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記者会見

石破茂幹事長記者会見(役員会・役員連絡会後)

平成25年1月22日(火)10:50~10:57
於:党本部平河クラブ会見場

冒頭発言

【安倍晋三総裁発言】

アルジェリア邦人拘束事件への対応、国会開会にあたっての党としてのサポートの依頼についての発言があった。

【石破茂幹事長発言】

「故瓦力・元衆議院議員のお別れの会が、瓦家・自由民主党・党石川県連・七尾市の合同で執り行う。明日23日、私が出席する」
「国会の召集日が決まった。当面、補正予算の早期成立を期して、国会運営に万全を期したい」
アルジェリア邦人拘束事件については、対策本部会議終了後の会見でお話しした通りの発言をした。
「本日15時から全国幹事長会議を開催する。衆議院選挙の総括、参議院選挙への対応が主たる議題である。その前に、参議院選挙の候補者が決まっていない県の県連幹事長をそれぞれお呼びし、私と選対委員長で事情を承ることにしている」
「党大会は3月17日であるが、党の運動方針を発表することになる。その起草を行う」

質疑応答

Q
産経新聞の水口です。今日の全国幹事長会議で、参議院選挙の候補者を早期に決定するように幹事長から指示されると思います。現時点でまったく目途の立っていない県がどれだけをあると認識されているか、幹事長の見通しをお聞かせください。
また、昨日、公明党の山口代表が、尖閣問題について、「将来世代に解決を委ねる方法もある」と事実上の棚上げ論を、香港のテレビインタビューに対し答えていますが、幹事長の所見をお聞かせください。
A
まったく目途のついていない県はありません。それは公募等々の手続きというところまで決まっていまして、まだ公募の手続きを決めた段階であるということで、まったく決まっていないところが数県あると承知しています。ただそういうところにおきましても、甲乙丙丁そこまで言えるかはわからないが、かなり絞り込みの段階に入っています。公募というのを取っているのは、そういう方々があるにせよ、各県連の役員の一部で決めることがあってはならないので、公募、党員大会という手続きは踏みたいということです。参議院選挙についてはそういうことです。
   山口代表の発言については、随分昔にさかのぼりますが、かつて鄧小平氏がそのような棚上げ論をお話しされた。しかし、日本国政府として、今まで一度も棚上げなるものを是認したことはありません。棚上げも何も、尖閣は、わが国固有の領土であるということについて、国際法的にも、現実に実効支配していることから考えても、歴史的経緯からしても、棚上げということをする理由がどこにも見当たらないということが、私どもの立場です。それは日本国政府としても、わが党としても何ら変わるものではありません。公明党の発言は、それはそれとして、公党の発言ですので、そういう発言があったことは、当然承知しております。今、申し上げましたが、日本国政府、並びにわが党の立場は、かつても今も変わるものではないということです。
Q
NHKの西井です。今日の日銀と政府との政策協定が決まり、2%の政策目標を明記するようですが、その評価をお聞かせください。
A
これは目標が共有することを確認することに意義があると思っています。そこに向けて、政府・日銀が協調体制を取り、考えられる方策を動員することになる。私ども与党としても、自由民主党としても、その達成を目指して努力していきたいということに尽きます。
Q
TBSの岩田です。山口代表は、「不測の事態が起こらないように、両国の軍用機が島に近付くことはしないという合意に至ることも重要だ」とも発言されています。そういった合意をすることがあり得るのか、幹事長の所見をお聞かせください。
A
それは山口代表の発言の前後を承らなければ、なかなか私として申し上げることは難しい。しかしながら、我が国として、これは固有の領土ということを申し上げているわけですし、実に実効支配もしている。そのような空域において、わが国籍を持つ飛行機、それは軍用機にあってもそうですが、近づかないということを申し上げることは極めて難しいことだと思っております。山口代表の発言をすべて見なければ軽々な論評はできませんが、一般論、原則論としてそういうことだと思います。