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記者会見

石原伸晃幹事長ぶら下がり会見

平成24年8月24日(金)14:58~15:05
於:党本部4階エレベーターホール

質疑応答

Q
衆議院の財務金融委員会で、民主党は特例公債法を強行採決しました。幹事長の受け止めをお聞かせください。
A
私たちは、無駄の多い予算、無駄を省いて効率の良い、バラマキのない予算の修正案を出しました。残念ながら否決されました。バラマキの予算案の財源の裏付けとなる特例公債法には、反対です。ですから、参議院にこの法案を送ると、政府与党が特例公債法を廃案に追い込むという暴挙に出たという認識を持っています。
Q
また、衆議院の政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会では、野党が欠席する中、審議が行われています。そうした現状について、どのような認識をお持ちですか。
A
選挙制度というのは土俵づくりです。与党が憲法違反の連用制を含む選挙制度を、野党が1党も出ていない委員会で、審議して、これから採決するようなことは、民主主義の崩壊に繋がる。絶対に許してはいけない。そして、これも参議院に送れば、衆議院の選挙制度を参議院議員の方にどうするかということを尋ねることになる。私どもは、幹事長レベルで、この問題の解決策を模索するべきだと言っていますが、ゼロ回答。
2つとも、政府与党が廃案に追い込むというとんでもないことをやろうとしている。私は、野田政権に強く警告したいと思います。
Q
野田政権に警告とのことですが、問責決議案の提出については、どのようにお考えですか。
A
問責決議案は参議院での専権です。私どもも意見を言う時は、このまま行ったら、近づいてくるのではないか。3党合意を各党が苦しんで、信頼関係に則ってやったことを全て捨て去るような民主党の対応で、信頼関係はなくなりつつあります。
Q
また、不信任決議案について、幹事長のお考えをお聞かせください。
A
内閣が、野田政権が信任するに足らずということは、私たちも兼々申し上げてきた通りです。その問題についても、このまま何の反省もなく突き進むようなことでは、考えていくことになると思います。
Q
本日の本会議で、李明博韓国大統領の竹島上陸と天皇陛下に関する発言に抗議する決議案が採択されました。自民党として、その意義についてどのようにお感じですか。また、今、日韓関係がゴタゴタしている状況について、幹事長のご所見をお聞かせください。
A
今日も、参議院の予算委員会で、外交問題の集中審議が行われています。やはり、韓国は隣国で、その隣国との関係は悪化させることは、私は望ましいことではない。しかし、外交上の非礼、総理の親書を読みもしないで突き返してくることはありません。そもそも、そういう事態を招いたのは、民主党政権、鳩山・菅と続いた2つの政権が日米関係を著しく悪化させた。その隙に、韓国がそういう暴挙に出てきた。そのことを忘れてはいけないと思います。
Q
自民党が仮に政権に復帰した場合、今の民主党政権で悪化した日中、日韓関係の改善に向けて、どのように取り組むお考えですか。
A
今のご質問は、ともかく選挙があって、国民の皆さま方が次の政権の枠組みを決めていただいた中で、どのような立場であろうと、私どもは日中、日韓関係はしっかりやる。しかし外交である以上、毅然たる対応はしていかなければならないと思います。
Q
今回の強行採決を受けて、国会は不正常になったという認識でしょうか。また、今後審議に応ずるかも含めて、国会対応についてのお考えをお聞かせください。
A
憲法を読めば、政府は与党と協力して、出した法案を成立させる。これは当然のことです。その法案を成立させるためには、野党の協力を得ることを、与党の責任で行っていかなければならない。先程も申し上げましたが、信頼関係が失われつつある今、与党の皆さんには、善処を強く求めたいと思います。それがない場合は、ご質問の通りになると思います。
Q
問責や不信任案の提出時期は、いつ頃を念頭に置いているのですか。
A
最終的には、総裁がご判断されることだと思っています。