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記者会見

石破茂幹事長記者会見(役員会後)

平成25年6月24日(月)18:10~18:20
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

石破茂幹事長

【安倍晋三総裁発言】

本日の本会議でも報告があったが、一連の外遊についての報告があった。
「都議選は全員当選という結果を頂いた。投票率が下がっているということもあり、慢心することなく気を引き締めてやりたい」
「区割り法案は80%の賛成で可決した。定数削減、選挙制度改革は、各党で引き続き結論を得るよう努力してもらいたい」

【高村正彦副総裁発言】

安倍総裁と同様の発言があった。

【石破茂幹事長発言】

「今朝、幹事長名で、参議院選挙の候補者及び事務所宛に、改めて慢心することがないようにという通達を出したところである」

【鴨下一郎国対委員長発言】

国会の状況についての発言があった。

【脇雅史参議院国対委員長発言】

明日の本会議立てについて、議長不信任案の関係で、現状の報告があった。

【中曽根弘文参議院会長発言】

「参議院は多数を持っていないために、大変衆議院に迷惑をかけている。ルールに則って、我々は粛々とやっていきたい」

【河村建夫選対委員長発言】

都議選の結果についての発言があった。
「26日(水)14時から選対本部会議を行い、先般、参議院で看板掛けを行ったが、自由民主党としての選対本部の看板掛けを行う」

【高市早苗政調会長発言】

「広報本部と連携の上、参議院選挙公約の取りまとめを、内容が変わるわけではないが、どのようなスタイルで出すか、詰めを行っている」

【竹下亘組織運動本部長・小池百合子広報本部長発言】

参議院選挙の一連の今の取り組み状況についての発言があった。

【細田博之幹事長代行発言】

「各党実務者協議について、明日13時から協議会を開く」
現時点では、確たることは申し上げられないが、幹事長会談についても実務者協議の成り行きを見て、適切に判断したい。このことは、公明党、民主党、わが党で協議しており、今の時点で、幹事長会談を何時に開くということが確定的に申し上げられるものではない。

質疑応答

Q
産経新聞の水内です。本日の衆議院本会議で、野田佳彦前総理が質問に立ち、「選挙制度改革について、抜本的な削減ができなかった。与党第一党のトップに責任がある。だまされた」という趣旨の発言がありました。幹事長のご所見をお聞かせください。
A
トップというのはわが党の総裁でしょうか。それは、だますなどつもりは全くなく、それは前総理にあるまじき、らしからぬ発言だと思っています。聞いていて、極めて残念な思いがいたしました。わが党として、定数の削減も、いつも申し上げているように、民意の集約と民意の反映の機能を併せ持つ、比例代表並立制の中で、定数の削減も、選挙制度の手直しも行っているものです。誠にもって、その野田前総理のご発言は、心外かつ残念なものだと思っています。
Q
NHKの西井です。3分の2の再可決で区割り法案が可決されました。こういった手段を取らざるを得なかったことについて、幹事長のコメントをお聞かせください。
A
参議院で十分な質疑を行っていただけなかったことにより、みなし否決ということになったものです。私どもとして、日本国憲法に従って、淡々と、国家のためになすべきことを、まさしく憲法の趣旨に則って行ったということでありますが、願わくは、惜しむらくはと言うべきか、参議院において十分な審議をし、参議院においての意思を明確にした上で、衆議院の対応、もちろん可決いただければそれで結構でありますし、否決であるなら一方の院としての十分な時間はあったわけですから、お示しいただきたかったというのが個人的な感想でありまして、一方の院に対して、幹事長として、あれこれ発言することは差し控えたいと思います。
Q
東京新聞の宇田です。都議選について、幹事長は昨日、消極的な選択という一面も否定はしないということを言われていましたが、弊社の方で昨年の衆議院選挙と得票率を比較したところ、東京比例ブロックの得票率が24.9%に対して、今回の都議選は36%と他党に比べると増加が顕著に見られます。その結果を自民党が支持率を広げているとみているのか、それともまだ消極的な選択であるのか、その評価をどうお考えですか。また参議院選挙への課題はどのように考えていますか。
A
それは両面あると思っています。ご指摘の点は、昨日開票が始まりました段階で、事務方にお願いし、得票率が衆議院選挙とどのように違うのか、増えたのか等々を分析するようにお願いいたしております。それは1人区と複数区が混在していますので、一概には言えないということは当然のことであります。また相手候補がどのような方であり、何人出ているのかということにも左右されますが、確かに数字的には上昇傾向にあるということは事実としてあります。しかしこれはいつも申し上げていますように、数字が上がるとともに、人の心の中まで見えませんが、どういう気持ちでわが党をご支持していただいているのかということも併せて考えていかねばなりません。消極的であれ積極的であれ、支持は支持でございますが、投票率が下がっているということも、消極的に支持をしているのだけど行くまでのことでもないなと言う人もよもやいないとは思いますが、ひょっとして、全く皆無絶無ということではないのかもしれません。私どもとして、自民党に入れようという積極的な意思を持って投票していただけるように、今後さらに努力していかなければならないと思っております。詳細な分析はもう少し時間がかかるのかもしれませんが、それを参議院選挙の取り組みに十分生かすような形で努めてまいりたいと思います。