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記者会見

特定秘密保護法案の衆議院通過を受けて 石破幹事長会見

平成25年11月26日(火)20:15~20:20
於:院内第14控室
石破茂幹事長

質疑応答

Q
(代表質問)テレビ東京の橋本です。特定秘密保護法案が衆議院を通過しました。幹事長の受け止めをお聞かせください。
A
ほぼ正常な形で本会議の採決が行われた。維新の会が退席された理由はよくわかりませんが、討論も行われ、賛成・反対の議論がきちんと本会議で述べられて、ほぼ正常な形で採決されたことは、極めて大きな意味があると思います。今後参議院において、充実した審議が行われて、この法案を成立させるべく、引き続き努力したいと思います。
Q
(代表質問)テレビ東京の橋本です。共同提案者である維新の会が退席となりましたが、幹事長のご所見をお聞かせください。
A
これは共同で提案しているわけで、法案の成立に、共に責任を負っているはずです。修正案の成立に責任を持っている党が、採決に参加しないことはどう考えても理解できないことであって、あまりこういう例を見たことがありません。なぜ法案には賛成する。ましてや、共同提案しているわけですが、採決には応じられない。今日も何度か、「それではどうしたら良いのか」ということを伺うべく、4党の国対委員長会談、幹事長会談も呼びかけましたが、それにも出席されないということなので、なぜこういうことになったのか、最後までわからずじまいでした。極めて残念なことだと思っています。
Q
(代表質問)テレビ東京の橋本です。維新の会は「あと1日、2日あれば、退席するようなことにはならなかった」と言っていました。一方、国民の声として、法案の中身、法案の必要性は認めるけれども、拙速な審議、審議が不十分なままで進むことに懸念を持っているようです。一連の衆議院通過のやり取りは不十分だったではないかという印象も与えかねないと思いますが、今回の進め方について、幹事長のご所見をお聞かせください。
A
これは45時間という極めて長い時間、この法案の審議をしてまいりました。これは、かつてのテロ特措法案に匹敵するような、極めて長い時間の審議だったと思います。それに加えて、参考人質疑を2回行い、地方公聴会も行いました。あるいは修正の議論もし、修正案も可決しているわけです。考えられる限りの長い時間を費やし、そして国民の方々の声を直接聞く手立ても講じてまいりました。ですので、これから参議院において、さらに充実した審議がなされることによって、国民の皆さま方が感じておられるような、いろいろな懸念がさらに払拭されていくことで、衆参の審議を通じて、国民の皆さま方のご理解を得たいと思っています。
Q
NHKの西井です。参議院の審議は、明日から初めたいということでよろしいでしょうか。
A
はい。
Q
NHKの西井です。本国会の会期内で成立させたいというお考えに変わりはないですか。
A
夜8時を過ぎましたが、これから参議院に送られたこの法案の取り扱いについて、議論がなされます。予定では、明日の参議院本会議で、趣旨説明がなされることになりますので、残された会期を勘案した時に、参議院で十分な審議を行うにふさわしいギリギリの日程で送付できたと思っています。