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記者会見

石原伸晃幹事長記者会見(役員会後)

平成24年7月31日(火)10:30~10:40
於:党本部平河クラブ会見場

冒頭発言

石原伸晃幹事長

参議院で、社会保障と税の一体改革委員会の中央公聴会の日程も決まった。本来なら、与党が出口について、この辺でどうかという話があってしかるべきであるが、これまた、こちらは速やかに、先方はお盆明けと、与党が支離滅裂な対応を取っていることは、甚だ遺憾なことだと思う。さらに併せて、特例公債法の修正、選挙制度改革を来週中に採決したいとのことである。特例公債法の方は、ある意味パッケージであるので、そのことを採決の時期が全く別々と言うのはおかしいし、衆議院で採決をする、参議院で出口が決まっていない中で、それを行うことは大きな矛盾をはらんでくる。もう皆さんおわかりのこと通り、私たちは予算案に反対しているので、特例公債法にも反対である。そういうことがわかっているのか、また与党の方に反対の方が多数いらっしゃる。そういうことをしっかり整理して持ってくるのが筋であるし、選挙制度についても、どういう落とし所に持って行くのか。衆議院で、数で通して参議院で否決されるという衆議院の選挙制度改革はあって良いのか。そういうことをしっかり考えていただくのが与党の責任だと思う。

【谷垣禎一総裁発言】

「山口県知事選挙では、山本繁太郎候補が当選することができた。一時苦戦との報があったが、各位の努力で立派な成果を収めることができた。感謝申し上げる」
「一体改革法案については、お盆前の決着に向けて、ご苦労いただいている。お盆前の採決を目指したい。3党合意について、国民の理解を得て進めていくためにも、国民に信を問い直すことが必要だ」
「特定公債法について、国債の財源は消費税となっており、参議院で一体改革が決着していないのに、ゴリ押しして、衆議院で採決しようとしているのは、参議院審議を軽視していることであり、どう考えているのか。しっかり頑張って行きたい」との発言があった。

【大島理森副総裁発言】

「山口県知事選挙、ご苦労様であった。対立候補の陣営がどのような形で、資金を使っていたのか、どこからその資金を得ていたのか、しっかり検討していかなければならない。平岡元法務大臣の対応は、民主党の議員であるのに、腹立たしい」
「一体改革法案も公聴会を決めてもらった。しっかりと戦っていきたい」との発言があった。

【石原伸晃幹事長発言】

山口県知事選挙の御礼と「出口が見えてきた。参議院によろしくお願い申し上げる」と発言した。

【岸田文雄国対委員長発言】

「特例公債法の修正案が今日の本会議で提出される。3月時点で決めた参考人質疑、総理入りの質疑を要求している」
「選挙制度改革は、民主党がどのような方向性を出すか、メドが立っていない状況である」
「国債の財源は消費税である。民主党の造反者が特例公債法に賛成するのか、見極める必要がある」との発言があった。

【脇雅史参議院国対委員長発言】

「社会保障と税の一体改革特別委員会は、日程的には、順調に進んでいる。6日・7日の中央公聴会も決まった。8日の締めくくり総括質疑、採決を目指している」
「民主党政権の検証を44ページでまとめた。これを前提に然るべき対応をとりたい」との発言があった。

【中曽根弘文参議院会長発言】

「(社会保障と税の一体改革は)お盆前の決着に向けて、頑張りたい」
「参議院選挙制度改革について、昨日各党代表者会議を開いた。4増4減案は合意に至らず、民主党が法案を提出することになった」との発言があった。

【茂木敏充政調会長発言】

「特例公債法は手順がおかしい。衆議院で否決される。我々は予算に反対しており、財源の特例公債法も反対である。つなぎ国債の財源は消費税である。国民の生活が第一、新党きづなも反対している。特例公債法に賛成するということは、消費税に賛成ということになるということをわかっているのか」
「原子力規制委員会の同意人事については、政調会で関係者を集め、検討会議を開く」との発言があった。

【河村建夫選対局長発言】

山口県知事選挙の結果、8月2日の選対本部会議についての発言があった。

【塩崎恭久報道局長発言】

世論調査についての発言があった。

【菅義偉組織運動本部長発言】

ブロック幹事長会議についての発言があった。

【保利耕輔憲法改正推進本部長発言】

「憲法改正草案について、2種類のパンフレットを作成したので、ご愛用していただきたい」との発言があった。

質疑応答

Q
総裁選挙の日程について、民主党は9月21日の代表選挙の実施ということでほぼ固まったようですが、現段階ではどのようにお考えですか。
A
総裁公選規程には、「議員投票の投票日は、総裁の任期満了日前10日以内とする」という規程があります。公明党も、代表選挙で党大会を開かなければならないのです。ですから、重ならないようにしかるべき時に決めていきたいと思います。
Q
「出口が見えてきた」という発言がありましたが、一体改革関連法案の出口が見えてくれば、その後、解散に追い込んでいくんだということで谷垣総裁も山口代表も先日一致したという話がありました。それ以降の動き、問責や不信任案の提出時期や、何を出すのかについてのお考えをお聞かせください。
A
ご関心があることは大変よくわかりますが、これは秘中の秘です。よしなに、よしなにやらせていただきたいと思います。
Q
参議院で、無所属の長谷川大紋議員が自民党会派に合流する意向で、これで民主党会派と1議席となります。今後、参議院自民党は、どのように対応していくのですか。
A
今、2議席というところまで詰まってきました、参議院の方々がいろいろなご努力をしていることは承知しています。誰が誰にどうするということは、これまた秘中の秘です。
Q
山口県知事選挙で勝利し、これまでの谷垣執行部には、大きな地方選挙、国政選挙でも負けがありません。これをかなり評価する声が一部にあり、谷垣総裁の再選の道のりとの位置付けもありますが、幹事長はどのように評価していますか。
A
お陰様をもちまして、大きな選挙で負けずに、ここまで来させていただきましたし、鳩山政権、菅政権と2つの政権を倒してきた。この実績は総裁の実績だと思います。
Q
関連して、森・元総理が谷垣総裁の再選を支持するような発言をされましたが、幹事長のご所見をお聞かせください。
A
直接お話を伺っておりませんが、親しい記者の方々との懇談の中で、そのような趣旨の発言があったということは聞いております。過去の選挙の実績とか、あるいは今後の見通し等々考えての発言ではないかと推測しているところです。