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記者会見

国会軽視ともとれる野田総理の発言の変節について石原伸晃幹事長ぶら下がり会見

平成24年7月13日(金)15:30~15:35
於:党本部4階エレベーターホール
石原伸晃幹事長

質疑応答

Q
昨日の予算委員会で野田総理が発言した内容を、民主党の両院議員総会で撤回するような、国会軽視とも受け取られる発言をしましたが、幹事長の受け止めをお聞かせください。
A
「政治生命をかける」、「男子の本懐」とまで、総理が言っているのだから、ウロウロするな、キョロキョロするな、腹を据えてあたれと、総理に申し上げたいと思います。
Q
今後の国会審議にどのような影響があるとお考えですか。
A
嘘つきだよね。国会で言ったことをその後否定されたら、国会の議論は成り立ちません。しっかりしていただかなければ、国会で物事は先に進みませんし、さらに今日は、参議院予算委員会理事懇で民主党の委員長が17日の予算委員会を流してしまう。やはり、野田総理の意向というものが、案の定と言うべきか、参議院には及んでいない。そんなことでは、私たちは協力できないと思います。
Q
3党合意がなされてから、民主党と自民党の間で意見の相違があるなど、民主党は不誠実な対応になっていると思いますが、幹事長のご所見をお聞かせください。
A
それは、茂木政調会長の質問の中にあった通り、マニフェストでできないことを取り組み中と言い、誰も、普通の人が読めば、3党合意で最低保障年金の法律案が出しても誰も議論しないということが明記されているにも関わらず、詭弁を弄する。そういうことでは、何が一体本当で、嘘なのか、私は野田総理が嘘つきだと思いますが、そういうことを国民の皆さまが思ってしまうことのないように、国会は言論の府であると同時に、国権の最高機関でありますので、そういう自覚を持ってもらわなければ、国会で言うことと外で言うことが違ったり、個人的な見解だと言ってしまったら、民主主義は成り立ちません。
今日、日本航空の再上場に反対する決議を、わが党の国土交通部会で決定し、私も先程説明を受けました。これも民主党の政策というものの、一つの最たるものだと思います。5000億円の損切りをしたり、あるいはこれから今後7年間法人税を納めない。このような形で、不公正な航空競争が行われているということを看過してはならないという内容ですが、こういうことも国会で徹底的に議論していかなければならないと思います。
Q
時事通信の世論調査では、内閣支持率21.3%と、野田政権になって最低となりましたが、幹事長の受け止めをお聞かせください。
A
これはやはり、国民の皆さま方が野田政権の行うことに対して、政策も中心に考えた時に、やらないということをやって、やるといったことの多くをやっていない。そろそろ私たちの声を聞きなさいと言っているように、私は受け止めさせていただきました。
Q
一連の野田総理の発言を受けて、3党合意の状況が崩れているという声が出ていますが、幹事長のご認識をお聞かせください。
A
今、ご質問がありました通り、党内でも、ここまで約束したことを違うというようなことを言ったり、更には与党の中に反対する人を抱えたまま、そして、その反対を声高に唱える方々がいて、3党合意が成り立っているのかということを、総理経験者の方でも、「こんなことを許してはいけない」と強くおっしゃってくださる方がいますので、冒頭申しました通り、野田総理にかかっている。野田総理がこのような態度を続けていくならば、私たちは、野田総理と決別をすることもあるのではないかと思います。