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記者会見

石原伸晃幹事長ぶら下がり会見

平成24年8月8日(水)11:18~11:23
於:党本部4階エレベーターホール
石原伸晃幹事長

質疑応答

Q
今の十役会議で決まったことをお聞かせください。
A
ご存じの通り、今朝、3党の国対委員長会談があって、城島国対委員長の方から、「一体改革の法案を成立させてほしい。不信任案と問責決議案を否決してほしい。その後、近い将来、きちんと国民の信を問う」という話がありました。これに対して、岸田国対委員長・漆原国対委員長から、「近い将来は一体いつなのか。その文言をもう少ししっかりしたものにしていただかなければ、『成立させた後、直ちに信を問う』ということを言っていただかなければ、総裁を裸で出すことはできない」ということを話し合い、今、ボールは民主党幹部にありますので、どういう回答が返ってくるか、見守っているところです。もうすでに、中小野党による不信任案、問責決議案も出ており、それを店晒しにしておくわけにはいきませんので、自ずとタイムリミットはある。そこをしっかり押さえた上で、また新たな提案があったら、対応を協議しようということを決めたところです。
Q
民主党から新たな提案があるのは、何時頃という目途はありますか。
A
ありません。ただこちらもいつまでも待つつもりもありませんし、しかるべき時に対応しなければならないと思います。
Q
自民党としての期限はいつまでですか。
A
午前中ということです。
Q
今の会議で、谷垣総裁からどのような発言がありましたか。
A
谷垣総裁としては、「野田総理も、昨日から何らかの対応をしなければいけないという動きは見られるので、見守っていかなければならない。しかし、いつまでもズルズルとそれを見守っているということでは、単なる時間稼ぎの片棒を担ぐことになるので、期限を区切って、きちっと対応していかなければならない」とおっしゃっていました。
Q
出席者の方から、「近い将来」とかそういった提案について、党首会談の申し入れもあったと思いますが、どういった意見があったのでしょうか。
A
やはりあの、3番目の「近い将来」、そんなこと言っているようじゃ、これは参議院サイドからですが、「問責を処理してからでなければ、法案の採決はできないので、問責権を放棄するにふさわしい言葉でない限りは断じて応じることはできない」という強い意見が、参議院サイドから出されました。
Q
向こうから党首会談の要請があったと思いますが、それについて自民党はどのように対応されますか。
A
いえ、党首会談の要請はありません。
Q
今後、幹事長会談は調整されているのでしょうか。
A
電話の一本もありません。
Q
「近い将来」という言葉について、幹事長の受け止めをお聞かせください。
A
「信を問う」ということは、初めて言われたと思いますね。「信を問う」という言葉では。そこは評価できますけれど、では「近い将来」ということはいつを指すのかまったくわかりませんので、もっと具体的な表現を言っていただかなければ、私どもは到底納得できないとの受け止め方です。
Q
誠意というか、真剣な態度は感じられたでしょうか。
A
参議院サイドの方から言わせると、問責権を放棄するに値しないという厳しい意見は出ていました。私は受け止めとしては、「信を問う」と言ったことは一歩前進なのかなと。ただし、「近い将来」が一体いつを指すのか、そこは私直接聞いたわけではありませんので、あまりにも漠然としているというのが率直な印象です。