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記者会見

石破茂幹事長記者会見(役員連絡会後)

平成25年4月2日(火)10:32~10:40
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

【石破茂幹事長発言】

「明日、幹事長・書記局長会談を行う。0増5減はもう当たり前の話なので、粛々とやらせていただく。抜本的な選挙制度改革、定数削減ということは、これとは切り離して議論をするということである。明日には、きちんとした、党議決定された民主党の案が、日付と民主党という詠み人も付された上で提示されると思っている。そうでなければならない」
「名古屋市長選挙は、自民党として、党本部推薦と同じようなウエートを置いてやっていきたいと思う。やれることは全てやる」
先程の副幹事長会議では、藤川政人愛知県連会長あるいは藤沢忠将選対の委員長である横井利明名古屋市会議員、あるいは関係する選挙区の衆議院議員が出席した。

【鴨下一郎国対委員長発言】

国会日程について、「ネット選挙解禁については、採決も含めて提案中である。5日(金)の採決を目指す。その後、0増5減案は、政府から提示があれば、速やかな採決を目指す」

【脇雅史参議院国対委員長発言】

本会議日程についての発言があった。

【河村建夫選対委員長発言】

各種選挙についての発言があった。

【高市早苗政調会長発言】

「参議院選挙の公約策定作業をスタートする。昨年12月の政権公約と、そんなに大きな差があるはずはないが、実際に、この期間中に実現を見たものもたくさんある。そのような作業がこれから行われる」
「中小企業金融円滑化法が失効しているので、これを受けた形での、説明用の政策広報資料を各議員宛てに送付している。この対応をきちんとしていきたい」

質疑応答

Q
産経新聞の水内です。選挙制度改革について2点伺います。明日の与野党幹事長・書記局長会談について、自公民3党の枠と、この全党の枠、2つができることになります。幹事長はかつて、「3党で今国会中に合意しても、他党のこともあるので、それがすなわち法改正までを意味するものではない」という話をされていたと思います。3党という枠での進め方と、全党での枠という進め方、このすみ分けについて、幹事長はどのようにお考えですか。
また、もう一つ、民主党が明日提起する小選挙区30、比例50を削減する案について、もう1回区割りをやり直すとするならかなり時間がかかるという指摘もありますが、幹事長の所見をお聞かせください。
A
明日の与野党幹事長・書記局長会談の運び方は、まず0増5減ということについては、昨年の解散時に法律そのものは成立をしています。ですから、これはもう、全党に、「こういうことなんで」と、「区割り審の案というのは全く恣意の入っていないものだ」というのは昨日お話しした通りで、これは最優先でやるというお話を、まず確認をしたいと思っております。もう一つは、自公民3党の作業というものは、与党案が出ただけでして、その後進捗を見ておりません。そこはこういう状況であるというご説明をした上で、それぞれの党のご意見、つまり3党だけで勝手に決めるのではないよとか、いろいろなご意見が出るのだろうと思います。明日はご意見を聞くということですが、明日の会議を踏まえて、それで3党という枠組みが消えることはありません。やはりそれは3党で合意したことですから、これは粛々淡々と進めていくということであり、ただ、全党かかわることですので、折りに触れて全体の議論には付すということになります。3党の枠組みが崩れることはありません。
民主党の案については、それが民主党の案ですということできちんと固まるということであって、柔軟対応とか、いろいろ便利な言葉をお使いになりますが、とにかくこれが民主党の案なのだということをきちんと提示をしてくださいということです。もう一つは今国会中というお話なので、それの実現可能性についてどのように考えるかというお話は、当然していかなければならないものだと思っております。そして、区割りを全部やり直すということは、相当の作業ということになります。そうすると、本当に今国会中にそんなことができるのですかということになります。特に小選挙区のところまで踏み込めばそうなる。その小選挙区まで踏み込んで議論をするということは、並立制の持っている意味をどう考えるか。つまり小選挙区で非常に強く出る民意の集約機能を、比例区で補正しましょうというのが比例代表並立制の趣旨ですから、ここで比例区も削るということになれば、小選挙区比例代表並立制の趣旨をどのようにお考えですかというようなお話、本質論まで入ってまいります。もう一つは、今国会中にその作業間に合うのですかということで、いろいろなお考えはあるでしょうが、そういう自分たちの考え方を示しただけで、どうやってそれを実現するかということを考えないならば、それは公党としてあるべき態度だというふうに私は思っておりませんし、恐らくそのようなことはなさらないであろうと思っております。