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記者会見

民主党「小沢代表グループ」の離党を受けて石原伸晃幹事長ぶら下がり会見

平成24年7月2日(月)14:05~14:10
於:党本部4階エレベーターホール
石原伸晃幹事長

質疑応答

Q
民主党の小沢元代表のグループ、衆参52名の議員が離党届を提出しましたが、幹事長の受け止めをお聞かせください。
A
政治的には、マニフェストと違うことをやった野田総理に対して、けじめをつけたということだと思います。民主党の混乱によって。26日の採決から1週間経って、この後また、延々と国会の院の構成等で、委員長を誰にするのか、理事を誰にするのかという混乱が続くわけです。この責任を一日も早く取ることが野田総理の最大の使命ではないかと思っています。
Q
参議院議員も12名離党していますが、自民党としてどのように対峙されるのですか。
A
参議院で12名、他党になると、議院運営委員会に理事を出すことになります。参議院では野党第3党、衆議院では野党第2党の勢力ができる。大きな混乱です。決められない政治と言われていた野田民主党政権に、私たちは、社会保障と税の一体改革において協力させていただきました。また、決められない政治に逆戻り。野田総理は、ここまできたら、これだけグチャグチャになってしまったのだから、法案が通ったら、一日も早く国民の皆さんに信を問う責務が生まれたと思います。
Q
3党で修正合意し、採決まで持って行った結果、小沢氏らが離党し、民主党が分裂しましたが、改めてご感想をお聞かせください。
A
先程申し上げた通り、採決から1週間経ったわけです。今週、参議院で審議が始まるのかと思ったら、50名が民主党から出ていくことになれば、院の構成が違ってきます。自民党と公明党の間に、本会議場に小沢新党が入ってきます。あるいは、理事、委員長をどうするのか、これは民主党の責任です。また、国会は、にっちもさっちも行かなくなる。その責任を野田総理はどう考えているのか。やはり、ここまでグチャグチャになってきたら、国民の皆さん方に聞いてみる。そういうことを野田総理が早く言われたら良いと思います。
Q
解散を早期に求めるということですか。
A
当然です。ご自身の責任、それ以外に、この混乱を回復する道はないのではないですか。我々に対しても失礼です。物を頼んでおいて。
Q
一体改革関連法案の成立までは、自民党としては、小沢新党に協力することはないということでよろしいでしょうか。
A
小沢さんたちは、反対ですからね。
Q
今回の動きが政界再編に繋がるとの指摘もありますが、幹事長のご所見をお聞かせください。
A
政界再編というより、流動化したわけです。院の構成が著しく変わる。ここまでグチャグチャにしたのは、野田総理ですから、国民の皆さんに、はっきりと白黒つけていただく。そういうところにきたのではないでしょうか。
Q
一体改革関連法案が成立した後、内閣不信任案を巡って、小沢新党と協力する可能性はあるのですか。
A
まだ小沢新党は、できていないのです。
Q
できた場合は。
A
どうできるか、決まっていないですよね。
Q
小沢新党と新党きづな、新党大地・真民主が統一会派を組んだ場合、内閣不信任案を提出することが可能になりますが、その場合、自民党はどのように対応されますか。
A
仮に、どうしようか考えておきましょう。