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記者会見

石原伸晃幹事長ぶら下がり会見

平成24年4月18日(水)18:35~18:41
於:党本部4階エレベーターホール
石原伸晃幹事長

質疑応答

Q
本日、自民党などが前田国土交通大臣、田中防衛大臣への問責決議案を提出しましたが、両大臣とも可決されたとしても、辞める意思のないことを明らかにしました。幹事長の受け止めをお聞かせください。
A
ご自身の胸に手を当てれば、田中大臣も衆参ともに予算委員会の集中審議がありましたが、途中で詰まって、また例の通り、官僚が説明に行ったり、代わりに外務大臣が答弁したり、人柄を別にして、国防は国の根幹ですから、国民が安心できる体制を作っていかなければならない。ご自身がご判断されることだと思います。
また、前田大臣にしても、国土交通省の封筒、名刺。これは地位を利用した選挙での誘導ですよね。事前運動も禁止されています。どの選挙に、誰が出るから、お願いしますと、この3つがあったものは、間違いなく公職選挙法違反です。例えば、同窓会の会長さんが、同窓会の若い何とか君が何とかの選挙に出るので、お願いしますとの手紙を出したら、それは捕まります。警察の皆さんがしっかり証拠を集めて、適切な判断をして下さると思いますが、そういうことを知らなかった。知らなかったら何をやっても良いのか。これも倫理の根幹だと思います。
世論がどのような反応をするかを見極めて、週が明ければ、適切な判断を両大臣もされると思います。また、思いたいです。
Q
仮に辞めなかった場合、参議院として認められない大臣と審議をすることになるかと思いますが、自民党はどのように対応されるのですか。
A
先程申し上げたように、誰が見ても、今回のミサイル飛来の情報伝達不備一つを取って見ても、田中大臣の問題があります。また、前田大臣も行政手腕は素晴らしいものがありますが、選挙違反だと思われるようなことをやっておいて、サインしていなければ、誰かが文書を書いて、前田大臣の名前で出した、それで私は知らないと言うのなら、話は違いますが、自筆のサインですよね。しかも、プロジェクトの名前を出して、当選したら、やりますよと思わせるような文書、それを知らなかったでは、世の中通りません。
Q
自民党は、内閣の連帯責任ということで、全ての閣僚として審議できないということですが、各党間で違いがあるように思います。どのように統一行動を取るのですか。
A
これは各大臣の対応を見極めた上で、野党の皆さんで連帯して、一緒に問責を出した党もあるわけですから、この2人が不適格であるということを示した時、その後、しっかり考えていく問題だと思っています。
Q
民主党の対応について、輿石幹事長は「辞めさせる気は毛頭ない」と発言していますが、幹事長のご所見をお聞かせください。
A
ご自身が任命した、推薦した大臣ですから、立場上そういうことを言われていると思いますが、これも今日の委員会、この後告発される事態になれば、そういう強弁は通らないと思います。今日の今日、出しただけですから、別に可決したわけではありませんので、そういうことを言われているのだと思います。
Q
具体的には、参議院に送付された郵政民営化法改正案の審議が止まることへの、公明党の懸念があるようですが。
A
審議は止まらないのではないですか。議員立法ですから、大臣は来ないでしょう。
Q
郵政法案には影響ないとのお考えですか。
A
大臣は誰も来ないのではないですか。詳しくはわかりませんが、議員立法ですから、議員立法は、発議者が答弁するのだと思います。大臣は呼ぶのでしょうか。詳しく承知しておりません。
Q
問責が可決され、大臣が辞めなかった場合、審議に応じない可能性はあるのですか。
A
お答えさせていただいたように、私は、週末をまたげば、適切な判断をされると思います。お2人とも、人格に問題があるわけではないですから。