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記者会見

石原伸晃幹事長ぶら下がり会見

平成24年4月6日(金)12:45~12:50
於:党本部4階エレベーターホール
石原伸晃幹事長

質疑応答

Q
国民新党の問題について、連立の維持を訴え、自見金融担当大臣ら6名が、昨日、亀井静香代表、亀井亜紀子政調会長の解任を決め、今日、代表の交代届け出を総務省に出しましたが、この状況をどのように見ていますか。
A
一言で言えば異常事態でありますし、国民新党を支持してきた方々にとっては、一体何が起こっているのか、すなわち郵政民営化の改革を進めるということで政党が成り立っていたのに、ファウンダーの人を外して、後から入ってきた人たちが自分の地位に恋々として、自分の地位を守るために、このような騒動を起こしているとしか、支持者の人達は思っていないのではないでしょうか。それが一歩進んで、国会全体が一体何をやっているのか、連立政権が何をやっているのか、政府が何をやっているのか、問題山積であります。税と社会保障の問題を命懸けでやるならば、このようなゴタゴタ、そして党内のゴタゴタ、こういうものをしっかりと克服して、一枚岩になって、野党に対峙してこなければ、我々も、うかうかと話ができる状態になっていない。こういう厳しい状態にあることを野田総理もしっかりと受け止めてもらいたいと思います。
Q
自民党としての国会審議の対応について、参議院側は、国民新党がどういう位置づけなのか、明確にならない以上は、審議に応じるような環境にないとの考えを示しています。現時点の状況は、自民党として、国会審議に応じられる状況とお考えです。
A
これは亀井亜紀子政調会長に、与党なのか野党なのかと言ったら、野党だと言っている以上、これは本当に与党なのか野党なのか、本当に連立政権が維持できているのかどうか、国民の皆さま方にもわからない。こういうものをとにかく整備して、我々は一度も審議拒否していませんから。環境を整えるのは政府与党の責任ですよ。こういうものを見守りたいと思っています。
Q
午後には、自見大臣側が、野田総理に対して党首会談を呼び掛けていますが、ここで新たな連立合意ができれば、その時をもって、新しい連立政権が発足したということで、審議の環境が整ったとお考えですか。
A
何党なんですか。新しい政党を作って、自分勝手、私利私欲党でも何でもいいですが、それで連立を組んで、その連立政権を国民の皆さんが支持しますか。私はそういうものにはならないと思いますね。やはり人の道というのがありますよ。亀井静香代表が作って、ここまで引っ張ってきて、公私にわたってバックアップしてきたわけですよね。そういうものを自分たちが連立に残りたいからと言って、規約もないところでクーデターを起こした。そういう人たちに、支持は全く集まらないと思います。そこのところを野田総理はしっかりと見極めないと、「税と社会保障に命懸け」、「不退転でやる」と言っているが、環境がガラガラガラガラ自分の足元から崩れていっている。私たちがやっているわけではありませんよ。それがまさに政治の責任だと思います。
Q
消費税増税で、野田総理は各党に党首会談を呼びかけたいとの意向を示していますが、呼びかけがあった場合の自民党の対応について、幹事長のご所見をお聞かせください。
A
ありません。ふざけていますね。このこと一つ取って見ても。自分たちがゴタゴタしているから、何とか野党に助けてもらおう。そんな話ではありませんよ。党首会談を申し込むのであれば、何を成果として出すのか、事前にもあるいは、正規のルートで国対委員長や幹事長のルートでなければならないと思います。全くありません。ふざけていると一言で言わせていただきたいと思います。責任転嫁。
Q
自見新代表が総務省に受理されたということですが、これを決着と見ないということでしょうか。
A
だから、私利私欲党で自見さんが党首であると言うのなら、決着なんじゃないんですか。国民新党は亀井さんが作ったんでしょ。人の道というのがあるんですよ。人の道を外れたら、政治なんてできません。それを国民の皆さんが、あるいは国民新党を支持してきた方々がどう取るか。そういうことを考えて、野田総理も対応された方が、私はいいと思います。
Q
先日、石原慎太郎都知事と橋下大阪市長が会談されましたが、幹事長はどのように見ておられますか。
A
これは何も取材していませんので、実態は承知していません。もうしばらく経ったら、取材して来ようと思います。