを申しました。そして、高村副総裁からのお話のように、野党から対案・修正案のお話があるわけですが、高村副総裁中心に対応していただきたい。それから、会期末まで残り約1か月となるが、政府・与党協力して成立に向け平和安全法制について全力で取り組んでいきたいということを申し上げました。また、朝鮮半島情勢については昨日の真夜中に、6項目でしたか、一応合意ができたことは非常によかったが、引き続き注視して見ていこうということ、それから、マーケットの情勢も引き続きよく注意して見ていく必要があるということを申しました。
佐藤国対委員長からは、会期も残り1か月、残る法案の処理に全力を挙げていきたいということでした。
吉田参議院国対委員長からは、平和安全特別委員会の日程、各委員会の日程についてのご報告がありました。
中川参議院議運委員長からは、本会議日程のお話がありました。
溝手参議院議員会長、伊達参議院幹事長からは、一生懸命やっていきたい、しっかりやっていきたいというご発言がありました。
茂木選対委員長からは、盛岡市長選の結果、またこれから岩手県議選、酒田市長選、山形市長選と続いていくが、一つ一つ勝利を目指して頑張るというお話でした。
稲田政務調査会長からは、来年度予算の概算要求について各部会で今、一生懸命議論しているということでした。
馳広報本部長からは、世論調査についてのご報告がありました。

以上です。

質疑応答

NHKの瀧川です。世界的な株安の流れが止まらない状況ですが、これについて幹事長はどのように見られていますか。
基本は、世界的な金融緩和を今度は出口をどうするかということで、アメリカがどういう対応を取っていくかということが一番の基本なのだろうと思います。日本も金融緩和ではありますが、まだ出口というところに入っていないということであろうかと思いますが、こういうときは不安心理が出てくるので注意しておかなければいけないということだと思います。
NHKの瀧川です。日本としての対応についてはいかがですか。
今のところ一番の根本は、日本が中心になってやるというようなものではないだろうとは思います。ですから、日本の役割は不安心理が増幅しないように、これは日本だけではありませんが、どういうことをしていくか、どういう発言をしていくかということではないかと思います。
NHKの瀧川です。以前の会見でも何度か出たと思いますが、経済対策についてはいかがですか。
経済対策ということ、これは長期的に見てどういう報告を目指していくかということはあると思いますが、今すぐどういうことをするかという局面でも必ずしもないのかなとは思います。いずれにせよ、予算編成等々の議論のなかで、当面やるべきものはもちろん議論していかなければいけないですね。ただ、長期的にどういう流れのなかにいるのかという全体像を我々は十分把握していかなければいけないと思います。
時事通信の大沼です。平和安全法制の対案・修正案の対応について、先ほど幹事長は「高村副総裁中心に」とおっしゃっていましたが、態勢というのはもうすでに決まったのでしょうか。
高村副総裁中心に、それから参議院で審議中ですから佐藤正久平和安全特別委員会与党筆頭理事、お2人が中心になってやっていただくということになると思います。
時事通信の大沼です。維新の党とほかの野党3党ではどちらも対応は変わらず、同じ態勢ということですか。
要するに、こういう話はバラバラにやってはいけないのですね。つまり、具体的に誰と誰が相手との折衝役かということがあると思いますが、全体的な司令塔をはっきりさせておかなければいけないということです。