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記者会見

石原伸晃幹事長記者会見(役員会後)

平成24年9月11日(火)10:35~10:44
於:党本部平河クラブ会見場

冒頭発言

役員会冒頭、故浜田幸一元衆議院議員のご子息である浜田靖一国対委員長代理より、会葬御礼があった。謹んで哀悼の誠をささげたい。

【谷垣禎一総裁発言】

「国会も終わり、司々でご苦労いただいたので、御礼を申し上げる」
「昨日、私は次の総裁選挙に立候補しないことを決断した。理由として、今回多くの方が立候補されることになり、なかんずく執行部が割れるのは良くないと考えた。政権交代を目指し、3党合意をしっかりやるという路線を維持しなければならない。これまでの間、いろいろな形でお支えいただだき、助けていただいた方々に感謝申し上げる。堂々と総裁選挙をやっていただき、来たる総裁選挙に必ず勝利する態勢を築いていただきたい」との発言があった。

【大島理森副総裁発言】

「総裁のお話の通り、3年間大変な努力をされた。あと一歩というところまで、総裁に導いていただいた。3党合意を決断され、『近いうちに解散』との言質を取り、基盤を築いていただいた」
「総裁選挙を正々堂々とやっていただき、総裁の思いに沿って、一致団結して、築いた基盤を結実できるようにしてほしい。3年間ご苦労さまでした。しっかり政権奪還していきたい」との発言があった。

【石原伸晃幹事長発言】

「総裁選挙期間中、18日、25日が役員会の定例日であるが、役員会は行わず、総裁選挙投票日の26日、新総裁決定後に役員会を開く。その間、何かあった際、大島副総裁、塩谷総務会長を中心にお願い申し上げたい」と発言した。

【岸田文雄国対委員長発言】

「第180通常国会の閣法の成立率は、わずか57%であった」との発言があった。

【脇雅史参議院国対委員長発言】

「これまでやってきた路線を継続してもらいたい」との発言があった。

【中曽根弘文参議院会長発言】

「衆参一体でこれまでやってくることができた。ご協力に感謝申し上げたい」との発言があった。

【茂木敏充政調会長発言】

「議員立法の成立率は67%で、我々が引っ張って、原子力規制委員会法等々の法案を成立させることができた」との発言があった。

【塩谷立総務会長発言】

総務会に対する協力の御礼があった。

【河村建夫選対局長発言】

各種選挙予定について、「昨日、松下金融担当大臣がご逝去されたことに伴い、何もなければ10月28日補欠選挙が行われる」との発言があった。ちなみに、この選挙区のわが党の候補は、宮路和明前衆議院議員である。

【塩崎恭久報道局長発言】

世論調査についての発言があった。

【その他の発言】

野田代議士会長、保利憲法改正推進本部長から、3年間の総裁のご慰労、成果についての意見のご開陳があった。

質疑応答

Q
谷垣総裁は昨日総裁選出馬断念を決断されましたが、幹事長の受け止めをお聞かせください。
A
これはお話をさせていただきましたが、大局的な見地に立ったご判断であると考えております。
Q
谷垣総裁が今回出馬を断念された最大の要因は、石原幹事長が出馬の意向を固めたということがあると思われますが、これについて、どう受け止めていますか。
A
今日の午後、しかるべき時に私の考え方を表明させていただければと思います。
Q
何かあったら副総裁、総務会長にお願いしたいという話がありましたが、これは幹事長の権限を総務会長に移すというか、そういうもの形になるのでしょうか。
A
そんな仰々しいものではございません。何かあった場合は私も参りますけれども、私がいない場合は、総務会長並びに副総裁も「わしがおるから」とのお話を頂いております。
Q
松浪健太衆議院議員が本日離党届を出す方針ですが、この取扱いについてはどうなっていますか。
A
朝から問い合わせが来ているのですが、まだそういう事実をご本人から確認できておりません。
Q
総裁選に関連して、午後にしかるべき時にという話でしたが、幹事長がこのまま出馬されますと、総裁を押しのける形になるということで、党内でそれに対する批判があります。こういった批判に対してどのようにお答えされるのですか。
A
総裁選に関しては、何を言いましても誤解を招きますので、しかるべき時にしかるべきお話をさせていただきたいと考えております。
Q
3党合意の意義について、幹事長のご所見を改めてお聞かせください。
A
3党合意というのは決められない政治に対する一つの答えなんですね。いわゆるパーシャル連合、しかも日本の将来に関する、極めて重要な社会保障と税の一体改革について、嫌がる与党民主党を引っ張って、野党の自民党と公明党が成し遂げた谷垣総裁の成果の一つだと私は認識しています。この路線というものは、大切にして、形に示していくようなことを、どなたが総裁になってもやっていただきたいというのが率直な感想です。
Q
幹事長が総裁選に出馬された際も、その路線を守っていくのでしょうか。
A
総裁選挙に関しては、しつこいようですけれども、今日の午後しかるべき時にお話をさせていただきますので、しばらくの間ご容赦を頂きたいと思います。
Q
ご自身の任期を振り返って、どのような点が成果として挙げられて、どのような点がやり残した点だとお考えでしょうか。
A
3党合意というのは、実は金融・財政問題に関わってきた私としては、重要な意味を持っていた。私は、今のこの国債の利回り等々を見ても、その償還を見ても少し国債バブルの気があるのではないか。その一方で、民主党政権は100兆円の予算を組むことが報道されている。債務がどんどん拡大していく中で、与党の民主党の中が過半数で3党合意を成し遂げる勢力に至っていない。そのような中で、金利の暴騰を抑制することができましたし、将来に対して、サステナブル(持続可能)な社会保障制度を構築していく上で、極めて意義のあるものであったと考えております。ここに携わらせていただいたということは大変光栄なことでありますし、更に付言をさせていただくならば、菅内閣を辞職に追い込んだ。今回も谷垣総裁の力で「近いうちに解散」という言質を取ることができた。あとは、民主党政権に対して、しっかりとノーを突き付けるところまで来たのだと思います。