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記者会見

石破茂幹事長記者会見(役員連絡会後)

平成25年3月29日(金)10:40~10:47
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

【石破茂幹事長発言】

「本日の3党の幹事長・選挙制度改革実務者会談の件について、この場で与党案を提示することになる。その上で、各党に呼びかけるということを決めたいに思っている。時限性のあるお話なので、このことは、どの党も国民に対して責任を持っていることであり、自党の主張のみを声高に叫ぶとか、あるいはその自党の主張すらないというようなことはあってはならないことである。時限性があるということをよく認識した上でやっていきたい」
「参議院山口県補欠選挙が始まる。また、名古屋市長選挙も始まる。この選挙に必勝を期すべく体制整備をしていかなければならない。山口補選については、総理・総裁、あるいは副総裁、選対委員長の地元でもあるが、これは圧勝するということである。政令市長選挙も、かなり困難な状況の中ではあるが、敗北主義に陥ることなく、全力を尽くしたい」

【鴨下一郎国対委員長発言】

暫定予算の通過、予算委員会の日程についての報告があった。
「いわゆるネット解禁法案は、来週の採決を目指したい」
「4日の本会議でハーグ条約の趣旨説明、日銀総裁の再任同意人事を行いたい」

【脇雅史参議院国対委員長発言】

「在外公館法、再生医療法の日切れ法案が年度内に処理できなかった」
「同意人事はまだ不透明な状況であるが、同意を得るよう努力をしたい」

【河村建夫選対委員長発言】

「三重県の参議院選挙候補者が決定した。岩手、北海道、そして大阪も、スケジュールに載っている。北海道、岩手も4月早々には決まる。大阪は少しずれるが、これもスケジュールに載っているので、全ての選挙区において候補者が決まるということが確実になった。比例については、なお少し調整の余地がある」

【細田博之幹事長代行発言】

「昨日、答申がなされた区割りだが、4月12日(金)に閣議決定ということになる。閣議決定の後、この法案は成立させる。なるべく早く衆議院を通し、参議院に送付したい」
参議院からも同趣旨の発言があった。

質疑応答

Q
NHKの西井です。今の区割り法案について、いつまでに成立させたいとお考えですか。最高裁の審議等もあると思いますが、そのスケジュール感について、ご所見をお聞かせください。
A
これは今国会中に成立させるのは当然のことです。これは憲法上の要請、1対2というものを初めて実現するというものです。1対1.998が問題であるとかいうようなお話がありますが、初めて1対2というものを切るということです。ある意味で画期的なことでして、これはなるべく早く、本国会中というのは、どうまかり間違っても本国会中ということであって、その後の、これから各党協議に入る定数削減、あるいは選挙制度の改革、民意をより反映するという意味での比例区の取り扱いも含めて、そのことを考えますと、今国会中に成立さえすればいいという考え方には立っておりません。可及的速やかにということです。
Q
時事通信の市川です。野党が0増5減法案に反対しており、3分の2を使っての再可決を視野に入れると、4月の下旬までに衆議院を通過させる必要がありますが、その辺を衆議院通過の目途になるとお考えですか。
A
まだ閣議決定もしていない、審議にも入っていない段階で再議決に言及するということは適切ではありません。これが再議決という、ある意味、最後の手段というものを使うことを、もちろん可能性として、そういうご指摘はありますし、そのこと自体、当然、法の予定するところですが、その前に、1つでも多くの党の賛成を、特に参議院において得て、これを成立させるということを考えなければいけないと思っております。再議決について、私が今の時点で言及することはございません。