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記者会見

石破茂幹事長 ぶら下がり会見

平成25年2月28日(木)14:35~14:40
於:院内第14控室

質疑応答

Q
日本テレビの槻木です。安倍総理の施政方針演説の受け止めと評価をお聞かせください。
A
全般にわたって、全てに行き届いた言及があったと思います。日本を一番の国にしようという明確な方針の下で、貿易、経済あるいは安全保障、社会保障等々論点を網羅しながら総花的にならず、一番の国にするというという明確な方針のもとに、メリハリの利いた施政方針演説だったと思います。
Q
日本テレビの槻木です。今日の午前、政府が日銀正副総裁の人事を提示しました。これについて、総理も施政方針演説の中で野党に協力を呼び掛けておられましたが、幹事長はどのようにお考えですか。
A
全部の政策課題においてそうですが、全ての会派に協力を呼び掛け、丁寧にご説明する。同時に国民の皆さま方にも呼びかけるということです。世論全体、各派のご理解を得ながら、できるだけ多くのご賛同を得て、強い力を持って政策を遂行してもらいたいということです。
Q
NHKの西井です。ネット選挙の解禁について、党内で慎重意見があり、佐藤勉国対委員長代理が「必ずしも今国会中の成立はこだわらない」という発言もされましたが、幹事長はどのようにお考えですか。
A
いろいろな懸念、特に選挙をされる側に、それがどうやって有権者の方々に正確な情報を的確に伝えるかという点において、さらに議論が必要だと思います。もちろん有権者の方々もいろいろな立場がさらに拡充されることは重要なことですが、発信する側がどうなのかという論点が尽くされなければ、受ける側にとっても支障が生じることになりかねないと思います。ですから当初からネット選挙解禁の意図しているところの、有権者の方々に、更に情報が伝わるようになることを重視しながらも、発信する側において、それが納得されることが必要だと思います。
Q
NHKの西井です。スケジュールについて、今国会での成立を目指すのか、幹事長のご所見をお聞かせください。
A
今国会ということは、要するに次の参議院選挙からということになりますから、それが間に合えば一番良いことだと思います。ただいろいろな懸念が払拭されない中で、具体的に問題が起こってくるということになった場合、事柄は選挙なので、後で取り消しとか損害賠償とかそういう問題で済む話ではありません。ですから懸念されている問題に対してどれだけの対策がなされるのか、抑止力が発揮されるのかということが、あとで、詰めるべき論点として残っているのではないでしょうか。
ネット選挙解禁でも、普通の人が思っているのは、選挙中にインターネットによる発信に制約がかなりかかっている。ホームページが更新できないとか、そういうことが一番の問題だと思います。そういうことが解決されるのは良いことですが、その他にいろいろ広告ができるようになったとか、企業が「私たちは誰々を応援していますよ」という広告ができるようになった場合、選挙の公正というもの、あるいは資金力の多寡によって差が生じるということになりやしないかという懸念を払しょくする必要があると思います。
Q
産経新聞の水内です。日銀総裁人事について、人事そのものに対する幹事長の評価をお聞かせください。また、5年前は政局に使われて、日銀総裁が空席となりましたが、そういうことに対してどうお考えでしょうか。
A
日銀総裁が空席であるということは一日たりともあっては良いことではありません。絶対に避けなければならないことだと思っています。今回の人事は、政府の方針と整合を持った政策が遂行される点において、お互いが責任を持つということですね。お互いが経済の運営について、金融の政策について、共に責任を持つという点において、望ましい人事だと思っております。