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記者会見

谷垣禎一幹事長記者会見(政府与党協議会後)

平成27年8月24日(月)12:23~12:28
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

谷垣 禎一幹事長

本日の政府与党協議会ですが、まず菅官房長官からは、国会審議の御礼と、政府としても丁寧に説明して、与党の協力の下、平和安全法制の成立を期したい。また、外交関係ですが、9月3日(木)の中国の抗日戦争勝利記念式典は、国会情勢もあり欠席をする。それから、沖縄県と現在、集中協議をしているわけですが、引き続き丁寧に説明をしていきたい。また、日経平均が1万9000円割れということで、市場動向を注視して経済財政運営等きちんと対応していきたいということでした。
私(谷垣幹事長)からは、現在、参議院で平和安全法制、連日、ご努力をいただいている。本日、明日も予算委員会と平和安全特別委員会でそれぞれ集中審議があるので、政府側もしっかりやっていただきたい。会期末まで残り約1か月だが、平和安全法制の成立に向けて全力を注ぎたいということを申し上げました。
井上公明党幹事長からは、平和安全法制審議、成立に向け政府・与党連携していきたい。また、何らかの備えが必要という認識は各党共有している部分があるので、真摯に協議に応じたいということでありました。
佐藤国対委員長は本日、ご欠席です。
大口公明党国対委員長は、参議院の平和安全特別委員会の審議を見ながら対応していきたいということでした 。
吉田参議院国対委員長からは、予算委員会、平和安全特別委員会の日程についてのお話がありました。
長沢公明党参議院国対委員長からは、各法案の処理の日程が相当厳しくなってきているが頑張りたいということでした。
溝手参議院議員会長からは、残り1か月、相当厳しい日程だが頑張ろうということでした。
魚住公明党参議院議員会長からは、丁寧に真摯に法案審議に臨みたいというご発言でした。
伊達参議院幹事長からは、丁寧に進めていきたいということでした。
西田公明党参議院幹事長からも、衆参の連携をきちんとして成立を目指していきたいということでした。

以上です。

質疑応答

共同通信の比嘉です。安倍総理の訪中が中止になったということで、菅官房長官は「国会情勢もあり欠席する」とご発言されましたが、これは平和安全法制審議を念頭に置かれたものでしょうか。
中心はそれだろうと思いますね。特段、国会情勢について詳しく言及されたわけではありませんが、やはりそういうことだろうと思います。
共同通信の比嘉です。事前の報道などでは、日中首脳会談なども行われ、談話も発表されて、中国から過激な反応もなかったということで、ここでまた一歩、日中関係の修復が進むのではないかという期待感があったと思いますが、これについて幹事長はどのようにお考えですか。
かなり日本側が出したメッセージも向こうは前向きにとらえていただいているところもあろうかと思います。また、中国側としてもやはり今、日本との関係を悪くしていくのは得策だとお考えではないと思っておりますので、それは我々もやはり基本的に正面からとらえていく必要があるのではないかと思っています。
共同通信の比嘉です。今回の訪中の取りやめで会談が先延ばしというか中止になってしまったことによる日中関係への影響についてはどうお考えですか。
しかし、相当そこは、やはりそれぞれ国内情勢というものを抱えておりますので、あとひと月で国会も相当胸突き八丁ですので、やむを得ない選択だったということではないかと思います。