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記者会見

石原伸晃幹事長記者会見(役員会後)

平成24年2月7日(火)10:22~10:32
於:党本部平河クラブ会見場

冒頭発言

石原伸晃幹事長

在沖縄・米海兵隊の移転を巡って、一体、何が真実なのか、国会で質していかなければならない。すなわち普天間基地の固定化につながるような密約が、日本政府とアメリカ政府の間で繰り広げられているとするならば、まさにその事態を招いた責任は今の民主党政権にあるということを質していかなければならないというようなことに、沖縄県民の皆様方の心を考えたときに、沖縄の方々に本当のことを伝えなければならないという思いを強くした。
谷垣総裁は、今朝、豪雪被害の視察に新潟県へ立たれた。午後には、塩谷総務会長が団長として、青森・秋田に行かれる。明日には、大きな寒波が来て、更なる豪雪も予想されるので、この事態については、党の対策本部等々でしっかり対応しなければならない。すでに、市や町によっては、すべて予算を使い尽くしてしまったとの報告も受けている。

【大島理森副総裁発言】

「地方選挙が行われているが、宜野湾市長選挙は、防衛局長の問題もあり、厳しい環境ではあるが、頭一つ抜け出せるように、これからも努力していきたい。参議院の審議で、普天間基地を固定化につながるような動きがあることが明らかになった。由々しき問題だ。防衛大臣、外務大臣を徹底的に追及していく」との発言があった。

【石原伸晃幹事長発言】

大島副総裁と同様な発言をした。

【岸田文雄国対委員長発言】

「中井予算委員長の強引な運営に強い不信感を持っており、慎重に対応していく。予算委員会の準備をしっかりやっていく」との発言があった。

【脇雅史参議院国対委員長発言】

参議院予算委員会の補正予算の審議日程についての発言があった。

【中曽根弘文参議院会長発言】

「前橋市長選挙が12日(日)から始まるが、しっかり対応していきたい」
「海兵隊の問題は、さらに遠くに行くということになると、安全保障上問題となるので、質していかなければならない」との発言があった。

【茂木敏充政調会長発言】

「予算委員会の議論を聞いていて、年金は、非常に問題があることが明らかになってきた。円高デフレなど、衆議院の本予算の審議でさらに追及していきたい」との発言があった。

【塩谷立総務会長発言】

「本日、豪雪の被害状況を見に、青森・秋田に出発する」との発言があった。

【河村建夫選対局長発言】

各級地方選挙についての発言があった。

【塩崎恭久報道局長発言】

世論調査についての発言があった。

【小泉進次郎青年局長発言】

「被災地訪問事業『TEAM-11 ~継続は"絆"なり~』という形で、これまでも行っていた活動であるが、毎月11日に被災地を訪問する」との発言があった。

質疑応答

Q
政府・民主党は、年金財源の試算について、公表せずとしていた対応に関して、昨日、一転して公表することを決めたようですが、受け止めをお聞かせください。また、公表することを受けて、民主党の輿石幹事長は、昨日の記者会見で「野党側が協議に乗らないのはおかしい」と発言していますが、国会で議論する方針に変わりはありませんか。
A
この問題でよくわからないのは、(年金試算を)出すと言ったり、出さないと言ったり、また出すと言ったり、何でタイムラグがあるのか。こんなことをやっていたら、情報を改ざんしていたと疑う人が出てくるのではないでしょうか。去年の資料ですから、速やかに出すべきだったと思います。本当に出すのでしょうか。ではこの国会に、予算委員会が開かれているので、予算委員会に提出すべきだと思います。
Q
郵政について、国民新党は、金融2社の株売却について、将来的に日本郵政の判断ですべて売却することを可能とする譲歩案をまとめましたが、現時点の自民党の考え方をお聞かせください。
A
震災が起こりまして、少しでも震災の財源に充てられるものがないかということを政府与党が言い出しておいて、いまだに国会には、株の売却ができない株式売却凍結法案が生きています。これも支離滅裂です。自分たちの間違いは間違いとして、認めれば良いのではないでしょうか。その上で、事態が変化したので、こうさせていただきたいと、そういうのが筋道だと思いますが、正式なルートで、昨日も郵政の実務者協議が行われて、若干、お話は聞きましたが、今日、話を詳しく聞いてみたいと思います。
Q
昨日のBS朝日の番組で、「胃ろう患者」の装置をエイリアンと例えていましたが。
A
そんなダイレクトな言い方は、私はしていないと思います。それは間違いです。しっかりとセンテンスを見ていただきたいと思います。
Q
発言の真意は。
A
真意というか、私は人間の尊厳というものを重んじていかなければならないということを絶えず言っていて、私自身もそういうことは、もう夫婦の間で行わないということを決めています。
Q
石原新党について、最近、石原慎太郎・都知事と会われていたようですが、どのようなお話しをされたのでしょうか。
A
親子の話ですので、今日は控えさせていただきたいと思います。
Q
新党に関しては、どのように受け止めていますか。
A
新党というのは、よく出ます。新党を作るのは、意外にいろいろな新党ができますが、新党を維持して、国政で、地方で、その政党が役割を担っていくというのは、なかなか簡単なことではないと捉えています。
Q
昨日の放送では、石原都知事が利用されているとの発言もありましたが。
A
詳しくは、何と言ったかは覚えていませんが、いろいろな見方があるのだと思います。
Q
米軍再編について、米国政府から在沖縄海兵隊の岩国基地への移転が打診されていることが明らかになり、一方、グアム移転に関してはかなり削減されていますが、受け止めをお聞かせください。
A
どういう協議が本当に行われているのか。最悪の事態は、普天間の固定化です。1996年の橋本総理とモンデール大使の合意、また2006年の合意などによって、普天間基地の危険を除去すると。騒音被害を受けている方々への負担を軽減するということを、日米政府が決めています。それが鳩山政権によりまして、迷走をしてしまったというところに、大きな問題があるということだと本質的には思います。
それに対して、国会答弁を聞いていても、本当のところがすっきりと伝わったかというと、まだ伝わっていない。本当の真実を野党の責任として、政府に説明責任を求めていくことが重要ではないでしょうか。
Q
普天間基地の固定化につながりかねないという認識ですか。
A
報道されている通りだとすれば、アメリカ政府が普天間の移設を断念して、それと海兵隊のトランスフォーメーションの関係の話を別に考えていると理解しても不思議ではないような事態が発生しているという記事の理解です。